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文京区のラーメン店
つけ麺 柾木まさき
【所在地】東京都文京区本郷2-39-7 【お店の地図】
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】11:00-23:00 土曜日11:00-19:00
【最寄駅】
東京メトロ丸の内線・都営大江戸線 本郷三丁目駅 各徒歩1分
【メニュー】
醤油ラーメン680円、塩ラーメン680円、つけ麺680円、塩つけ麺680円、梅しおつけ麺680円、辛つけ麺680円、ゴマつけ麺780円
◆トッピング
二品のせ250円(チャーシュー3枚+味玉)、三品のせ300円(二品のせ+のり)、五品のせ420円(三品のせ+野菜+メンマ)

【系統】東池袋大勝軒系東京ラーメン
【お店について】
 2005年11月創業。このお店は人の往来の多い本郷通り沿いにある。お店としては願ってもない好立地。木製の看板に白い暖簾が目印。店内に入ると木を多用したウッディな内装。L字型カウンター11席。地型は鰻の寝床のように細長く、中央にある柱を挟んで奥の客席に行くのには少々窮屈な空間。このお店のご主人は「大勝軒@高田馬場」出身で、夫婦二人で切り盛りをしている。つけ麺を主体としたメニュー構成ではあるが、ラーメンのメニューもある。また、大勝軒の流れを汲むお店の中において、「塩ラーメン」、「塩つけ麺」を扱っているのは珍しい。ラーメンもつけ麺も大盛が同価格というのは嬉しい限り。ならば大盛を頼まない手はない。このサービスが限定なのか、今後も続くのかはよくわからない。
醤油ラーメン@柾木
 本日は「醤油ラーメン」。差し出されたドンブリは直系が25cm前後もある大きなもの。陶器の肌合いがなかなかよろしい。スープの量も並々と注がれサービス精神が旺盛。最近、スープの量が少なく、お子様ドンブリのお店も見受けられる。スープを全部飲み干してなんとか満腹になるようなラーメンではけち臭い。そのあたりは店主の心意気を感じさせる。スープの表面にはラード層があり、やや油は多め。動物系と鯖節、煮干、鰹節などの魚介系、野菜などが滲み出たスープ。魚介系はやや控えめに感じるが飲みやすい味に仕上げている。インパクトはないが、バランスの取れた美味しいスープだ。若干節系特有の酸味があるものの、後味もよくグイグイ飲めてしまう。麺は長めで、中太の多加水麺。大勝軒系列の中では細めの印象。かん水がやや多めで、表面には滑らさかあり、噛むとプリプリとしたタイプ。茹で加減は柔らかめで、舌触りもよく量的には満足できる。チャーシューはばら肉のロール。薄切りで脂身は多め。存在感はあまりない。メンマはコリコリとした食感。他の具はネギと海苔。ビジュアル的には青みがあると良いと思う。
 大勝軒というブランド名を掲げないところからすれば、独自の味を進化させたいという気持ちが表れている。個性の強さという点からすれば、引力は弱いかもしれないが、まとまりのある美味しいラーメンといえる。トレンドを追うというよりもその地域に根ざしたラーメン作りを心がけているという印象。
【掲載】2006年5月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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こうや麺房こうやめんぼう
【所在地】東京都文京区本郷2-10-8 【お店の地図】
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】11:30〜15:00 17:30〜23:30 /土曜日11:00〜20:00
【最寄駅】JR中央線 御茶ノ水駅 徒歩6分
【メニュー】
支那麺630円、雲呑麺840円、又焼麺945円、高菜麺945円、鳥翼麺945円

【系統】こうや系東京ラーメン
【お店について】
 創業1994年。「支那そば屋こうや@四谷」の暖簾分け。御茶ノ水橋出口より、橋を渡り、順天堂病院の裏手にあるお店。四谷のお店と似た庇の看板が目印。木製の扉のガラス部分にはラーメンマークがついている。店内はL字型カウンター10席、テーブル14席。近燐に務める人々のランチタイムということもあり賑わっている。活気が溢れているので、落ち着いて食べるという雰囲気ではない。相席は必至。
