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老舗から新店までのラーメン店をレポート。

四川担担麺 阿吽|湯島駅(東京メトロ千代線)

店舗基本情報

ラーメン遺産 殿堂入りの名店
しせんたんたんめん あうん
【所在地】東京都文京区湯島3-25-11 【お店の地図】
【電話】03-3835-1796
【定休日】月曜
【営業時間】
 ○11:00-14:00/18:00-22:00(平日)
 ○11:00-15:00/18:00-22:00(土曜)
 ○11:00-15:00/18:00-21:00(日曜)
【最寄り駅】
 ○東京メトロ千代線 湯島駅 徒歩3分

【メニュー】
 ○阿吽担担麺(三辣・四辣)800円
 ○黒胡麻担担麺(三辣・四辣)900円
 ○酸辣湯麺900円、胡麻味噌担担麺900円
 ○浪花そば650円
 ◎つゆ無し担担麺(三辣・四辣)800円
 ◎担担つけ麺(三辣・四辣)900円
 ◇五辛+100円、味玉100円
 □絹どけ杏仁豆腐300円、完熟マンゴープリン400円、ちゃーしゅー丼500円、水餃子500円、香味辣油(持帰り用)600円、他
 ※ランチタイム-男性はご飯、女性はご飯or杏仁豆腐をサービス

【限定メニュー(これまでの)】
 阿吽(a:un)油そば800円、醤油つけ麺800円、醤油らぁめん680円、醤油ちゃーしゅー麺850円、阿吽油そば800円、CT420(チーズのつゆ無し担担麺)1100円、味噌担担麺900円、カリーつゆ無し担担麺980円、翡翠つゆ無し担担麺(四辣)1000円、翡翠担担つけ麺1100円、棒々鶏涼麺950円、他

【系統】四川料理系担々麺

【お店について】
2007年8月25日創業。ご主人の水本丈博さんは、横浜中華街の広東料理店「招福門」出身。
様々な職業を経て、このお店を開いた。

中華料理店での経験の他、カラオケボックスやタコ焼き屋の店長、変わったところではホスト等など。
なぜ、担々麺に特化した専門店を開いたのかと言うと、横浜中華街で作られていた極上の“ラー油”との出会いがきっかけらしい。

「人に喜びを与えたい」、「本物の食材を使って、一食としての完成度、満足度の高いものを創作したい」、「高級店で出す味を気軽に食べてもらいたい」と言う願いを込めて、日々精進をしている。

阿吽では、四川料理の味の基本“麻辣”に加え、“”のまろやかさを強調しているのが特徴。
厳選素材と仕込みの技により、化学調味料を必要としない。
香りと痺れは四川省の高級「漢源花椒(カンゲンホアジャオ)」、深みのある辛さは「朝天辣椒(チョーテンラージャオ)」を使ったラー油。
また、炸醤(ジャージャー)と呼ばれる肉味噌には「ピーシェン豆板醤」を使用。
醤油は特選丸大豆しょうゆ(キッコーマン)、砂糖はスプーン印上白糖(三井製糖)、料理酒は「塔牌 紹興花彫酒【陳三年】@宝酒造」、「本みりん(宝酒造)」、「醸造酢 末広(ミツカン)」などを使用。

辛さ調整は、このお店独自の3段階から選べる。
【三辣(さんから)】まろやかな旨味。
【四辣(よんから)】辛味とコクを強くしたもの。
【五辣(ごから)】体感する本場の辛さとコク。
※【四辣】は、基本の【三辣】の2倍の辛さ・5倍の痺れ。【五辣】は【三辣】の6〜10倍の辛さ・8〜12倍の痺れ。

阿吽@湯島-店舗外観
「阿吽」の場所は、昌平橋通り沿いの湯島中坂下交差点近く。
「四川担担麺」と書かれた電飾の看板が目印。
木造三階建ての民家風の建物の一階にある。
ドアには「自動ドア」と書かれたプレートが貼られているが、よく見ると「自(分で)動(かす)ドア」と記述されている。

