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千葉県のラーメン店
さい
【所在地】千葉県市川市南八幡2-4-17 【お店の地図】
【定休日】月・火曜
【営業時間】11:00-15:00/18:00-20:00
【最寄駅】JR総武線他 本八幡駅 徒歩15分

【メニュー】
○らーめん650円
○つけめん850円
※味は下記から選ぶ
@豚骨(醤油)、A豚骨(塩)、B豚骨(濃口醤油)、C醤油、D塩、E濃口醤油
《限定》潮菜めん850円
□半熟味付玉子+100円
□本日のデザート250円


【系統】創作系オリジナルラーメン

【お店について】
 2001年創業。駅を降りて、目印となる対象物は「ニッケコルトンプラザ」という専門店・映画館などの集合施設。その前の街道を南下し、暫く歩くと見えてくる。最寄り駅から結構歩く。独特の書体で書かれた「菜」の文字の入った看板とオレンジ色のひさしが目印。店内はこじんまりとした空間でカウンター8席。インテリアは全て手作りといった感じ。冷水はセルフだが、冷水機ではなくアクリル製の容器に木炭と氷が入ったもの。バンダナを頭に巻いたフレンチ出身のご主人一人で切り盛りをしている。骨の下処理用から、スープの仕込み、麺茹で用にまで9本もの寸胴を駆使している。スープは大別すると丸鶏中心と豚骨中心の2種類で、タレの使い分けにより色々な味を構築している。


 本日は「潮菜めん」+半熟味付玉子。メニューを見て少し迷ったが、まず最初に目に付いたものをオーダー。差し出されたドンブリは四角。ラーメンドンブリとしては珍しい。ホタテ、アサリ、干し海老の魚介系を加え、ほうじ茶や豆乳でコクを出す手の込んだスープは、豚骨と鶏のWスープ。一口飲むと濃度が薄めで非常にサラリとしている。鶏の方がやや前面に出ている印象。鶏ダシのあっさりとした味わいでとてもピュア。インパクトがない分、起伏がなくフラットな感じ。口の中に含み感じるものは海のイメージ。岩海苔の風味が漂い、ネーミングの通りの作品。独創性はあるが、焦点が定まりにくく一言では表現しにくい繊細なもの。最後の一滴まで飲み干せる穏やかなスープであることは間違いない。麺は細縮れ麺でコシとハリがある。硬めの茹で加減で啜りやすい。絡みは若干弱い。チャーシューは厚さが4mm位の肩ロース肉。肉質がしっかりとしていて、ローストビーフのようなふくよかさで肉の繊維も残り旨みも充分。味付けは薄めで、肉本来の味を噛みながら楽しめる。味玉は黄身がゼリー状。他の具はほうれん草。
 限定メニューも登場し人気を集めるお店。ブランマンジェ(白い食べ物:ババロアとかムースのようなもの)などの日替わりのデザート類にも魅了されるファンが多い。一つの味で勝負というよりは、変幻自在のスープを楽しんでもらうというのがこのお店のスタイル。一度だけだとストレートにはわかりにくいが、何度か足を運べばその真髄が見えてくるような気がした。
【掲載】2006年5月 【行列】1人 【らーめんの王様】★★★★☆
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黒豚軟骨らうめん ○超・閉店まるちょう
【所在地】千葉県市川市大和田3-23-10
【定休日】水曜
【営業時間】11:30-14:30/18:00-23:00
【最寄駅】JR総武線他 本八幡駅 徒歩18分

【メニュー】
○らうめん650円、黒豚軟骨らうめん930円
□そばろごはん170円、軟骨ごはん300円
□味玉150円


【系統】創作系黒豚軟骨ラーメン

【お店について】
 創業2001年。市川駅南口の小料理屋「しば」の店主が開いたお店。続いて2002年に塩ラーメン専門店として開いた「○超・市川店」は再開発のため閉店。店名にもある「黒豚軟骨」のスープと軟骨チャーシューが評判のお店。
 駅から歩くとかなりあるが、バスを利用する方法もある。産業通り(県道283号)沿いにあるこのお店は店名の書かれた大きな黄色い看板が目印。外観は「街道沿いのラーメン屋さん」というイメージにピッタリの間口の広さとサッシの扉。店内はカウンター9席で、厨房、客席共にゆとりのある空間。食券制でお冷やはセルフサービス。