こうや麺房@御茶ノ水・東京ラーメン
 本日は「雲呑麺(わんたんめん)」。他のメニューにも魅力はあるが、やはり看板メニューの魅力には負けてしまう。豚骨や鶏ガラ、玉葱を大量に使ったスープは、白濁している割りにはあっさりとしていて淡い味。鶏のダシが効いている。タレは醤油と塩の中間というよりは塩味に近い。油が少ない分、塩分や調味料の旨味成分が強調されるが、後味はスッキリとしている。スープはなみなみと注がれていて嬉しい。中細の縮れ麺はややコシの弱さがあるが、スープとの絡みもよくスルスルと口の中に収まる。量も170gと丁度良い。麺は中細と太麺の2種類が用意されていて好みで選べる。雲呑(ワンタン)はピロピロとした薄皮のものよりは厚め。大きめの具は噛むと肉汁が溢れ出て美味しい逸品。5個もついているので食べ応えがある。バラ肉巻きチャーシューは薄めのスライスだが大きめのものが2枚。メンマは濃い色をしているが程よい味付けでコリコリとした歯触りが良い。他の具は海苔と多めの万能ネギ。
 本家と変わらぬ味とサイドメニューの充実で、夜の時間も楽しめる。客の大半はリピーター。本家といえば「支那そば屋こうや@四谷」は2005年11月に火災となったが、その後復活。
【掲載】2006年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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神勢かみせ
【所在地】東京都文京区本郷3-39-9 【お店の地図】
【定休日】日曜日
【営業時間】11:30〜14:30 18:00〜売り切れ迄
【最寄り駅】東京メトロ丸の内線 本郷三丁目駅 徒歩4分

【メニュー】
しょうゆらーめん650円、塩らーめん670円、つけめん750円

【系統】中華そば系東京ラーメン
【お店について】
 春日通り沿いの本富士署前にあるお店。紺地に白抜きで店名が書かれたビニール製の庇、透明ガラスのサッシの扉、外装は至ってシンプルなつくり。ここのご主人は千葉県松戸市で開業支援をしている「五香さくら通り商店会・らーめん寺子屋」の出身で、2004年9月にこのお店を開店。店内はカウンター10席とテーブル4席のゆとりのある空間。券売機で見る限りメニューは多くはないが今後増えそうな感じである。
神勢@本郷三丁目・らーめん自由区
 本日は「しょうゆらーめん」。鶏がらと魚介系の香りが程よく立ち上り美味しいスープである。ガッツンとくるインパクトはないが、鶏の旨味が出ていてついつい飲んでしまう。醤油ダレは角がなく調和されている。自家製のやや縮れのある中細ストレート麺は柔らかめの茹で加減で滑らかな舌触りだ。6日間熟成させただけにモチッとした食感で美味しい。並も大盛も同料金というのは嬉しい限りだ。並は150g、大盛は約220g。飽きがこずスルスルと収まる麺なので大盛を注文すると良い。肩ロースを使ったチャーシューはふっくらとした感じ。ほど良い味付けのメンマ。玉子はほぼ固まりつつある半熟。
 店構えや内装を凝り、見た目で惹きつけて期待をもたせるお店が多い中、そうした演出はない。派手さはないが実で勝負という感じだ。奇をてらわず普遍的な美味しさを追求しているこの一杯は、食べ進むほどに旨さを感じさせてくれる。
【掲載】2005年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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信濃神麺 烈士洵名しなのしんめん れっしじゅんめい
【所在地】東京都文京区西片1-15-6 【お店の地図】
【定休日】月曜日
【営業時間】11:00〜翌2:00
【最寄り駅】
・都営三田線 春日駅 徒歩1分
・東京メトロ南北線 後楽園駅 徒歩5分

【メニュー】
拉麺650円、味玉麺750円、岩のり麺750円、焼豚麺1050円、信濃白味噌麺750円

【系統】笑楽亭系地鶏魚介ラーメン
【お店について】
 長野県長野市にある有限会社「笑楽亭」グループの東京進出1号店。ラーメン店や居酒屋など6店舗を展開している。言問通り沿いにあるこのお店は三日月の大きなマークが入った店名入りの看板が目印。外装そのものは黒塗りで時代劇のセットを彷彿とさせる。店内はカウンター4席、テーブル8席で外観と比べると意外にもこじんまりとした空間だ。カウンターには焼酎や日本酒が置かれ、メニューには「焼肉定食」などの食事や酒の肴なども充実している。2004年8月に開店。
