らーめん自由区・東京ラーメンガイド文京区のラーメン店リスト>大至@御茶ノ水
ラーメン大至らーめん だいし
【所在地】東京都文京区湯島2-1-2 佐藤ビル1F 【お店の地図】
【電話】03-3813-1080
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】
 ○11:00-15:00/17:00-21:00
【最寄り駅】
 ○JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 徒歩5分

【メニュー】
 ○ラーメン650円、味玉ラーメン680円、ワンタンメン730円、チャーシューメン880円
 ○担々麺780円
 ◎つけ麺750円
 ◇味玉・のり・メンマ各100円、ネギ・キムチ(小)各150円、チャーシュー250円
 □ラーメンランチ(ラーメン+ライス+キムチ)850円、ミニ大至丼・ネギチャーシュー丼各330円
 □おでん380円、ギョーザ350円、他
 ※昼メニューと夜メニューがあり、若干内容が異なる。

【限定メニュー(これまでの)】
 冷やしつけ麺赤唐辛子780円、冷やしつけ麺750円、味噌ラーメン750円、塩ラーメン750円、素つけ麺630円、他

【系統】中華そば系東京ラーメン

大至@御茶ノ水-店舗外観 大至@御茶ノ水-店内
【お店について】
 2007年7月30日創業。ご主人の柳崎一紀氏は、学生時代から居酒屋やレストランをはじめ様々な飲食店の経験を積み、そして「フジヤマ製麺@中目黒」経て独立。
 ご主人の味の原点は、幼い頃からよく食べていた出前のラーメン。そこで、コンセプトは“どこにでもある昔ながらのラーメン。近所にある中華屋さんのラーメンの最高峰を目指す”とのこと。入口横の看板にも、「流行を追わず、奇をてらわず、至って質朴なラーメンを至極真摯に手間かけ作る。ラーメン大至。」と書かれている。

 お店の場所は、JR御茶ノ水駅聖橋口(東口)を北上し、本郷通りを渡り直進。清水坂下交差点を左折してすぐの場所、右側の蔵前橋通り沿いにある。朱色の看板が目印。

 店内は、入って左側に券売機がある。カウンターは、左手と右手に分かれた変形対面式で20(11+9)席。突き当たりの奥が厨房。カウンターの間はスタッフの通り道で、場所によっては簾(すだれ)が掛かり、前が気にならないように配慮されている。夜は飲むお客もいるため、向かって右側が喫煙席となり分煙制を採っている。卓上には、酢、ギャバンの胡椒、一味が置かれている。スタッフはセピア色のポロシャツに赤いキャップのスタイルで、2名で切り盛りをしている。BGMは洋楽。
大至@御茶ノ水-味玉ラーメン
 本日は「味玉ラーメン」。丸鶏・鶏ガラと豚骨に、香味野菜、干し海老や帆立・昆布・鰹などの海産物の旨味が加わったスープ。清湯スープに醤油ダレというスタイルだが、この清湯(チンタン)が通常のものとは違う。沸騰させずにゆっくり煮出して、濁りを出さないのが一般的なもの。ところが大至では、2日間に渡って約10時間炊いて白濁させる。それを卵白や鶏挽肉を使って1、2時間煮ると澄んだ琥珀色のスープが出来ると言う。強火で炊くことにより、スープにパンチ力が出るらしい。
 丼に顔を近づけると、鼻孔をすり抜けるのは鶏油の香り。鶏油を多めに用いて、コッテリ感を演出。ベースにある乾物類の出汁の旨味と鶏の旨味も引き出されていて、穏やかだがじんわりとくる味わい。

 麺は「大成食品」製の中細ストレート麺。かん水がやや多めの黄色い麺。スルスルと啜り心地が良く、ムチッとした食感。風味、歯応えも良く、スープの絡みも上々。
 ロース肉のチャーシュー(2枚)は、フレンチの“コンフィ”という調理法を応用し、豚のロース肉を低温のラードで煮ている。肉の中央はほんのりピンク色に仕上がり綺麗。しっとりとした肉質で、しっかりとした歯応えもある。味付は控えめで、噛む程に肉の旨味が滲み出て秀逸。メンマはシャクシャクとした歯ざわり。味玉は、おでんのように味を染みこませたいということで、敢えて固ゆでにしている。他の具は、海苔、ナルト小口切りのネギ。

 「あなたの1番ではないが、3番に入りたい」。的を得た願い。食材の力に頼るのではなく、調理法を工夫することで極めること。それが、大至のラーメン。
【掲載】2009年5月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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