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つけめん 四代目けいすけ
つけめん よんだいめ けいすけ
【所在地】東京都文京区本駒込1-1-14 HONKOMA P.Bside1F1 【お店の地図】
【電話】03-5814-5131
【定休日】無休
【営業時間】
 ○11:00-15:00…「つけめん渡り蟹の滴」
 ○18:00-22:00…「焼きもりめん伊勢えびの滴」
【最寄り駅】
 ○東京メトロ南北線 本駒込駅 徒歩1分
 ○都営三田線 白山駅 徒歩5分

【昼のメニュー】
 ○つけめん渡り蟹の滴850円、〃味玉入り950円、〃チャーシュー盛り1100円、〃全部盛りスペシャル1200円
 ◇味玉・メンマ・焼きのり各100円、ねぎまみれ150円、バラチャーシュー250円、他
【夜のメニュー】
 ○焼きもりめん伊勢えびの滴900円、〃味玉入り1000円、〃チャーシュー盛り1150円、〃全部盛りスペシャル1250円
 ○四代目らーめん(海老・蟹ダブルスープ)850円
 ◇味玉・メンマ・焼きのり各100円、ねぎまみれ150円、バラチャーシュー250円、他

【系統】創作甲殻類出汁系東京ラーメン

四代目けいすけ-店舗外観 四代目けいすけ-店内
【お店について】
 2008年11月7日オープン。有限会社「グランキュイジーヌ」が運営するお店。率いるのは、竹田敬介(けいすけ)氏。竹田氏は、和食・洋食・フレンチ・イタリアンなどのシェフを経て独立。2004年に、和食・炭火焼「美味川柳 炭香(TANKA)」を創業。翌2005年、自身初となるラーメン店「初代けいすけ@本郷三丁目」を創業し、話題となった。続いて、「二代目海老そばけいすけ@高田馬場」、「三代目けいすけ@立川・閉店」などのネクストブランドも立ち上げた。
 初代が「黒い味噌ラーメン」、二代目が「海老味のスープと創作麺」、三代目が「イタリアントマトとバジルを使った創作麺」というスタイルを取り注目を集めた。今回の四代目は、「渡り蟹」、「伊勢海老」、「焼きもりめん」という惹句(じゃっく)を掲げ、新たな味作りとコンセプトをもって展開している。

 本駒込駅構内より地上に出て直ぐ。本郷通り沿いにある。黒地にレリーフ状の金の紋章、銀の屋号の入った看板が目印。外装の小窓からは厨房内が見える。
 右にスライドする扉を開けると、入って右側に券売機がある。麺は通常300gだが、少なめ(150g)にすると、味玉・メンマ・焼きのりの何れかの代替品をトッピングすることができる。
 黒を基調とした店内。カウンター12席。天板は全てステンレス製。卓上には置かれているのは、ミル付きブラックペッパー・酢・ラー油・一味・楊枝。水の入ったポットには竹炭が入っている。「つけめんの召し上がり方」を解説した5コマ漫画(イラスト)が掲示されている。
 座席の後方の壁には、金色の雲、白い波、海老の絵が描かれている。BGMは三味線を使った邦楽。

 つけ汁の器の底には、オーブンで温められた焼き石が敷いてあり、最後まで汁が冷めないような工夫が施されている。つけだれに関しては「いわゆる濃厚魚介豚骨に蟹の香りがプラスされた感じ」ですね。
 つけ麺を主軸としたスタイルだが、通常付随する「スープ割り」のサービスはやっていない。その代わりとして、レンゲに載せたライスボールが提供される。残った汁に入れて雑炊風にして楽しむスタイル。
 その他サービスとして、髪留めの提供、マイ箸を持参した場合には使用後の洗浄をしてもらえる。
四代目けいすけ-つけめん渡り蟹の滴味玉入り
 本日は「つけめん渡り蟹の滴 味玉入り」。麺を少なめにして、メンマの増量サービス。
 瓦型の皿に盛られた麺は、中太の平打ち縮れ麺。3種類の異なる幅の麺を使用し、その食感を楽しんでもらうという計らい。微妙な太さの違いのため、事前にそれを知らなければ見過ごすこともあろう。固めの茹で加減で、噛むと「クチッ」と音が出るような歯ざわり。小麦粉の密度感もあって美味しい。

 つけ汁は、背脂と節粉が加わり濃厚なタイプのもの。甘味が強め。トロミがあり、麺によく絡む。それに伴いスープの減り具合も速い。甲殻類の風味が効いていて、最後まで飽きさせない。

 具のチャーシューは、バラ肉のブロック状のものが4個。脂身の部分がトロトロで柔らかい。拍子木のようなメンマはサックリとした食感で、歯ざわりを楽しむことが出来る。味玉は、味が薄めで黄身がしっとりとした半熟具合。

 最後にレンゲに載せた“ライスボール”をもらう。“スープ割り”ならぬ“飯割り”は、着想として面白い。「けいすけ」ならではのアイデアと言える。
【掲載】2009年6月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★☆
四代目けいすけ-焼きもりめん伊勢えびの滴・味玉入り四代目けいすけ-ライスボール
 本日は「焼きもりめん伊勢えびの滴 味玉入り」。山口県下関市の川棚温泉周辺の郷土料理「瓦そば」をヒントにした創作したメニュー。

 屋根瓦を模した麺皿とは珍しい。つけ汁の器は、焼き石が入っているために熱々。麺は「カネジン食品」製の「匠の麺」を使用。太さが3種類の混合麺で、中心となるのは中太縮れ麺。
 茹でた後に、水で締め、片面を鉄板で焼いたもの。餡かけ焼きそばでは、通常の麺に焼き目を入れることもあるが、つけ麺では初めての出会い。つけ汁に入れる際に切り分けにくいのが難点だが、試みとしては面白い。表面はカリッと焼かれているが、中はしっとりとした面白い食感。油っこさは抑えられ、香ばしさのみが口の中に広がるのが何ともいえない心地。

 つけ汁は、豊潤なる甲殻類の香ばしい風味。トマト、ウイキョウなどを入れ、海老を贅沢に使ったスープ。動物系のダシもしっかりと出ていて、粘度もある。麺の絡みも良いので、後半汁は少なくなる。
 具は、バラ肉チャーシューの角切り、ネギ、ナルトなど具沢山。拍子木のようなメンマはザックリとした歯応えで美味しい。味玉は黄身がトロトロの半熟具合。

 最後に、このお店独自の〆のスタイル「ライスボール」。ご飯を丸めたものを素揚げにし、レンゲに載せられて提供される。汁の中で砕いて食べれば、中華おこげ風。完全に砕けないので、雑炊風にはならない。中に仕込まれたカレー粉が溶け出す演出で、最後まで楽しめる。
【掲載】2008年12月 【行列】5人 【らーめんの王様】★★★★☆
らーめん自由区文京区のラーメン店リスト>つけめん四代目 けいすけ@本駒込
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