本日は「塩らーめん」+半鯛飯。
「昆布、鰹節、煮干などの魚介でとった出汁をベースに、鶏ガラ・豚骨を合わせたものです。」
「日本料理のお椀をイメージして、丁寧に仕上げました。」とのこと。
鶏ガラや豚骨などの動物系のスープを一晩寝かせ、凝固した脂を取り除く。
翌日、そこに水出した日高昆布、煮干し、宗田節、鯖節などを加えて炊く。
塩ダレは、ホタテと椎茸。
香味油は、生姜・ニンニク・ネギ・ゴボウ・ニンジンなどの野菜を使用。
最初に、岩海苔と香味野菜を揚げたものが置かれる。
続いて、注ぎ口が付いていた丼鉢、半鯛飯が差し出される。
まずは、スープを一口。
あっさりとした淡麗なる味わい。
口に含むと、鰹節等の魚介系の香りがふんわりと立ち上がり、鼻孔をすり抜ける。
同時に、動物系の旨みがジワーッと押し寄せる。
続いて飲むと・・・。
塩梅は程よく、角もない。
ホタテや椎茸、昆布の滋味深い味わいが味蕾に染み渡る。
途中で、別皿の岩海苔と香味野菜を入れると・・・。
岩海苔の磯の香りがパッと広がる。
飲むと、揚げ野菜の香ばしさにより、上品な出汁が際立つ感じとなる。
麺は、「三河屋製麺」製の中細のストレート麺。
麺量150g。
軽くウェーブが付いている。
スルスルと啜り心地が良く、一気に口の中に収まる。
しなやか且つ、噛むとパッツンと切れる歯切れの良さがある。
具のチャーシューは、バラ肉のロールで脂身多め。
提供直前にバーナーで炙り、焼き目が付けられ、香ばしい。
それにより、脂の甘みが感じられ、とてもジューシー。
鯛つみれが2個。
鯛の身とレンコンを練りこんだもの。
魚の旨みが凝縮されていて、美味しい。
つみれのフワフワっとした食感と、レンコンのコリコリとした食感も楽しめる。
メンマは、幅広でやや濃い色をしている。
ほんのりとした甘みのある味付けで、柔らかくシャクシャクとした食感。
他の具は、糸唐辛子、千切りのねぎ、水菜。
次に、「半鯛飯」。
鯛のアラ・身・頭を一緒に炊いたもの。
そのまま食べても美味しい。
スープを投入。
不思議と芳ばしさが増し、鯛の存在感も増す。
米がスープを僅かに吸い、ウマい。
サラサラと掻き込み完食。
【掲載】2014年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★