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東池袋大勝軒

東池袋大勝軒の系統・系列

東池袋大勝軒系-東京ラーメン
東池袋大勝軒本店(現・継承店)…東京都豊島区南池袋2-42-8 最寄り駅:有楽町線「東池袋駅」
東池袋大勝軒の創業地…東京都豊島区東池袋4-28-3 最寄り駅:有楽町線「東池袋駅」

東池袋大勝軒系とは
 つけ麺(もりそば)の生みの親である山岸氏の「東池袋大勝軒」出身の弟子たちが展開するお店。
 ルーツを遡(さかのぼ)れば、「丸長@荻窪」たどり着く。正式名は「大勝軒のれん会」。
 創業者は、山岸一雄氏。

山岸一雄(やまぎし かずお)とは
 1934年(昭和9年)長野県中野市で生まれる。1950年(昭和25年)に長野県の中学を卒業後、上京。向島で旋盤工として暫く働く。その後、10歳年上の従兄弟の坂口正安氏に誘われて、阿佐ヶ谷のラーメン店「栄楽」で修行を始める。ここで、製麺とスープ作りを学ぶ。

 1951年(昭和26年)4月に、坂口正安氏とともに「中野大勝軒」開店させる。「中野・大勝軒」は売り上げを伸ばして安定期に入り、1954年(昭和29年)に「代々木上原・大勝軒」をオープンさせた。こちらを本店として、支店となった 「中野・大勝軒」を山岸一雄氏に任せた。

 1955年頃、「つけそば(もりそば)」を考案した。出前で忙しい同僚が、余った麺を濃いめの醤油ダレとスープを湯飲みに入れて浸して食べていたのがヒントとなった。それ以来、賄い食として麺を茹で上げる際に余った麺をためておき、それを濃いめのつけ汁につけて食べるようになった。それがつけ麺の発祥と言われている。
 1961年(昭和36年)に山岸氏は、「中野・大勝軒」から独立し、「東池袋大勝軒」を創業。「中野・大勝軒」時代に考案した「もりそば(=つけ麺)」を看板メニューとして展開していく。創業当時、1杯40円で発売された「特製もりそば」。口コミで徐々に広まり、リピートする客も増え人気店となった。

 創業当初から弟子を取らずに、妻と実妹などによる家族経営であったが、1986年(昭和61年)に妻・二三子さんが病気で他界し、悲しみの余り半年ほど店を閉めた。その間、店先の貼紙に39もの客の励ましのメッセージが書かれていた。その言葉に心を打たれ、営業再開を決意した。

 1987年(昭和62年)3月20日に営業再開。初めて弟子を2人採用した。この時の1番弟子が、後の「サニー@ひばりヶ丘」の新井規雄氏と神奈川県藤沢市の「豪快@六会日大前」の佐藤省三氏。新井氏が近所の喫茶店の跡取り息子、佐藤氏はファミリーレストランの指導員という経歴からこの道に入った。

 2007年(平成19年)3月20日、東池袋の再開発地区に指定されたため、周囲に惜しまれつつ閉店

 2008年(平成20年)1月5日。旧店舗の近くに新たな「東池袋大勝軒」として移転再開。山岸氏から二代目を襲名した飯野敏彦氏が店主。既に、「滝野川大勝軒」と「南池袋大勝軒」などのお店を経営している。「息子代わり」と山岸氏が信頼を置いている飯野氏は、代表取締役に就任。山岸氏は顧問として会長に就任。

 「大勝軒のれん会」加盟店は約60店舗(2009年現在)。そこから派生した孫弟子に当たる人のお店、非加盟のお店などを加えるとかなりの数になる。
 旧東池袋大勝軒の終焉に近づく数年前から、短期間の修行での弟子たちが増えた。粗製濫造(そせいらんぞう)気味とも言われる展開で、店舗数も拡大していった。そのため、ブランドの格調を落とすようなお店もあったが、その反面「東池袋大勝軒」の味をベースに、オリジナリティを追求するお店も出てきた。

ラーメンの特徴
 ◎スープ…豚骨魚介醤油。
 ◎…自家製太ストレート麺。並340g。
 ◎…モモ肉のチャーシュー、メンマ、海苔1枚、ナルト、小口切りのネギ、茹で玉子1/2

 ○げんこつ・豚足・鶏・挽肉などの動物系に、煮干・鯖節・魚粉などの魚介系・野菜・果物(りんご)などを加えたスープ。
 ○「このお店のらーめんが美味しいのは、『豚ガラ』『鶏ガラ』そして『人柄(ひとがら)』の3つの要素が加わっているから」、という例えもある。
 ○麺はかん水少なめのモチモチの自家製の太麺。「ボリュームも味のうち」と言う山岸氏の教え通り、麺の量が多い。並盛と大盛が同額のお店が多い。
 ○中華そばのスープ、濃厚豚骨魚介のルーツとも言える味。もりそばのつけ汁は、甘味と酸味を効かせた醤油味。
 ○今やラーメンと並ぶ人気メニューとなったつけ麺。熱いつけ汁に冷たい中華麺(茹でた後、冷水で締めたもの)をつけて食べるスタイルだが、「丸長系大勝軒」では“つけそば”、「東池袋系大勝軒」では“もりそば”と呼んでいる。
 ○つけ汁が冷めないように、冷水で締めた麺をもう一度熱湯で厚くした「あつもり」というメニューがある。

