らーめん自由区・東京ラーメンガイド千代田区のラーメン店リスト>らーめん康雅賢@小川町
らーめん康雅賢・閉店
【所在地】東京都千代田区神田小川町3-11-2 インペリアル御茶ノ水2F
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】11:00〜22:00
【最寄駅】都営新宿線小川町駅 徒歩3分
【メニュー】
○醤油ラーメン300円、塩ラーメン300円、味噌ラーメン400円、
○チャーシューメン/醤油・塩=400円・味噌=500円
○角煮ラーメン/醤油・塩=400円・味噌=500円
◆トッピング-味玉100円、◆ご飯-チャーシュー丼200円・ミニ中華丼200円

【系統】元祖一条流がんこ総本家系東京ラーメン
【お店について】
 2005年9月創業。店名は「こうがけん」と読む。店主と共同スタッフ2名の名前の1文字ずつを組み合わせて名付けた。開店当初は『宗家一条流がんこラーメン直系「康・雅・賢」』という名で営業をしていたが、途中から「がんこ系」の名称を取り去り、価格設定も大幅に変えた。このお店の店長は西早稲田時代の総本家で修行をし、その後、どどん@田町(閉店)、がんこ@小樽(閉店)・目黒・池袋などの客分系の店を経由。靖国通りから路地に少し入ったビルの2階にあるこのお店は、置き看板がなければ気づきにくい。店内はカウンター4席、テーブル14席のゆとりのある空間。遊園地でも見かける白いテーブルと椅子は独特な雰囲気をかもし出す。
らーめん康雅賢@小川町・東京ラーメン
「塩ラーメン」+味玉 ※価格改定前のスタイル
 本日は「塩ラーメン」+味玉。牛骨をベースに、豚骨、鶏ガラ、煮干し、昆布、香味野菜等を使用したダシに乾物系が効いた塩ダレ。黄金色をした透明感のあるスープは、牛独特の香りがストレートに伝わり、豚骨とは明らかに異なる味わい。総本家では日々刻々と味の変化があるので比較はできないが、「がんこラーメン」と言われて最初に連想する味に近い。一口飲むと、揚げネギの心地良い風味が鼻孔をくすぐる。一般的なラーメンと比べれば塩分は多めだが、「がんこ系」ではライトな部類に入る。ダシの旨味を持ち上げるための塩梅という感じだ。スッキリとしていて、甘味があり、飲みやすく美味しい。中細のストレート麺は適度なコシがあり、噛むとプリプリ感がある。すすりやすく、スープの絡みも良く相性が良い。味玉以外の具は別皿で提供(価格改定前)。チャーシュー2枚、湯がいた小海老、白髪ネギ、塩茹でした若筍が盛られている。熱々のスープを冷まさないための工夫であろうか。肩ロースのチャーシューを使うのは、がんこ系では珍しい。冷たさは感じるが、味が染み込み旨味が詰まっている。具としてはプリッとした海老や若筍の食感が面白い。
 神保町〜神田小川町界隈はオフィスが多く、昼間の人口も多い。飲食店が競合している場所ではあるが、扉を開けていれば必ず人が入って来そうな場所でもある。ただ、認知されにくい2階にあるというのがネック。今回の訪問後、700円〜のラーメンの価格を思い切って変更した。ラーメンと丼ものをセットにしてもワンコインというコストパフォーマンスには驚かされる。「宗家一条流がんこラーメン直系」の名称に敢えて頼らず、地域に根ざし、味と値段で勝負しよういう決意の程が伺える。
【掲載】2006年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
らーめん自由区千代田区のラーメン店リスト>らーめん康雅賢@小川町
inserted by FC2 system