らーめん自由区・東京ラーメンガイド全国各地のラーメン店リスト>兎に角@松戸
兎に角とにかく
【所在地】千葉県松戸市根本472-5 【お店の地図】
【電話】047-361-4667
【定休日】月曜
【営業時間】
○11:30-14:00/18:30-21:00(平日)
○11:30-14:00(日祝)
【最寄駅】JR常磐線・東京メトロ千代田線・新京成線他 松戸駅東口 徒歩3分
【メニュー】
 ○ラーメン650円、燻玉ラーメン750円、チャーシューメン900円、全部乗せラーメン1000円
 ○つけ麺650円、燻玉つけ麺750円
 □牛すじ丼350円、今月のデザート250円〜、他

【系統】鶏白湯醤油系ラーメン

【お店について】
 2005年7月創業。正式名は「兎に角(とにかく)」。店名には、「兎に角、ラーメン店をやりたい、始めるしかない」という決意と「薀蓄よりも、兎に角おいしいラーメンを食べてもらいたい」という願いがこめられている。ご主人は、津田沼の人気店「必勝軒@津田沼」出身(半年間)。

 土地勘がなく、駅周辺をさまよってしまったが、交番で尋ねると、地図を指し示しながら、行き方を丁寧に教えてくれた。「店の近くになれば、行列ができているからわかるよ」とのこと。実際には駅からほど近い場所にあった。目印は白地に黒文字で店名が書かれた大きな看板。

 以前は「13湯麺HIDE」があった場所。店頭には待ち客用のベンチも置かれ、向かって左側のガラス内には製麺室がある。

 入口右横には「昭和産業 北海道100」と表示された小麦粉の袋が置かれている。店内は奥へ長く続く、カウンター9席。客席の背後はゆとりがある。夫婦2人、阿吽の呼吸で切り盛りをしている。椅子はやや高めだが、チャイルドシートが用意され、子連れでも安心。また、女性客用に、紙エプロン、ヘアゴムが用意されている。BGMは70年代のPOP。
燻玉らーめん@兎に角
 本日は「燻玉ラーメン」。豚骨、鶏ガラ、牛スジなどの動物系と香味野菜を炊いたダシに、鰹節、サバ節、煮干などの節系を併せたダシ。スープの色は黄色味を帯びて、濁っている。鶏のダシが強めで、更に牛スジも加えているので、ゼラチン質が豊富で粘度の高いスープ。最初に魚介の風味が鼻腔をくすぐり、一口飲むとコクと旨みが口の中に広がる。全て濃厚でありながら、しつこさはない。食べ進むと気づくが、どんぶりの底には多めの粗引き胡椒が沈殿している。かき混ぜるとメリハリがある味となる。

 営業時間の直前に製造するという麺はストレートの太麺。「自家製麺をたっぷり味わっていただきたくて、普通盛でも少し多めになっています。」とのこと。少し多めどころか、250gもある。ちなみに大盛は+100円で375g、特盛は+200円で500gとなる。普通盛でも多いと思う人には、小盛200g以下で−50円の600円にもできる。麺の表面は滑らかで、ツルッとしたすすり心地の良さ。噛むとモチモチとしていて弾力性もあり、柔らかめの茹で加減だが、歯応えもしっかり感じられる。小麦粉の風味が香り、玉子の味もあり、とてもおいしい。量の多さを忘れて、どんどん胃に収まっていく。

 チャーシューはサクラチップで燻した肩ロース肉。スープに浸っていたためか、燻製風味は弱い。中ぐらいの大きさでやや薄切りの厚さ。とても柔らかく、しっとりとしていておいしい。味付け玉子も同様に、燻製。程よい香ばしい風味と味付け、黄身はゼリー状の半熟。メンマは柔らかく、シャキシャキとした食感。他の具は、ネギ、海苔。
 細心の気配りと接客態度の良さを感じる。そして、「おいしいものをたくさん食べて欲しい」という気持ちが伝わってくる。奥さんが作るデザート(月替わり)も評判が良い。
【掲載】2006年8月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★★
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