らーめん自由区・東京ラーメンガイド千代田区のラーメン店リスト>ラーメン創房 玄@秋葉原
ラーメン創房 玄 総本店・閉店
【最寄り駅】東京都千代田区外神田2-3-10
【定休日】無休
【営業時間】11:00〜21:00
【最寄り駅】JR総武線 秋葉原駅 徒歩5分
【メニュー】
ふつうのラーメン580円、もやしラーメン630円、ねぎラーメン680円、味玉ラーメン680円、メンマラーメン680円、チャーシュー麺780円
超こだわりラーメン780円、玄流塩ラーメン780円、玄麺830円、玄菜麺830円、玄流坦々麺880円、つけ麺680円、塩つけ麺680円、他

【系統】創作系東京ラーメン

【お店について】
 創業は1993年4月で当初の店名は「ラーメン工房めんめん」、その後「ラーメン創房 玄」に改める。

 2002年5月に秋葉原の現在の場所に店を構え「総本店」とした後、創業地であった末広町のお店は閉店した。現在、天王洲アイル、亀有、浅草などに支店や関連店を展開している。

 末広町の旧店舗時代は、蔵前橋通りより路地に入ったわかりにくい場所で、カウンター11席の窮屈な空間であった。店名を変更したあたりから、こだわり溢れる素材を使った数々のメニューが評判となり、探究心旺盛な職人「田中兼一」氏の存在も話題となった。

 秋葉原昌平橋の近くにあるこのお店は、L字型カウンター18席とゆとりのある空間で厨房は広く、低いカウンター席から中の様子がよく伺える。券売機で食券を買う。
ラーメン創房 玄 総本店@秋葉原・東京ラーメン
 本日は「超こだわりラーメン」。スープはゲンコツ・名古屋コーチン等の鶏がらと丸鶏の動物系、羅臼昆布・本枯れ鰹・焼アゴ・帆立貝柱・ゲソ等の魚介系と野菜類を加えたもの。タレには奥出雲の井上式古式醤油、天然素材を使った調味料、野菜、魚介類を入れて煮詰め、2ヶ月熟成させたものを使用している。

 透明感のある醤油のスープは深みのある味わい。醤油ダレの甘味とコクが自然な感じで伝わり、動物系と魚介系の出汁も程良い。以前に比べ冴えやコントラストが弱くなった感じもするが、素材の持ち味の引き出し方やバランス感覚は健在だ。

 天然かん水を使用した中細の多加水縮れ麺はスープとの絡みや滑りも良く、モチッとした弾力性もある。オーガニックポークの肩ロースのチャーシューはふくよかな味わい。味玉は以前は固ゆでであったが、白味に味が染みこみ、黄味がゼリー状のものが1/2ついている。

 末広町時代は狭いながらも独特な雰囲気があり、作り手の緊張感なり、ラーメンづくりに対する精神性が伝わり感動したのを覚えている。今回の訪問ではお店の雰囲気があまりにも大衆的で開放的な空間のためか、食べる側にそれらが伝わりにくい。こだわりを伝えるためには、味以外の面においてもそれを引き立てるための演出なり、工夫も大事な要素ではないかと思う。
【掲載】2005年5月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
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