阿吽@湯島-店内
店内に入ると目の前に券売機がある。その奥のウエイティングスペースに、待ち席が8席ほど設けられている。ゆとりがあり、明るく落ち着いた空間。

阿吽@湯島-店内
BGMは軽快なJAZZの音色。
ステンレスの天板のL字型カウンター9席と、テーブル5席(3+2)。テーブル席は、混雑時以外は使用されていない。
紙エプロン支給のサービスもある。
厨房では、ハンチング帽を被った店主が一人で切り盛りをしている。
混雑時には、ホール担当の女性スタッフがいることもある。

2014年、経営権が「水本丈博」さんから、「MNプロデュース」に移譲された。

実食のレポート

阿吽@湯島-浪花そば
本日は「浪花そば」

2010年1月から始まった新メニュー。
どて焼き(大阪で生まれた牛のスジ肉を味噌や味醂で煮込んだもの)を具としたもの。
どて焼きというのは、串カツと並んで大阪・新世界の名物。水本店主(大阪府枚方市出身)ならではの着想。
「めちゃ好きやった ばあちゃんの思い出から つくりました」とのこと。

動物系の清湯を軸にした醤油ベース。
どて焼きが加えられていることにより、その旨味が溶け出し、甘味が出たスープ。
牛脂のコッテリとした感じもあるが、後味はサッパリ。
味醂の甘味だけではなく、白菜の甘味も滲み出ているので、しつこさがなく優しい味わいとなっている。

麺は中太ストレート。
加水率が低めで、モッソリとした食感。
小麦粉がミチッと詰まったような密度感で、ワッシワッシと麺を頬張るようにして食べる。
食べるごとに、スープが馴染んできて美味しくなる。

具の牛のスジ肉は、肉の部分がほとんど付いておらず、ゼラチン質の部分だけ。
プルンプルンとした食感。
白菜は炒めてあるので、香ばしさと噛んだ時に甘味が出てきて美味しい。
他の具は刻みネギ。

四川担々麺専門店で、グランドメニューに載るとは予想だにしなかった逸品。

【掲載】2010年8月 【行列】6人 【らーめんの王様】★★★★★
 

実食のレポート

阿吽@湯島-酸辣湯麺
本日は「酸辣湯麺」

酸辣湯麺の酸辣とは、酢の酸味、黒胡椒もしくは唐辛子を効かせた酸味豊かで、辛味のあるスープのこと。
中国、四川料理の一つで、「サンラー」と発音し、「スーラー」と言うこともある。
それに、中華麺が入ったものを酸辣湯麺(サンラータンメン)と言う。
このメニューでは、担々麺に使うラー油とは違うものを使用しているとのこと。

「下の方からかき混ぜるようにして、お召し上がり下さい」とのアナウンス。
担々麺同様、深みのある琥珀色のスープの色。
見るからに辛そうな色合い。
スープはトロミがあり、かなりの量の自家製ラー油が浮いている。
酸味と辛味は同程度で、担々麺よりは控えめの辛味。
花椒による爽快な痺れ感はある。
トロミのせいか温度は高く、慌てて食べると火傷をする。
酸味・辛味・痺れ・甘味のバランスが良く、味わい深い。
干し海老の風味も心地よく、食欲をそそる。

中細のストレート麺は、柔らかめの茹で加減。
スープがよく絡み、麺を食べた後にはスープがほとんど残らない。
トロミのあるスープと一体化している。

具のメンマは、コリコリとした食感。
干し海老やポロポロとした挽肉は、個々に美味しく味わえる。
多めにトッピングされた白髪ネギや小松菜は箸休め。

担々麺とは微妙に違う摩訶不思議な味わいだが、阿吽らしいまとめ方で完成度の高い一杯。

【掲載】2010年6月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
 

実食のレポート

阿吽@湯島-つゆ無し担担麺
本日は「つゆ無し担担麺(三辣)」
担々麺とは、1841年に中国四川省の成都で、陳包包(チィエン・バオバオ)という行商人が考案したメニュー。
因(ちな)みに、一般的知られている担々麺(汁有り)は、四川省出身の料理人“陳建民”氏が日本人向けに改良して作ったもの。

