らーめん自由区・東京ラーメンガイド千代田区のラーメン店リスト>しる幸@飯田橋
支那そば しる幸・閉店
【所在地】東京都千代田区飯田橋1-8-7 【お店の地図】
【定休日】無休
【営業時間】
 ○11:30〜翌1:00(月〜金)
 ○11:00〜22:00(土日祝)
【最寄駅】
 ○JR総武線・都営大江戸線・東京メトロ東西線他
 ○飯田橋駅 徒歩4分

【メニュー】
 ○支那そば550円、めんまそば650円、もやしそば650円、ねぎそば700円、青菜そば700円、ちゃーしゅー麺750円、スタミナニラそば700円
 ○塩麺550円、たん麺700円
 □岩のりつけ麺650円、他

【系統】支那そば系東京ラーメン

【お店について】
 飯田橋と九段下の中間に位置する目白通りから少し入った路地にあるお店。木製の看板が目印。六本木で21年間に渡り営業後、川崎市の百合ヶ丘へ移転。そして都内へとUターンし2004年5月にオープン。店名はご主人の尊父が長い間営んでいた鶏料理屋の屋号を襲名したもの。
 店内はカウンター9席、テーブル4席で、テレビが設置され、客席フロアーに冷蔵庫や飲料ケースがあるなど街中の中華料理屋さんといった感じの家庭的な雰囲気。厨房に立つのは年季の入った職人風のご主人。昼は1人で、夜はご夫婦で切り盛りをしている。酒類や肴になるようなラーメン以外のメニューも取り揃えているためグループ連れで訪れる常連客も多い。
しる幸@飯田橋・東京ラーメン
 本日は「ちゃーしゅー麺」。お持ち帰り用を買う人も多いというこのお店の自慢のチャーシューが入った看板メニュー。スープは鶏ガラと煮干しをベースに生姜やその他の野菜などから摂った出汁に、チャーシューの漬け汁・煮汁を使ったタレ。素材は無添加と国産のものを使用している。ラードが表面に層をなしていて、食べ始めは旨味と風味がやや抑えめに感じられる。淡いと思いつつ、食べ進むと醤油ダレの味とともに輪郭が明らかになってくる。例えるならば「昔ながらの中華そばを感じさせる胃に優しい味わい。」といったところであろうか。このスープとは対照的にチャーシューの味は濃いめ。しっかりとした醤油の味付と柔らかさがあるバラ肉。中華鍋で茹でる中細縮れ麺は低加水で軽い縮れがある。柔らかめの茹で加減ではあるが適度な硬さがあり啜りやすい。チャーシューを食べながら、スープを飲み、麺を食べるという「三角食べ」をすると全体の調和が取れる。これは、ご主人の計算された構成、もしくはバランス感覚なのかもしれない。
 このお店は、居酒屋感覚で利用するリピーターが多い。通が唸るという通称キンミヤと呼ばれる「亀甲宮焼酎」(宮崎本店@三重県)が置かれている。メンマや餃子を肴にこの焼酎入りのサワー類を飲み、〆にラーメンをいただく、或いはチャーハンや焼そば類を肴にする人もいる。リピーターになるような何か魅了される要素、快適さがこの空間にはあるようだ。
【掲載】2005年10月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★☆☆☆
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