＞文京区のラーメン店リスト＞がんこ１２代目＠本郷三丁目【所在地】東京都文京区本郷3-28-13 ラヴェニュー本郷１Ｆ
【電話】03-5800-0915
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】11：00-22：00
【最寄り駅】都営大江戸線・東京メトロ丸の内線 本郷三丁目駅 徒歩３分
【11：00-14：00ランチメニュー】
○しょうゆラーメン７００円（炊込ご飯＋味付玉子）〈あっさり味・中間・こってり味から選択〉
○しょうゆラーメン７００円（味付玉子＋チャーシュー２枚）〈あっさり味・中間・こってり味から選択〉
○ワンタンラーメン７００円（炊込ご飯＋味付玉子＋ワンタン５個）
○ハリハリラーメン７００円（炊込ご飯＋味付玉子）
○塩ラーメン８００円（味付玉子＋チャーシュー３枚＋こがしネギ）
○本郷スペシャルラーメン１０００円（炊込ごはん＋チャーシュー３枚＋ワンタン５個＋のり大２枚）
※炊き込みご飯は数に限りがあるため、なくなり次第終了になる。
【14：00-17：00の限定メニュー】
にこにこラーメン５００円（麺大盛・チャーシュー入り）
【14：00-22：00通常メニュー】
○しょうゆラーメン７００円、塩ラーメン７００円、ハリハリラーメン７００円、ワンタンラーメン７００円、こがしねぎラーメン８００円、本郷スペシャルラーメン１０００円
○つけ麺大盛（味玉・チャーシュー付）８００円
◆味付玉子１００円、こがしねぎ１００円、チャーシュー（２枚）２００円
他
【系統】元祖一条流がんこラーメン系東京ラーメン
【お店について】
１９９７年３月創業。屋号が記されておらず、シンボリックな牛骨がぶら下がっているがんこ特有の店構え。扉と壁面が傾いているのがとてもユニーク。扉を開けると別世界。予想だにしなかった屋台風の広々とした空間。カウンター８席とテーブル９席。柱には訪れたお客の無数の名刺が貼られている。頭にねじりタオルを巻いた燻（いぶ）し銀の粋なスタッフが３人。ご主人は特にフレンドリーで話好き。卓上には青唐ペースト、コショウが置かれている。ＢＧＭはＡＭラジオ。
がんこラーメンの３箇条「スープは熱く、麺は固く、スープは濃く」を守りつつ、鶏皮を上げた「ハリハリラーメン」や「ワンタンラーメン」などこのお店独自のメニューやランチメニューを設けるなど、独自の工夫をしている。
本日は「ハリハリラーメン」。炊き込みご飯と味付玉子が付いたランチサービスメニュー。ハリハリとはこのお店では、鶏皮の唐揚げのこと。本来、鯨肉と京菜（水菜）を使った鍋物「はりはり鍋」で聞き覚えのある言葉。京菜のシャキシャキ感、パリパリといった歯応えを表す言葉であるが、揚げた鶏皮の食感を差していると思われる。
総本家のスープは、高濃度のダシと塩分で、キレのある鋭角的なスープ。それに対して、こちらは緩やかな印象。それでも塩分濃度は高い方だと思うが、塩辛いと思う一歩手前の寸止め。背脂の甘味も手伝って、飲みやすく滋味深い。
細縮れ麺は柔らかめの茹で加減で伸びやすいが、スルスルとすすりやすく、プリプリシコシコ感もあってスープにマッチしている。鶏皮の唐揚げはカロリアスだが、サクサクとした歯ざわりが心地よく、旨味が詰まっている。メンマは細切りでコリコリとした食感。味付け玉子は味付けは薄め、白身がしっかりとしていて、黄身は全てトロリとした絶妙な茹で加減。他の具はネギと海苔。炊き込みご飯は、あっさりとした味付けで、ふっくらと炊き上がっていて美味しい。
【掲載】２００７年６月 【行列０人】 【らーめんの王様】★★★★☆
本日は「ワンタンラーメン」。牛骨、豚骨、鶏ガラベースにスルメ、干し貝柱、昆布などの魚介類、香味野菜や隠し味にりんごを使うというダシ。乾物類の滋味深い味わいが味蕾（みらい）に染み渡る。がんこ系の中では最も塩分控えめ。適度な塩分がダシを持ち上げキレを感じさせる。背脂の甘味が塩の尖りを抑えバランスを保っている。麺はがんこ特有の黄色の細縮れ麺。総本家同様「サッポロめんフーズ＠練馬区富士見台」製。小麦の風味は弱いが、コシが強くスープの絡みがよい。細いが噛むと「ネッチ」とした食感とすすり心地がよい。ワンタンは皮は中厚で肉が多め。生姜やコショウの下味は余りなく、肉の味が感じられる。味玉はスープより塩気を感じるが、黄味がトロリと流れる絶妙な茹で具合。メンマはコリコリとした歯ざわり。他の具は海苔とねぎ。
スープ、麺、具のバランス感覚が良い。特に具による味の際出させ方が上手い。がんこの特異性もありながら、ポピュラリティのある一杯。
【掲載】２００７年２月 【行列０人】 【らーめんの王様】★★★★☆