○超@本八幡★らーめん自由区
 本日は「黒豚軟骨らうめん」。変形された陶器のドンブリは味わいがある。色鮮やかな具が綺麗に盛られ食欲を掻き立てられる。洋食や和食の経験のあるご主人の培ったものが映し出されている。ダシは軟骨を沸騰させないように煮出したものがベース。透明感のあるスープはコンソメのようなすっきりとした優しい味わい。あっさりとしながらも食べ進むうちにチャーシューからのエキスが溶け出してコクが徐々に深まっていく。飲み進むと味醂による甘さが際立つ。煮物には合いそうだが、控えめの方が全体が凛とした表情になるように思う。中細の縮れ麺は適度なコシがあり、スルスルと口に収まる。チャーシューは鹿児島産黒豚の軟骨を使用。関東では手に入りにくく、豚1頭から800gしか取れないという部位。軟骨というとコリコリとしたものを想起するが、肉の部分は歯応えがあり、ゼラチン質の軟骨はトロトロとした食感。約10時間の手間ひまをかけて作っているのでとても柔らかく絶品といえよう。季節により変わるという野菜は、茎がシャキシャキとした小松菜、三つ葉、揚げ葱、サツマイモの素揚げ、蒸かしたジャガイモ、ネギ等ととてもヘルシー。野菜の切り口から伺える包丁さばきは和食での腕前を物語る。他の具は海苔、メンマ。残ったスープにライスを入れて茶漬けにするのが店のお薦め。
 場所柄や店構え、雰囲気からは背脂豚骨醤油ラーメンを提供するお店のような印象を与える。和の趣がありとても上品なこのラーメンには似つかわしくない。そのあたりは惜しい気がする。

【掲載】2005年12月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
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魂麺まついこんめん まつい
【所在地】千葉県市川市南八幡3-6-17-102 【お店の地図】
【電話】047-370-5300
【定休日】木曜
【営業時間】11:30〜14:00(土日祝は〜15:00)/18:00〜24:00(日祝は〜21:00)
【最寄駅】JR総武線他 本八幡駅 徒歩4分

【メニュー】
○魂麺(こんみん)600円、太魂600円、塩太魂700円、黒味噌魂麺800円
○魂つけ麺700円
□味玉100円、チャーシュー100円


【系統】13湯麺系創作ラーメン

【お店について】
 2004年7月創業。「13湯麺(かずさんとんみん)@松戸市五香」の店主・松井一之氏の新業態の直営店。松井氏は開業支援をする「らーめん寺子屋」の塾長であり、「千葉拉麺四天王(=13湯麺@五香/マルバ@浦安/必勝軒@津田沼/末広家@本千葉)」の1人に数えられている。「ラーメン作りは魂」というのが信条なだけに、店名やメニューのネーミングには「魂」の文字を入れている。白地に黒で書かれた店名の大きな垂れ幕が目印。食券制。L字型のカウンター13席でスッキリとした空間。店の横にはテラス風の席もあるが使用されてはいないようだ。お冷やはレモン水。

魂麺まつい@本八幡・太魂
 本日は「太魂」。白濁したスープは鶏白湯ベース。老鶏(卵を産まなくなった鶏)を使っている。それに魚介、しじみのダシをプラスしたもの。表面には鶏油(チーユ)が浮かびコクを深めている。まろやかでバランスが良く、旨味と深みのある味わい。塩梅はしょっぱく感じる一歩手前で絶妙。適度なコッテリ感のあるスープに水菜のシャキシャキとした食感が合っている。自家製麺の中太の平縮れ麺は幅が2、3ミリ程度で透明感がある。メニューによって、2種類の麺を使い分けている。やや柔らかめに茹でられてはいるが、適度なコシがあり、小麦粉の密度が高い感じがして美味しい麺。ピロピロした感じがスープとの絡みを良くしている。量も220グラムと満足がいく。チャーシューは肩ロース肉で、甜麺ジャンをベースにしたタレに一晩漬け込み、オーブンでじっくりと焼きあげたもの。噛むと弾力性があり、香ばしさが口の中に広がり香辛料の風味も漂う。メンマは短めの細切りでコリコリとした食感。他の具は大判の海苔とネギ。
 食べ始めはサプライズこそないが、食べ進むと徐々に引き込まれていく。食べ終えた時の満足感はあり、完成度が高い一杯。丹精に作られ、まとまりがある分、衝撃度では弱い。その分、時々魅力的な期間限定メニューを織り交ぜて工夫をしている。

