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老舗から新店までのラーメン店をレポート。

煮干鰮らーめん 圓|八王子駅(JR中央線・横浜線)

店舗基本情報

ラーメン遺産 殿堂入りの名店
にぼし いわし らーめん えん
【所在地】東京都八王子市横山町21-21 【お店の地図】
【電話】非公開
【定休日】第2・4水曜+不定休
【営業時間】11:00-15:00/17:00-21:00
【最寄駅】
 ○JR中央線・横浜線 八王子駅 徒歩5分
 ○京王線 京王八王子駅 徒歩6分

【メニュー】
○煮干しらーめん680円、昔ながらのらーめん680円
□生卵かけごはん(名古屋コーチン・アローカナの卵を使用)300円、他
◇ラーメン各種大盛+100円

【限定メニュー(これまでの)】
煮干正油らーめん650円、煮干うす口正油らーめん650円、豚骨煮干らーめん650円、豚骨煮干つけ麺750円、他

【系統】煮干し風味中華そば系東京ラーメン

【お店について】
2009年5月23日創業。
町田市で絶大な支持を得ていた「中華そば勇次」の店主・田中秀明氏の新たなお店。

田中氏は赤坂の高級寿司店で25年間腕を振るった元寿司職人。
独立し、2001年5月21日に「中華そば勇次@玉川学園前」を開店。
後に、昼は「勇次」、夜はセカンドブランドの「とんこつらぁめんオードリー」と暖簾を掛け替えて(二毛作)の営業をしていた。

最寄り駅から遠く、アクセスの悪い場所にも関わらず、厳選された素材を使った無化調のラーメンが高い評価を得て有名になった。
また、豊富な和食経験に由来する創作性のあるメニューを繰り出し、度々評判となった。

約8年間続けた「勇次」を2009年2月15日に閉店し、屋号もラーメンスタイルも変えて八王子に進出した。
「店名の“圓(えん)”とは、あまねく(広く行き渡っている)、欠けたところがない、丸くて滑らかということです。また、お客様とのご縁も大切に末永く続きますように…」という願いが込められている。
圓@八王子-店舗外観
場所はJR八王子駅北口より、真向かいの「八王子東急スクエア」左手の道を直進。
「ダイエー八王子店」を越すと「八王子駅入口西」の交差点に出るのでそれを渡り、直進して直ぐ。
壁から突き出した“水色の看板”が目印。
飲食店のイメージカラーとしては暖色を用いることが多いが、珍しく寒色を使用。
水色は「海」を表し、文字の紺色は「イワシ」の色を表している。
入口右横には椅子が4つ置かれ、ウエイティングスペースとなっている。

圓@八王子-店内(左側より)
店内に入って右手に製麺室がある。
その壁に沿うように券売機と冷水器が置かれている。

圓@八王子-店内(右側より)
厨房を囲むようにカウンターがあり全7席。
卓上に置かれているのは、塗り箸とS&Bのテーブル胡椒のみ。
BGMはなし。静寂の中に換気扇の回る音のみ。
夫婦で切り盛りをしている。

実食レポート

圓(えん)@八王子-煮干らーめん
本日は「煮干しらーめん」
醤油ダレに薄口醤油を使用し、煮干の風味をより全面に出したメニュー。

透明な香味油に覆われたスープからは、煮干の優しい香りがフワッと立ち上がる。
そのアロマが鼻孔をすり抜けた時、唾液分泌が促進される。
「昔ながらのらーめん」と比較すると大きな差異はないが、若干醤油風味を抑えめにし、煮干を強調しているという印象。薄口醤油は、濃口と比べると醤油そのものの色や香りが低いので、出汁の美味しさや風味をより生かせるという特性がある。
煮干の香りと旨味だけを上手に抽出し、その出汁の輪郭をくっきりさせるように、見事なバランスで醤油ダレが効いている。
魚介系の香りと動物性のコクが相俟って、一口目から美味しいと唸らせる迫力がある。
すっきりとした味わいなのに、味に深みがあって実に味わい深い。

中細のストレート麺は、滑らかな口当たりで啜り心地が良い。
噛むとプッツと切れる歯切れの良さ、噛みしめれば小麦の豊かな風味が口の中に広がっていく。

チャーシューは、国産豚バラ肉をオーブンで焼いた焼豚。
周りが香ばしく焼かれており、噛むほどにジューシーな肉の味が広がって美味しい。
味玉は程好い半熟で、黄身の中心部分がトロリとした半熟具合。
メンマは厚みがあるが、コリコリとした食感を残しつつ、柔らかく仕上がっている。
他の具は刻みねぎ。

【掲載】2010年5月 【行列】7人 【らーめんの王様】★★★★★
 

実食レポート

圓(えん)@八王子-昔ながらのらーめん
本日は「昔ながらのらーめん」
券売機のボタンには、 正油らーめんの“ 正油”の文字は入っていない。
2種類しかないメニューのうちの一つ。
「むかしながらのらーめん」と「煮干らーめん」の違いは、「むかしながら…」は濃口醤油を使い、「煮干…」は煮干の風味を際立たせるために異なる醤油を使っている…とのこと。

出汁は、鶏ガラ・煮干・昆布を使用。タレは、「岡直三郎商店@町田」の濃口醤油に鰹節・煮干を合わせている。香味油は、鶏油(チーユ)に煮干しを入れて湯煎にかけたものを使用。
使う煮干は九十九里産のかたくちいわし。
はらわたを取らずにそのまま使う。
その旨味を最大限抽出するために、煮干と鶏ガラを煮出した出汁に、煮干と昆布を水出ししたものを加えるという手法を取り入れている。

透明感のある醤油色をしたスープ。
表面に浮かぶ鶏油は少なめ。
鶏のコクと旨味が凝縮されていて、煮干しのフレーバーの力強さに圧倒される。
一口目から「うぅ〜ん」と唸らせる迫力のある味わい。
「煮干鰮(いわし)らーめん」と謳っているだけあって、素材の持ち味を余すことなく引き出している。
また、そのスープの輪郭をくっきりさせるかのように醤油の味を効かせ、絶妙なる匙加減とバランス感覚の良さを感じさせる。この芳醇な魚介の風味と熟成した醤油の香り、これは正に日本人の琴線に触れる味わいと言える。

麺は中細のストレート麺。
栃木県産(地粉)準強力小麦-「タマイズミSP@笠原産業」、有芽(発芽)小麦の中力粉-「千葉製粉95」、北海道産中力粉の3種類をブレンドし、たっぷりと卵を使用した多加水の自家製麺。
しなやかで滑らかな口当たり。
スルスルと啜り心地も良く、長さも適度にあるので啜り応えもある。
歯切れが良く、噛むごとに豊かな小麦の風味を味わうことができる。
このスープにしてこの麺ありと言う感じで一体感がある。

具のバラ肉を使ったチャーシューは、オーブンで焼きあげた焼豚。
焼き目が香ばしく、噛むと脂身の甘味、肉汁の旨味が溢れ出す逸品。味付玉子1/2は、味付けが薄めで、黄身がトロリと流れ出る半熟具合。
拍子木状のメンマは、コリコリとした食感。他の具は小口切りのネギ

【掲載】2010年1月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★★
 

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らーめんの王様(食べた評価)

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