代表的な店
大勝軒のれん会
加盟店一覧
■福島県
 郡山大勝軒
■茨城県
 佐貫大勝軒|牛久大勝軒|取手大勝軒|つくば大勝軒|麺屋ゆう
■栃木県
 那須塩原大勝軒
■群馬県
 大勝軒ぐんま
■埼玉県
 本庄大勝軒|浦和大勝軒|朝霞大勝軒|池袋大勝軒蕨店|川越大勝軒|東池袋大勝軒・弁天店|
 でばり(草加市氷川町)
■千葉県
 津田沼必勝軒|君津大勝軒|東金大勝軒|千葉大勝軒|東池袋大勝軒いちぶん|松戸大勝軒|
 柏大勝軒おか
■東京都
サニー(ひばりが丘) めん屋ごとう(池袋)
小金井大勝軒 綾瀬大勝軒
富士見台大勝軒 板橋大勝軒なりたや
志村大勝軒・甲 大塚大勝軒
経堂大勝軒 両国大勝軒
江戸川橋大勝軒 飯田橋大勝軒
御茶ノ水大勝軒 大勝軒なべまる(立川市)
中華そば かん田(西日暮里) 東池袋大勝軒いぶき(練馬区田柄)
まる福大勝軒(江古田) 金町大勝軒
高田馬場大勝軒 江古田大勝軒(沼袋)・閉店
■神奈川県
 めんや永富(川崎市多摩区宿河原)|池袋大勝軒・横濱店|横浜大勝軒・神奈川新町店|
 喰我(川崎区大島)|横浜大勝軒・横浜駅西口店|川崎大勝軒|めんや直伝(南区真金町)
■新潟県
 東池袋大勝軒新潟|頚城大勝軒|佐渡大勝軒
■山梨県
 甲府大勝軒
■長野県
 わいち(長野市)
■岐阜県
 岐阜大勝軒
■静岡県
 静岡大勝軒
■愛知県
 名古屋大勝軒
■大阪府
 大阪大勝軒
■広島県
 ひろしま大勝軒
■沖縄県
 沖縄大勝軒
東池袋大勝軒系
非加盟店・加盟店から派生したお店一覧
大勝軒十五夜(新宿御苑前) 東池おはこ大勝軒(大塚)
新化勝軒(聖蹟桜ヶ丘) 七福神本店(池袋)
錦糸町大勝軒つけめん海亀 バッソドリルマン(目白・椎名町)
東池袋大勝軒(吉祥寺) 青梅街道大勝軒・杉並(南阿佐ヶ谷)
大泉学園大勝軒 武蔵村山大勝軒
上野大勝軒 げん(野方)・閉店
麺屋大斗 小伝馬町店 麺屋大斗 人形町店
麺屋大斗 神田店 麺屋大斗 西新橋店
麺屋大斗 大門店 六厘舎(大崎)
新橋おらが 東池袋大勝軒○高屋(北千住)
たまがわや(用賀) 池上大勝軒(千鳥町)・閉店
大勝軒まるいち(浮間舟渡) 特製もりそば桑山(神保町)
大勝軒環七野沢店・閉店 新宿大勝軒・閉店
麺絆 大勝彦(五反野) 東池袋大勝軒 葛西店・閉店
調布 夢現家(調布) 日の出屋(立川)
中板橋大勝軒・閉店 中野新橋 大勝軒・閉店
宇都宮大勝軒(栃木・宇都宮) 神田大勝軒
次念序(埼玉・鴻巣) 麺屋六文銭(埼玉・宮原)
池袋大勝軒浦和東店(埼玉・浦和) 大勝角ふじ(千葉・柏)
 大黒屋本舗(千葉・松戸) 所沢大勝軒(埼玉・新所沢)
東池袋大勝軒・桜ROZEO(千葉・北小金) はじめ(千葉・成田)
匠神角ふじ(千葉・柏) 田代笑店(千葉・柏)
中華そば・とみ田(千葉・松戸) 麺屋こうじ(千葉・成田)
西千葉大勝軒(千葉・みどり台)・閉店 北習大勝軒(千葉・北習志野)
仁鍛(神奈川・白楽) めんや直伝(神奈川・横浜)
節のそなた(神奈川・大和) 節の一分(神奈川・相模原)
大勝軒(神奈川・厚木) 大勝軒(神奈川・厚木小野店)
大勝軒節物語in本厚木 東池袋大勝軒相模原店
飯田大勝軒(長野・飯田) 大勝軒(兵庫・夙川)
湘南大勝軒(神奈川・平塚) 大勝軒(神奈川・伊勢原)
幸屋(神奈川・伊勢原) つきみ野大勝軒(神奈川)
ハワイ大勝軒(米国・ホノルル) 大勝軒アピア与次郎店(鹿児島・騎射場)
 

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東池袋大勝軒系

東池袋大勝軒の系統・系譜

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