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69’N’ROLL ONE・移転(ロックンロールワン)
【所在地】神奈川県相模原市上鶴間本町4-34-7 【お店の地図】
【定休日】無休
【営業時間】11:00-18:00/11:00-16:00(月)
【最寄駅】
 ○JR横浜線 町田駅 徒歩8分
 ○小田急線 町田駅徒歩12分

【メニュー】
 1号ラーメン700円、1号味玉ラーメン850円、1号チャーシューラーメン950円
 2号ラーメン700円、2号味玉ラーメン850円、2号チャーシューラーメン950円
 3号ラーメン700円、他

【系統】創作系鶏ダシラーメン

【お店について】
 2005年12月創業。正式名は「ラァメン家69’N’ROLL ONE(ロックンロールワン)」。このお店のご主人は神奈川県相模原市の人気店「キリン食堂@相模原」から独立。

 小田急線町田駅から、JR横浜線町田駅を通り越し、ひたすら歩く。その先にお店があるような気配が感じられない。途中ガードレールも無く、車と接触するのが気がかりな道もある。そして、ようやく辿り着いたのはラーメン屋らしからぬ店構えのこのお店。白い看板には赤い文字の店名と腰に手を当てた女性のシルエットの絵が描かれている。

 店内に入ると先客が2名。券売機で食券を買う。カウンターの席数は8席で、天板が波型の形状で珍しい。白木にグリーン色でペイントされ、壁はコンクリートの打ちっぱなしにピンク色でペイントが施されている。POPなアメリカンスタイルのBARの作り。BGMはアメリカン・オールディーズ。厨房に目を向けると、黒のコスチュームにリーゼントのご主人唯一人。調理をする後姿は極めてクール。50’s的空間を細部に亘って演出している。
 メニューは3部構成。1号ラーメンは比内地鶏をベースに鰹ダシをプラス。2号ラーメンは鶏のみ。裏メニューの3号ラーメンは塩ダレ。一度に作るのは2杯ずつで、丁寧な仕事ぶりが伺える。

※2011年2月6日で、一旦終了。
 2011年2月26日より、町田ターミナルプラザ2F(東京都町田市原町田3-1-4)に移転。「ラァメン家 69'N ROLL ONE(ロックンロール ワン)@町田」。
1号ラァメン・ロックンロールワン@町田
 本日は「1号ラーメン」。壁に「水も食材」、「器も食材」と書かれた額が掲げられているように、水は逆浸透膜濾過による純水を使用、どんぶりは有田焼で支那そばやの「佐野実」氏の寄贈のもの。

 スープは比内地鶏、豚、野菜をベースにしたダシ、それを小鍋に入れて追い鰹をしたもの。醤油ダレには1787年創業、町田の老舗「岡直三郎商店」製の天然醸造醤油を使用。熱処理をしていない生の醤油。表面には鶏脂(チーユ)が浮かび、鶏の旨みと甘みが程よく滲み出た醤油味のすっきりとしたスープ。最初は醤油ダレの味が勝っているが、飲み進むと鰹のダシが浮上してくる。オーソドックスだが、ナチュラルな旨みが凝縮され、後味が良い。

 麺は神奈川県相模原市の「中根製麺」製の細ストレート麺。細いのにモッチリとしている。ただ、最近では珍しいぐらい柔らかめで「温麺(にゅうめん)」のような食感。噛み応えはもう少しあった方が良いが、なめらかな舌触りと喉越しの良さを楽しむことが出来る。また、スープの味を吸い込み馴染んでいるので、相性は良いと思う。チャーシューはデロンギ(イタリア製)のオーブンで焼いた四角い形状の豚バラ肉の薄切りが2枚。丁寧な仕事はなされているが、増量をしたくなるような魅力という点では弱い。他の具は絹さやの細切り、穂先メンマ、ネギ。

 大量の素材を使って複雑な味を出すのではなく、厳選した素材から的確に味を引き出しているという印象。オーソドックスなラーメンスタイルだが、ご主人のセンスと実力を垣間見ることができる。集客には苦労をする立地だが、軌道に乗れば、○号…と、この先作品が増えるはず。それが楽しみでもある。

【掲載】2006年6月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
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