【掲載】2006年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
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らうめん極きわみ
【所在地】千葉県市川市欠真間2-19-17 【お店の地図】
【電話】047-307-0159
【定休日】月・第3火曜
【営業時間】11:30-14:00/18:00-翌0:00(金・土・日〜翌1:00)
【最寄駅】東京メトロ東西線 南行徳駅 徒歩14分

【メニュー】
○極らうめん700円、岩塩らうめん700円、ごま辛らうめん(味噌)850円
○ざるらうめん900円、豚とろらうめん900円

【系統】和風だし系ラーメン

【お店について】
 このお店のご主人は新宿の高級ホテルで、中華料理を専門としてその腕を振るっていた。その後、独立し2002年7月にこのお店を開店。一枚板の看板と「極」と大きく書かれた垂れ幕が目印。店内はカウンター8席、テーブル11席の落ち着いた雰囲気。

らうめん極@南行徳・らーめん自由区
 本日は「極らうめん」。名古屋コーチンのガラをベースに、ワタリガニ、秋刀魚の煮干し、イカのゲソなど30種類にものぼる素材を使ったスープ。上品で甘味のある味は飽きがこない。あっさりとしながらも深みを感じさせるスープだ。表面に浮かぶ、雄と雌の鶏から摂った鶏脂がコクを増す。中細の縮れ麺はコシが適度にありしなやかな麺だ。スルスルと滑らかな舌触り。厚手で広口の丼なので麺がスープの中でよく泳ぐ。バラ巻きチャーシューは箸で触ると砕け、旨味を感じる。岩のりはしょっぱさもなく風味が良い。メンマや煮玉子など他の具も丁寧な仕事がなされている。
 技法や素材選びなど随所に中華をうまく取り入れていることが伺える。視覚的な効果も良く美味しそうに見える。洗練されている分、インパクトが控えめだ。ベースがしっかりしているので、味に強調とか立体感が出てくると極みに達するのではないかと思う。
【掲載】2005年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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かっぱ 「だんちょうてー」に改名
【所在地】千葉県市川市南八幡4-7-12 【お店の地図】
【電話】047-370-3324
【定休日】無休
【営業時間】11:30〜15:00/18:00〜スープ終了
【最寄駅】JR総武線 本八幡駅 徒歩2分

【メニュー】
○らーめん(濃・薄)600円、しおらーめん700円、かっぱスペシャル(濃・薄)1000円
□替玉200円

【系統】和風醤油系ラーメン

【お店について】
 「かっぱ@浦安」の2号店。2002年10月開店。以前、注文のたびに七輪で炙るチャーシューがテレビ番組でクローズアップされた。黒塗りの壁、白地に黒で店名が書かれた提灯が目印。店内に入るとBGMにJAZZがかかり落ち着いた雰囲気。カウンター8席のみだが、後方に待合のスペース兼荷物置き場があるので広く感じられる。

