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麺屋蕪村めんやぶそん 【所在地】長野県長野市南長野北石堂町1361 千石センタービル1F 【お店の地図】 【定休日】水曜 【営業時間】 ○11:30-14:00 18:00-スープ終了まで(平日) ○11:30-15:00 18:00-スープ終了まで(土日祝) 【最寄駅】JR新幹線 長野駅 徒歩2分 【メニュー】 ○蕪村そば650円 ちゃあしゅうそば900円 塩そば700円(40食限定) ◎つけそば750円 ちゃあしゅうつけそば1000円、限定辛つけそば850円 ◇煮玉子+100円(限定30個) メンマ+100円 ねぎ+150円 のり+100円、他 【系統】鶏白湯魚系豚骨醤油ラーメン 【お店について】 2005年12月創業。正式名は「麺屋蕪村」。駅から歩いて3分程の路地にあるお店。それ以前は「うまか亭」として営業していたが、メニューと味を変えてリニューアル。生成り(さらしたり、染めたりしていない)の麻の暖簾と白い看板が目印。 店内はこじんまりとしていて、三箇所に分散されたL字型のカウンター14席。窓ガラスには葦ずが掛けられ、壁は白のペンキが塗られている。照明は笠付きの裸電球。BGMはビートルズ。夫婦2人で切り盛りをしている。パウチされたメニュー表には、「究極の魚ダシにこだわりました。魚ダシを最大限引き出すため、魚の種類、分量、煮出す時間を徹底的に研究しました。」との口上が書かれている。割り箸は竹箸。 |
本日は「蕪村そば」。ダシは新鮮な宮崎産の若鶏、豚骨、野菜類を長時間煮込んだものに、宗田節、鯖節、日高昆布などの魚介系のダシをブレンドしたもの。老鶏と比べ、コラーゲンの量が多く、甘みがあるので、若鶏を使っているそうだ。醤油ダレには、本仕込醤油を使用。 デフォルメ(変形)された陶器のどんぶりは趣がある。スープの表面には鶏油と熱したラードに節粉を入れた香味油が層を成している。そのために魚介の風味が立ち上り、温度は熱々だ。多めのラードにより、サラリとした口当たりの良さを感じるが、反面、ダシの旨みの伝わり方が若干遅い。節粉は微粉末でザラザラ感も然程なく、苦味や酸味も出ずに香りが良い。濃口の醤油ダレはコクがあり、円みがある。鶏と昆布の旨み成分がしっかりと滲み出ていて、醤油ダレと相まって濃厚な旨みを感じるスープ。 麺は角断面の中細のストレート麺で、量は170g。太麺に変更することもできる。スルスルと啜りやすく、適度にコシがある。小麦の風味もあり、麺そのものはおいしいが、スープの滲み込み具合や絡みは弱い。 メンマは極太のものが3本入っているように見えるが、幅広で太めのものに切り込みを二箇所入れ、ねじってある。コリコリとした食感と程よい味付けでおいしい。チャーシューは国産豚のバラ肉を使用。脂身がやや多めで、溶けるような柔らかさ。笹切りされたねぎは、濃いめのスープにサッパリ感を与え効果的。他の具は大判の海苔。卓上には、蕪村そば用の「柚子七味」と塩そば用の「山椒七味」が置かれている。適度に振り掛けると、ビシッと味が引き締まる。 東京ではここ数年、「鶏白湯」や「節粉」を取り入れたスタイルが増えているが、長野でいち早くこのスタイルを取り入れたお店。期間限定ではあるが、韃靼(だったん)そば粉を混ぜた麺と南蛮味噌を使用したつけ汁が特徴の「辛つけそば」に長野らしさを感じ、とても惹かれた。 【掲載】2006年8月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆ |
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