らーめん自由区・東京ラーメンガイド千代田区のラーメン店リスト>九段斑鳩
九段 斑鳩くだんいかるが
【所在地】東京都千代田区九段北1-9-12 九段下ビル1F 【お店の地図】
【電話】03-3239-2622
【定休日】日曜
【営業時間】
 ○11:00-15:00/17:00-23:00
 ○11:00-16:30/18:00-22:00(土曜・祝日)
【最寄駅】
 ○東京メトロ東西線 九段下駅 徒歩5分
 ○東京メトロ半蔵門線・都営新宿線 九段下駅 徒歩7分
 ○JR総武線 飯田橋駅 徒歩12分

【メニュー】※時折、変更
○らー麺650円、煮玉子らー麺750円、とろろ昆布らー麺750円、特製らー麺880円、全部入りらー麺980円、チャーシュー麺1000円
○(昼夜各限定25杯)塩本鰹らー麺770円、煮玉子塩本鰹らー麺870円、特製塩本鰹らー麺1000円
○(昼夜各限定20杯)和風醤油(塩)らー麺700円、煮玉子和風醤油(塩)らー麺800円、とろろ昆布和風醤油(塩)らー麺800円、特製和風醤油(塩)らー麺930円
○(月・火のみ・昼夜各限定10杯)鮭節の白醤油らー麺770円、特製鮭節の白醤油らー麺1000円
○塩濃厚豚骨770円、煮玉子塩濃厚豚骨870円、特製塩濃厚豚骨1000円
◇ガーリック油そば770円、チーズガーリック油そば820円、特製ガーリック油そば1000円、特製チーズガーリック油そば1050円、チャーシューガーリック油そば1120円、カレー油そば800円、塩油そば(昼夜各限定5杯)
◇塩油そば750円、煮玉子油そば850円、特製油そば980円
□特製+230円、煮玉子+100円、直火焼チャーシュー(2枚)+200円、燻製直火焼チャーシュー(2枚)+250円、燻製煮玉子+150円、とろろ昆布+100円
□杏仁プリン300円

【これまでの期間限定】
 濃厚豚骨つけ麺鰹風味、梅の白正油つけ麺梅ゼリーのせ、気まぐれつけ麺U850円、とき卵らー麺880円、傅右衛門らー麺770円、伊勢海老の味噌そば1200円、辛油そば800円、海の白醤油そば770円、塩そば670円、濃厚豚骨太麺・鰹風味700円、濃厚豚骨味噌・鰹風味770円、平打ち醤油らー麺700円、勝男武士味噌らー麺770円、睦月の味噌らー麺770円、和の醤油(塩)らー麺700円、チーズカルボナーラらー麺820円、チーズ塩油そば770円、海老の味噌そば(四川風味)770円、週間現代特製気まぐれ油そば800円、ぴあコラボ鮭節の白正油らー麺770円、超らーめんナビ坂井流もやしそば880円