信濃神麺 烈士洵名@春日
 本日は「味玉麺」の黒小麦麺。このお店では2種類の麺が用意されており、国産強力粉「信濃大地」を使用した大麦焙煎の中細縮れ麺と中国の高地で採れる原種に近い黒小麦を使用した細縮れ麺。どちらかをチョイスする。丼は「中村屋@高座渋谷」、「我流風@新宿三丁目」で採用されている朝顔型の形状。見た目は少なめに見えるが容量は大きい。スープは信濃地鶏とみゆき豚などの動物系、カマス干し・瀬戸内海産のイリコ・鯵干し・鯖節・鰹節・煮干の6種類の魚介系、そして羅臼昆布ダシのトリプルスープ。インパクトは無いが透明度があり、繊細且つ深みのある味と言えよう。白醤油のタレがスープを際立たせ、どちらかというとコンソメ風の塩ラーメンのような印象だ。具材としては珍しいエリンギとシメジを炒めたものが入っている。その味付の味醂や砂糖の甘味がスープに溶け出し、キレがありながら柔らかな味も滲み出ている。黒小麦麺は箸で持つとフルフルと揺れる感じで、プリプリとした食感だ。量は少な目でスープとの絡みはやや弱く、麺そのものの主張が強い。バラ肉のチャーシューは箸で触ると砕ける柔らかさ。味玉はデフォルトでもハーフが入っている。半熟でトロミがあり美味しい。
 お店のスタイルからすればお酒や肴を食し最後にラーメンで〆るという、ダイニングバー的な利用の仕方をすると更に楽しさが倍増するかもしれない。
【掲載】2005年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
文京区のラーメン店リスト
堂堂・閉店すすむ
【所在地】東京都文京区本郷3-5-1
【定休日】無休
【営業時間】11:00〜22:00
【最寄り駅】東京メトロ丸の内線 本郷三丁目駅 徒歩3分
【メニュー】
◆丸そば(清湯)−丸そば630円、味玉丸そば730円、焼豚丸そば830円、雲呑丸そば980円
◆九州らぁめん(白湯)−らぁめん650円、味玉めん750円、もやしめん750円、焼豚めん850円、替玉130円他
【系統】福のれん系中華そば・豚骨ラーメン
【お店について】
 「商いの正道を堂々とすすむ」というのが屋号の由来。「株式会社 鼓福」が展開する「博多らぁめん専門店 福のれん」の新事業店。他には「HIYORICO@銀座」も同系列。この新事業では経営戦略として“味わけ”という手法をとっている。FCとか暖簾分けではなく、工場で一括生産したスープと麺を提供し、屋号や看板、価格設定、メニュー、味等は各店舗独自でカスタマイズして営業するというもの。
 カウンター15席、テーブル2席の店内はまだ真新しい。このお店では清湯(ちんたん)と白湯(ばいたん)の2系統の味が用意されている。白湯を中核に据えているお店で清湯がメニューにあることに興味が引かれる。
堂堂@本郷三丁目
 本日は「味玉丸そば」。鹿児島産地鶏の丸鶏を炊き上げたスープに、魚介ダシを加えている。極めて透明度が高く、トッピングされた具材等からもビジュアル的には東京ラーメン風である。あっさりとしていて飽きのこない味だ。優しい味わいだが深みと後を引く旨味という点ではやや弱いかなという印象。中細ストレート麺はスルスルと口の中に入る滑らかな麺で淡いスープとの相性は良い。味玉は薄味のゼリー状、チャーシューは薄めのスライス。
 効率性を高めて美味しいものが提供されるならそれに越したことは無い。ブレの少ない安定したスープで何時、何処で食べても同じ味が提供される。それはそれで良いと思うが、作り手の真心が伝わる一杯といえるかどうか…。
【掲載】2004年8月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★☆☆☆
文京区のラーメン店リスト
天神屋てんじんや
【所在地】東京都文京区湯島1-11-13 【お店の地図】
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】11:30〜21:00(平日) 11:30〜15:00(土)
【最寄り駅】JR御茶ノ水駅聖橋口 徒歩5分
【メニュー】
醤油らーめん680円、つけめん750円、特選らーめん850円、特選つけめん900円、チャーシューめん950円、
味つけ玉子100円、ピリ辛50円他
【系統】中華そば系東京ラーメン