かっぱ@本八幡・らーめん自由区
 本日は「らーめんの薄口」。スープの味の濃さが2種類ある。最初は濃口を頼んだがお店の方が「本当に濃い方でよろしいのですか」と念を押したために変更。「しょっぱい味なのですか」と聞いて頷いたところをみると醤油ダレの量の違いということであろうか。敢えて頼んでみようかという気にもなるがお薦め通りにしてみた。お薦めしない方が逆に考えるとお店の自信作、人気メニューなのかもしれない。
 正に黒褐色のスープだが、見た目よりは塩辛くはない。3mm程の表面を覆うラードの層が熱々の状態を保つ。スープは豚骨、鶏がらをベースに羅臼昆布、煮干、椎茸、宗田鰹等の材料を使い、鴨の脂も使用しているそうだ。動物系のダシは弱めで、チャーシューを漬け込んだタレの醤油とホンワリと香る鰹の風味を感じさせる。ラードの多さはサラっとした感じをもたせ、全体のバランスを整える役目をもっているがダシが前面に出ることを抑えてしまっているようだ。麺は「浅草開化楼」製の中細の縮れ麺。低加水率で吸収性が良く、既にスープの色がついている。コシが強く最後までだれない。量は少なく感じ、替玉を追加している人が多かった。濃い目に味付けがなされたチャーシューはトロ肉のように柔らかく、香ばしさがあって秀逸の品。
 万人受けするかはわからないが、スープ・麺・具材とトータルバランスの取れた個性的な一杯といえよう。チャーシューへのこだわりが強く印象に残った。

【掲載】2004年10月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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小笠原塩ラーメン 海皇・閉店おがさわらしおらーめんかいおう
【所在地】千葉県市川市南八幡5-8-5 【お店の地図】
【電話】047-379-4183
【定休日】水曜
【営業時間】11:00-14:00/17:00-22:00
【最寄駅】JR総武線・都営新宿線 本八幡駅 徒歩7分

【メニュー】
○《塩味》あさりらーめん800円、季節のらーめん800円、とりそば(濃厚脂味)800円、特製海皇らーめん900円
○《塩味または醤油味》らーめん(あっさり味)600円、ネギらーめん(あっさり味)750円、ちゃーしゅー麺(あっさり味)850円
○《塩味》らーめん(こってり味)650円、ネギらーめん(こってり味)800円、ちゃーしゅー麺(こってり味)900円
○つけ塩(淡麗海老味)700円、つけ醤油(濃厚鰹味)700円
□焼豚まぶしめし250円、焼き餃子350円

【系統】創作系ラーメン

【お店について】
 以前、西新宿の新宿モノリスビル地下1階にあった「島よし」が改名してこちらに移転。営業上の都合らしい。内外装とも海をイメージしてデザインされており、特に店内の白い壁に煌く波を模したアクアブルーの天井の装飾は目を惹く。カウンター9席、テーブル4席。

海皇@本八幡・らーめん自由区
 本日は「特製海皇らーめん」。ここのお店では「こってり」と「あっさり」の2種類のスープがある。動物系スープとスープで煮た背脂が加わったものが「こってり」、特製は「あっさり」のスープを使用。大山地鶏、胴ガラ、モミジ、ゲンコツ、椎茸、人参、玉葱、生姜、ニンニク等を12時間煮たスープがベース。それに、日高昆布、鰹節、宗田鰹荒削りで摂った和風ダシを合わせたWスープ。塩ダレは小笠原海水を天日干して作ったミネラルたっぷりの塩を昆布や椎茸、野菜から摂ったダシに溶かして4〜5日寝かせたもの。塩を単独でなめると沖縄の塩に比べると尖った感じがするが、スープを飲むとあまり塩を感じさせない。むしろダシの旨味を上手に持ち上げているという感じだ。塩ラーメンの場合塩加減が難しいのだが塩梅が良い。エビ油も匂いが強すぎず油分も多すぎず良い。一口啜るとホワホワっとした感じでダシの旨味が口の中に広がる。麺は「大成食品」製の平打ち縮れ麺でスープとの絡みも良い。醤油味では中太ストレート麺を使用。具材は蒸しアワビ、焼き海老、チャーシュー、鶏チャーシュー、水菜、メンマ、ネギ、半熟煮玉子等絢爛豪華である。
 特製というと通常具材の増量だが、このお店の特製は特製のみの具材が入っており原価がかかっていると思われる。その贅沢さと淡麗なる塩ラーメンの味は満足できる。
【掲載】2004年6月 【行列】2人 【らーめんの王様】★★★★★
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