【系統】創作系東京ラーメン

九段斑鳩@外観 九段斑鳩@店内
【お店について】
 2000年4月創業。創業当初は「青葉インスパイア系」とも評されたお店。その後、創作的な限定メニューを次々と打ち出し独自色を強めた。店名の由来は、「受身の気持ちで終わるのではなく、自ら主体的に全てを始めていく。」という聖徳太子の信条にあやかり、「斑鳩」という名を取り入れた。お店はアパレルメーカーが経営し、ビルの奥にブティックがあるという珍しい業態。人通りの少ない場所にあるが、時間帯により行列が出来る。たまに、長蛇になる時もあるが、待ち時間は短い。列が長い時は、数人単位の入れ替え制となる。この場合、並んでいる途中で券を購入し、元の場所に戻る。白と黒を基調とした店内は、天井が高くゆったりとした空間。カウンター6席、テーブル席12席。テーブル席での相席になる確立は高い。卓上にホワイトペッパー・一味唐辛子・スリゴマが置かれている。
九段斑鳩@特製塩本鰹らー麺
 本日は「特製塩本鰹らー麺」。基本となる白濁した動物系のダシに、高級本枯れ鰹節のダシをプラスした塩ラーメン。輪郭のしっかりとした動物系スープは他のメニューと共通するところ。ふんわりと立ち上る上品な鰹の香りが心地よい。手っ取り早く、魚介の風味を移した香味油を多用せず、素材をゆっくりと煮出したスープは実に滋味深い。
 中細の縮れ麺は、塩味専用に特注したもの。スープの絡みがよく、スルスルと啜りやすい。噛むとシコシコとした食感で美味しい。具として珍しいのは、大麦のもろみと揚げレンコン。特有の風味と食感が微妙な変化をもたらし、楽しませてくれる。肩ロースチャーシューは3枚。タレの味付けがしっかりとしていて味わい深い。味付け玉子は、味付け控えめで、黄身がしっとりとしたタイプ。メンマは扁平でシャキシャキとした食感。他の具は青じその刻み、海苔、ねぎ。
 基本となるスープベースが安定しているので、どのメニューにも共通した美味しさがある。豊富なメニューのそれぞれの微妙な味の違いを食べ比べてみるのも面白い。
【掲載】2007年9月 【行列】20人 【らーめんの王様】★★★★★
九段斑鳩@特製和風塩
 本日は「特製和風塩」。スープ温度はやや低め。「熱くなければラーメンじゃない」と思う人にはぬるく感じる温度。最後まで風味を飛ばさないためにはこの温度が適温。そこが難しいところ。表面に鶏油(チーユ)が多め浮かび、深いコクと旨味が凝縮されたスープ。塩梅も程よく、飲みやすい。どこが和風かと言われれば多少魚介系が強いところであろうか。
 麺は極細ストレート麺。細い割にはしっかりとしたコシがあり、スープの絡みも良い。ただ、麺同士くっつきやすく、伸びやすいのがデメリット。チャーシューは肩ロースで、適度な味つけでホロホロト崩れるタイプ。メンマは平たくシャキシャキとした食感。煮玉子は味付もよく、黄身がトロリと流れる逸品。
 ベースのスープがしっかりとしているので、塩も醤油も然程差異はない。ネーミングが変われどもその大きな違いはない。結論から言えば、基本が美味しいということ。
【掲載】2007年4月 【行列】14人 【らーめんの王様】★★★★★
九段斑鳩@煮玉子海老味噌そば
 本日は「煮玉子海老の味噌そば(四川風)」。昼夜各15杯という期間限定のラーメン。豚・鶏・海老のトリプルスープ、それに2種類の味噌をブレンドしたタレ。スープの表面はオレンジ色に輝く油層に覆われてギトギトした感じ。ラー油にも思えるが、海老の風味を移した香味油。辛味はタバスコと山椒のようだ。一口飲むとドロッとした口当たり。最初は辛くはないが、後からジワジワと辛味が増してくる。四川風とうたっているように、山椒の刺激が効果的。味噌の風味よりも心地よいピリ辛感が食欲をそそる。また、ニンニクチップスの香ばしさも合わさり複雑な味わい。
 麺は中太の平打ちストレート麺。量は160g。滑らかな口当たりと、小麦の風味が香り美味しい。メンマは平たく、味付は薄めでシャキシャキとした食感。煮玉子は味つけがしっかりとしていて、黄味がトロリとした逸品。肩ロースのチャーシューは薄切りで、タレの味が滲み込み、肉の旨味も出ている。
【掲載】2007年3月 【行列】21人 【らーめんの王様】★★★★☆
九段斑鳩@海の白醤油そば
 本日は「海の白醤油らー麺」と煮玉子。動物系に魚介系を併せたWスープ。タレには懐石料理でよく使用される「白醤油」を使っている。通常のらー麺よりも、動物系と魚介系の出汁があっさりとした印象。白醤油の風味は特別に強いというものはなく、甘味が若干感じられる。塩加減はしょっぱさを感じる一歩手前の適度な塩梅。濃厚さという点では、サラリとした印象が強く、出汁の輪郭がはっきりと浮かび出る上品な仕上がりになっている。
 麺は細麺のストレートで引き締まった麺。コシがあり、小麦粉の密度が高い。スープとの相性は良い。肩ロースのチャーシューは柔らかくふっくらとしている。オーダーの直後にバーナーで炙っているので香ばしさもある。メンマは平たく太いものでシャキッとした食感が良い。玉子の黄味は濃厚で美味。海苔は黒々とした上質のもの3枚。後で気づいたが、ネギは使われていない。カイワレは彩り。
 本来、人通りの少ない場所ではあるが、どこからともなく人が集まる実力のあるお店。限定メニューにも惹かれるが、真骨頂はやはりらー麺ではなかろうか。
【掲載】2005年10月 【行列】9人 【らーめんの王様】★★★★☆
九段斑鳩@煮玉子らー麺
 本日は「煮玉子らー麺」。「青葉@中野」のスタイルとは似ているものの微妙に違った味わい。化学調味料を使わない無化調の店ながら魚介の旨味と香りがぎっしり詰まった豊潤なスープ。築地で仕入れた本枯れ鰹や利尻昆布、煮干、鯖節、宮内庁御用達の野菜等を使った極上品。独学でこの味を出すにはかなりの研究、試作をしたものと思われる。トッピングの煮玉子、チャーシューも絶品。
 アパレル業務からラーメン屋に替わった店主の感性の鋭さが伝わる一杯。
【掲載】2003年 【行列】12人 【らーめんの王様】★★★★★
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