 2001年にOPENし、その後2004年にリニューアルしたお店。ラーメンの内容も気合を入れて一新した。白木をふんだんに使用した内・外装は温かみと清潔な感じがする。脱サラ店主夫妻2人で切り盛りをしている。ガッチリタイプのご主人とスレンダーな奥様の姿が対照的でなぜか印象に残る。カウンター12席。
天神屋@御茶ノ水・東京ラーメン
 本日は「特選らーめん」。ビジュアル的には「青葉」インスパイア系だが、内容的には動物系の力強いダシが前面に出たスープ。ゲンコツ、豚足、背ガラ、背脂、地鶏のモミジ、鶏ガラ等の動物系と昆布、鰹節、宗田鰹、各種の煮干等の魚介系をミックスしたスープはトロミさえある濃厚なもの。煮込んだ各種素材から更にストレーナー(ステンレス製の裏ごし器)でエキスを搾り出す。一口飲んでコラーゲンが多いことがわかる。脂ではなくエキスでこれほど濃いスープは稀である。宗田鰹をラードで煮込んだ香味油が香ばしい風味を醸し出す。麺は大成食品製の多加水の中太縮れ麺。スルリと一口で収まる位の短さは珍しい。美味しい麺だが、個人的にはもう少し硬めで、この濃厚なスープを持ち上げるかスープが染み込み込むような麺にするとベストのような感じがする。チャーシューは肩ロースの肉質の良いもの。煮玉子は味の染みたゼリー状。
 神田駿河台や外神田と違い、人通りが少ない場所である。立地条件は良いとは言えない。OPENした当時のラーメンは知らないが、試行錯誤をしながら独自のラーメンを改良し高めてきたことをこの一杯から感じとることが出来る。ご主人のこれまでの研究と向上心が今後も続けば更に完成度の高い一杯が生まれることであろう。
【掲載】2004年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
文京区のラーメン店リスト
柳麺ちゃぶ屋 本店
【所在地】東京都文京区音羽1-17-16 【お店の地図】
【定休日】火曜日
【営業時間】11:30〜15:00 17:00〜22:00
【最寄り駅】東京メトロ有楽町線 護国寺駅 徒歩5分
【メニュー】
らぁめん700円、葱らぁめん800円、チャーシュー麺900円、みそらぁ麺800円、ネギ味噌らぁ麺900円、
ザルらぁめん700円、ザルチャーシュー麺900円他
【系統】ちゃぶ屋系焦がしネギラーメン
【お店について】
 フレンチ出身の森住康二氏の店。護国寺駅から音羽通り沿いにある講談社を通り過ぎ程なく行ったところにある。間口が狭くビルの柱に入口が隠れているので、注意深く置き看板を意識しなければ通り過ぎてしまう。通りの反対側には同系列の塩専門店「ちゃぶや しおらーめん ぶらんち」を開業した。間口は狭いが中は広々とした空間になっている。岐阜の民家より取り寄せた古木を使ったオブジェとそれを取り囲むかのようにロの字型の大きなテーブルが置かれている。掘りごたつをイメージしたもの。左側には客席と同等の広さの製麺室があり麺への拘りを感じさせる。照明はやや暗く、ムードがある。厨房もガラス張りで見せる演出をしている。弟子の店としてはぶしょう屋@池袋、はな火屋@新宿、OKAZAKI@桜上水等があり、「黒船」というFCも展開している。
ちゃぶ屋@護国寺・東京ラーメン
 本日は「らぁめん」+煮玉子。水が入っているコップは歯医者さんで口を濯ぐものと同じステンレス製。口を清めてラーメンを待つ。背脂がかすかに浮かぶスープはゲンコツと背脂を煮込み、節系・昆布・生醤油・溜まり醤油・粗塩をブレンドしたタレと併せたもの。一口目で塩分をダイレクトに感じさせる。二口目で後味さっぱりの醤油が前面に出てくる。盛りつけ後に添加された焦がしエシャロットとニンニクの油を撹拌すると香ばしさと甘味が伝わってくる。「ホクシン」を始め3種類の国産小麦を使用した中太平ストレート麺はかん水少な目の美味しい麺だ。繊細さを感じ小麦の味が伝わってくる。柔らかめに茹でられているので、食感としてはもう少し引っかかりがあると良いとも思う。大ぶりのチャーシューはロース肉で箸で触ると解れる。煮玉子は固ゆで味付け。
 単独で飲むスープはしょっぱさを感じるが多めに入ったもやしや万能葱、麺と絡めればいい塩梅。麺の柔らかさもトータルで考えれば適合しているのかもしれない。ビジュアル的にも味的にも一つの独立したスタイルを確立している一杯。
【掲載】2003年 【行列】4人 【らーめんの王様】★★★★☆
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