「つゆ無し」が基本の本場中国式の本格的担々麺のスタイル。

麺は「三河屋製麺」製の中太平打ち縮れ麺。
麺を引っ張ると切れにくく、最後はプッツンと切れるしなやかさ。
汁の絡みも良く美味しい麺。

タレは、香味辣油が加わりややネットリとした感じ。
基本の三辣は、激辛ではない。
ピリ辛で、食べやすい刺激。刺激を求めるならば、四辛以上が妥当。
麺を頬張ると、口の中に海老の風味と胡麻の香ばしい風味が広がる。
続いて、花椒のピリピリ感とラー油の心地よい刺激が舌を席捲する。

具の肉そばろと干し海老は芳ばしさとコクを与え、小松菜はシャキッとした食感で箸休めとして良い役割。
個人的には、具にバリエーションがあると見た目の豪華さが出るように思う。
全体的にはバランスが良く、一体感がある。邪道だが、残った汁にご飯を投入してみたくもなった。

【掲載】2009年10月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
 

実食のレポート

阿吽@湯島-担担つけ麺(五辣)
本日は「担担つけ麺(五辣)」
オーダーの際、「四辛の3倍以上の辛味がありますが、大丈夫ですか?」と店主が確認を取ってから調理をする激辛の等級、それが五辣。

スープ表面は、灼熱の色。
ラー油を掻き分けると、白味噌のような乳白の色が垣間見られる。

中太の平打ち麺をつけ汁につけて持ち上げると、甲殻類の香ばしい風味が鼻孔をすり抜ける。
麺をズズズッとすすれば、むせるのは必至。
浸して静かに口の中に入れて、モグモグと噛むのが安全な食べ方。
インドカリーを激辛でオーダーした時の舌を刺すような痛みは無い。
出汁の旨味が先行し、花椒の痺れ感とラー油の心地よい刺激がその後を追っかけてくると言う感じ。
食べ進むと、額からうっすらと汗がにじみ出て、毛穴が開く。
新陳代謝が活発となり、体が活性化したような心地になる。

最後にスープ割り。辛味の中に、旨味有り。食べた後にもまた食べたくなるような“魔性の味”。

【掲載】2009年9月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
 

実食のレポート

阿吽@湯島-黒胡麻担々麺(四辣)
本日は「黒胡麻担担麺(四辣)」

丸鶏ベースのスープに、芝麻醤で風味と旨味を出し、ラー油花椒でアクセントをつけた担々麺。
白胡麻を使用した乳白色の色合いと違い、黒胡麻を多用しているために褐色に近い色合い。

一口飲むと、予想に反して、むせるほどの辛さではない。
ラー油の辛味と花椒の刺激とのバランスが取れた味わい。
どちらかと言えば辛味よりも花椒の痺れ感が効いている。
この刺激の心地よさの奥に、複雑で重層的な旨味がある。
胡麻の甘味、甲殻類の香ばしさ、炸醤によるコクが滲み出ている。
単なる激辛ではなく、食べ進むごとに旨味が増して、素直に体に入っていく。
後味はすっきり。痺れによる刺激により、食後にお腹が空いたような錯覚に陥る。

麺は国産小麦のみを使用した「三河屋製麺」製の中細ストレート麺。
当初は、新潟の製麺所からの直送品を使っていたが、チェンジした。
スルスルと啜り心地が良く、適度な弾力性があり美味しい。

具はカシューナッツ大の無添加無着色の干し海老。
葉を切り落とした小松菜。
肉味噌の炸醤は、甘さ控えめで程よい味付け。

阿吽@湯島-完熟マンゴープリン
食後に、デザートの「完熟マンゴープリン」。
アルフォンソマンゴーをベースにしたスイーツ。
一般的なスイーツの価格と量に比べ、やや割高に感じるが、果実そのものの甘味と酸味が生かされており美味。

【掲載】2009年6月 【行列】8人 【らーめんの王様】★★★★★
 

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