本日は「わんたんめん」。
淡い中にも、滋味深さ、奥行きを感じさせるのがこのお店のラーメンの特徴。
盛り付けは相変わらず、丁寧で美しい。
一口スープを飲むと鶏油(チーユ)によるコクと醤油の旨みが口の中に広がる。
ところが、その後に浮上してくるはずの魚介の風味や旨みが出てこない。
鯖節なり、鰹節の風味が追って出てくるはずなのだが、フラットな感じ。
スープが劣化する時間帯でもないし、ブレを出すような技量のなさでもない。
麺はスープに入れた後のほぐしが十分でなく、麺同士がくっついている。
類まれなるセンスは、誰しも周知のこと。期待通りであって欲しいと願う。
【掲載】2006年10月 【行列】14人 【らーめんの王様】★★★☆☆