らーめん自由区・東京ラーメンガイド全国各地のラーメン店リスト>中華そば大石家 諏訪店
中華そば 大石家 諏訪店ちゅうかそば おおいしや すわてん
【所在地】長野県諏訪郡下諏訪町南高木10616-62 【お店の地図】
【電話】0266-28-1727
【定休日】第2・4火曜
【営業時間】
 ○11:00-20:00
 ○11:00-15:00(定休日以外の火曜)
【最寄り駅】
 ○JR中央本線 上諏訪駅 徒歩25分
 ○JR中央本線 下諏訪駅 徒歩30分
【メニュー】
 ○中華そば 並盛750円、中華そば 大盛900円、メンマ麺1000円、チャーシュー麺1000円
 □ライス100円、お持ち帰り(注文は2人前より)-1人前750円、ラムネ200円、他

【系統】(醤油ダレお湯割り方式)あっさり醤油系中華そば

大石家@上諏訪-店舗外観 大石家@上諏訪-店内
【お店について】
 1963年創業の老舗「中華そば大石家(岐阜県多治見市)」が暖簾分けしたお店の一つ。長野県内にある同系列のお店は、「長野店@篠ノ井」「松本店@南松本」「塩尻店@塩尻」「箕輪町@沢」「伊那店@伊那北」「豊科店@安曇野市(閉店)」などがある。

 このお店は、「国道20号線」よりも諏訪湖寄りの「湖岸通り」沿いにある。下諏訪と上諏訪との境界近くで、両駅との中間に位置する。歩くと結構あり、良い運動になる。木材を使ったブラウンの外観と屋号が書かれた大きめの看板が目印。駐車場も完備。

 店頭に貼られたプレートに書かれた口上によると「当店は中華そばの専門店です。鮮度にこだわった厚切りチャーシュー、素材にこだわったやわらかメンマ、自然醸造にこだわったたっぷりスープ。懐かしい味、飽きない味、また食べたい味。体だけではなく、心まで温かくなる優しい中華そばを皆様に食べていただきたいと思いつくりあげた一品です」とのこと。
 店内に入ると広々とした空間。入って右側にはカウンターが4席、諏訪湖を眺めながら食事が出来る特等席。左手には、テーブル8席、その奥には家族連れでもゆっくりとくつろげる小上がり(6人掛け×4卓)の24席が設けられている。スタッフは男性2名。

 「大石家」のラーメンの特徴は、チャーシューの煮汁を加えたタレに秘伝のスパイスを加えて「お湯で割る」方式のスープ。梅乃家(千葉県富津市)の「竹岡式」と類似しているが、違う点は乾麺ではなく生麺を使用していること。
大石家@上諏訪-中華そば
 本日は「中華そば(並盛)」。なみなみと注がれた醤油色の透明感のある清湯スープ。油膜も張られているが、飲んでみるとしつこさはない。チャーシューから香る生姜の風味とほんのり甘い醤油ベースのしっかりとした味。あっさりとしていながらも、旨味を感じるまとまりのあるスープ。口上にもあった「心まで温まる」という表現がピッタリで、醤油の旨さがしみじみと伝わる味わい。

 麺はスープの下方に沈む黄色味がかった細縮れ麺。若干、固めの茹で加減。スルスルと啜り心地が良く、シコシコとした食感で美味しい。大量のスープの中で麺が泳ぎ、持ち上げ具合も良い。

 具のチャーシューは、直径は大きくないものの1cm以上はある厚切りのものが3枚。表面に焼きが軽く入り、内側は柔らか。味付けは薄味で、肉の味も生かされて美味しい。塩抜きされた拍子木状の太いメンマは、コリコリとした小気味の良い歯応え。表面が紅色の蒲鉾3枚は、白身魚の含有量の多いしっかりとした味。箸休めになる一品。他の具は刻みネギ。

 地元の人に聞くと必ず名前が挙がる有名店。差し出された瞬間に顔が綻び、食べた後にホッとするような安堵感。洗練され芸術へと昇華するラーメンもあれば、頑なに味を守り続けるラーメンもある。誠実そのもの。それがこの一杯。
【掲載】2009年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
らーめん自由区全国各地のラーメン店リスト>中華そば大石家 諏訪店
inserted by FC2 system