らーめん自由区・東京ラーメンガイド千代田区のラーメン店リスト>らーめん有明@九段下
地鶏水炊きらーめん有明・閉店
【所在地】東京都千代田区西神田3-3-7
【定休日】日曜
【営業時間】11:30〜15:00/18:00〜23:30
【最寄駅】東京メトロ東西線 九段下駅5番出口 徒歩5分
【メニュー】
らーめん650円(洗い飯付き)、日向鶏チャーシューメン850円、地玉子の半熟仕立て100円、
替玉(半玉)100円、替玉(1玉)150円

【系統】鶏白湯系東京ラーメン
【お店について】
 地鶏料理専門店「鳥料理有明(1976年1月創業)」が2003年より昼限定で水炊きに使うスープをベースにしたラーメンを提供するようになり、それが評判となった。そのFC(フランチャイズ)店として九段下に2005年9月オープン。本店である「鳥料理有明」は2006年1月に木場から門前仲町に移転し、同時にラーメンを提供するのを中止した。したがって、話題になった白湯ラーメンを食べられるのはこのお店だけ。首都高速西神田出入り口の近くにあり、黄色の看板が目印。店内は背中合わせのカウンター16席で、清潔感のあるこじんまりとした空間。
有明@九段下・東京ラーメン
 本日は「日向鶏チャーシューメン」+地玉子。驚愕のスピード30秒程で到着。大山軍鶏を使った本店とは違い、コストの関係で日向鶏を使用している。地鶏の丸鶏とガラをベースに、手羽先や野菜を加え、更に粘度をつけるために米を加え裏ごしをしたスープ。粘度は思ったよりは高くなくスッキリとしている。滋味深く、鶏白湯ならではの旨さが口内一杯に広がる。塩ダレはやや強めに出ている。麺は「浅草開花楼」製の極細ストレート麺。麺茹で時間が15秒ほどと短い(製法に秘密があるのかも)。適度にコシがあり美味しい麺ではあるが、麺同士がへばりついてほぐれにくいのが難点。地玉子の半熟仕立ては殻付き・塩付きのものが小皿に載って出される。殻を剥くのに苦戦を強いられる。少しかじって、残りは洗い飯を入れる時のために残しておく。鶏チャーシューは外側の皮に焼き目がつき、味は淡白。香ばしさがあり美味しい。豚肉よりは断然相性が良い。柚子と少量の紅葉おろしはアクセントとして効果的。最後に残ったスープ(あまり残らなかった)に洗い飯を投入。ごはんの粘り気を取るために湯通しをした米だが、パラパラというよりは固まっている。スープの温度が下がっているところに入れると更にぬるくなる。卓上に置かれたポン酢を入れると、もろに家庭で食べる鍋の後の雑炊風の味になる。酸味が鶏白湯の風味を消すので、塩ダレのみを追加するのがお薦め。
 スープ単体の味は極上。ラーメンそのものの量は多くはないので、洗い飯を入れ雑炊風にして食べることにより完結する。このラーメンには必須のアイテムともいえる。それを考えるとスープの量と温度は適正化する必要があると思う。
【掲載】2006年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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