らーめん自由区・東京ラーメン食べ歩きガイド東京多摩地区のラーメン店リスト>ナムチャイ@三鷹台
井の頭 ナムチャイ
いのかしら なむちゃい
【所在地】東京都三鷹市井の頭2-15-8 【お店の地図】
【電話】0422-46-7631
【定休日】水曜の夜の部
【営業時間】
 ○11:30-14:45/18:30-25:00
 〇11:30-15:00頃/18:30-25:00(土・日・祝日)
【最寄り駅】京王井の頭線 三鷹台駅 徒歩3分

【メニュー】
 ○(平日の昼)昼ラーメン500円、味玉ラーメン600円、チャーシュー麺700円、全部のせ750円
 〇魚介ラーメン650円
 〇天理ラーメン700円、カオソーイ900円
 ◎つけ麺700円
 ◇パクチー50円、スペシャル+250円
 □焼豚丼・高菜丼・納豆キムチ丼・明太丼各200円、タイのデザート150円、他
 ※平日の昼間(月〜金)は「井の頭日和」500円のラーメン、夜は650円
 ※土日祝の昼間は魚介ラーメンとつけ麺

【限定メニュー(これまでの)】
 油そば600円、他

【系統】鶏魚介&エスニック創作系東京ラーメン

【お店について】
 2005年10月創業。創業地は、杉並区松庵。井の頭沿いにあった。
 このお店のご主人田中実鶴氏は、2003年にタイ王国イ・チェンマイのレストランで住み込みで働き、「カオソーイ」の味を学び、帰国後、ラーメン店を始めた。当初はラーメンを中心としていたが、2006年4月から、「カオソーイ」を提供するようになった。
 屋号の「ナムチャイ」とは、タイ語で「慈悲、思いやり」という意味。

 その後、建物の取り壊し、立ち退きにより松庵の店舗は閉店。
 2008年4月8日、移転先の三鷹台でオープン。
 オープンからしばらく、「カオソーイ」はメニューに載らなかったが、2010年4月22日から加わり復活した。

 お店の場所は、三鷹台駅を出て左側に行く。右側へ行くと立教女学院がある。一本目の線路に沿った道を井の頭、吉祥寺方面へ直進。角を曲がった右手にOdakyuOX(小田急OX)というスーパーがある。それを横目にしばらく歩くと、左手にエメラルドグリーンのひさしが見えてくる。

ナムチャイ@三鷹台-店舗外観
 鮮やかなひさしと黄色い外装が目印。

ナムチャイ@三鷹台-店舗外観2
 井の頭方面から見た店舗外観。「つけめん」の文字が入った置き看板が目立っている。

ナムチャイ@三鷹台-店内
 店内に入ると右手に券売機がある。厨房と向き合ったカウンター7席。タイに関連した調度品などの装飾は飾られているが、以前のようなアジアンテーストの雰囲気を全面には出していない。客層は、若い人が多い。行列は出来ないものの、入れ替わり立ち代り、人が入って来てカウンター席はすぐ埋まる。
 BGMは、Jポップ。スタッフは、厨房内の男性2名の体制。
ナムチャイ@三鷹台-カオソーイ
 本日は「カオソーイ」。27種類のスパイスを使用してレッドカレーペーストを作った後、ココナッツミルクを加え、カオソーイペーストを完成させる。そこに、鶏ガラスープを加え仕上げるのがナムチャイのやり方。

 以前は、ホムデン(赤玉ねぎ)、バッカードン(タイの高菜の漬物)、レモン(現地ではマナーオ=ライム)などの薬味が別皿で出され、客自身の手で投入した。今回は、あらかじめトッピングされている。また、パクチーはデフォルトでは入っておらず、変わりに水菜が使われている。

 スープはドロッとしていて粘度が高い。タイ式のカオソーイということで、ココナッツミルクを使用するらしい。スープの色を見る限り激辛に見えるが、ココナッツミルクが使用されることにより甘さが際立ち、辛味は控えめになっている。辛味、甘味、酸味の調和が取れ、コクがありアロイマー(タイ語で、「美味しい」の意味)。

 麺は、中太の平打ち縮れ麺。太さがまちまちで、スープの絡みが良い。噛めばモチモチとした食感で美味しい。

 具の揚げ麺は、最初にレンゲでパキパキと潰してスープに馴染ませてから食す。麺と相反する食感を楽しめる。手羽元は柔らかい肉質。肉の旨味は、少しスープに逃げた印象。赤玉葱とバッカードンは清涼感を与え、良いアクセント。水菜は彩りの効果。

 薬味は別皿、パクチーはデフォルト、器は洒落たもの…が松庵時代のスタイル。この要素が加わわれば、より完璧、感動の度合いもさらに高まる。パクチーはトッピングで加えれば済む話だが、「ネギ抜きでお願いします」と言われたラーメンの様。水菜では役不足。やはりそこは、デフォルトで。客の好みに迎合しないナムチャイの「カオソーイ」であって欲しい。

【掲載】2011年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
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