らーめん自由区・東京ラーメンガイド板橋区のラーメン店リスト>零式本店@板橋区役所前
麺屋 零式本店・閉店 めんや ぜろしきほんてん
【所在地】東京都板橋区板橋3-44-6  成喜ビル1F
【電話】03-6423-8760
【定休日】水曜・不定休
【営業時間】
 ○11:30-15:00
【最寄駅】都営三田線 板橋区役所前 徒歩6分

【メニュー】※下記は2008年4月現在。5月1日より、メニューを一新。
 □つけ麺650円、つけ麺2号(鶏魚介)750円、つけ麺5号(鰹節醤油味)750円、特製味噌つけ麺750円、海老味噌つけ麺800円、伝家零式つけそば880円
 □弐式つけ麺(上記のつけ麺の価格+400円) ※+料金で別のつけ汁を選択し、2種類のつけ汁で食すことができる。
 ○特製中華そば650円、5号ラーメン750円
 ◇野菜+100円、麺Mサイズ+100円で600g、麺Lサイズ+200円で1000g、麺LLサイズ+300円で1500g、他

【限定・これまでのメニュー】
 煮干そば650円、生姜つけ麺750円、しそ塩つけ麺750円、鶏そば750円、もりそば680円、圧辛味噌つけ麺850円、塩つけ麺650円、つけ麺1号(和風つけ汁)、かけそば480円、特選海苔そば730円、○式味噌ラーメン780円、圧辛味噌ラーメン850円、辛つけ麺750円、伝家零式味噌ラーメン880円、他

【系統】創作系東京ラーメン

零式本店@板橋区役所前-店舗外観 零式本店@板橋区役所前-店内
【お店について】
 2007年7月1日創業。店主は割烹料理の出身、ラーメンに関しては独学。スタッフの一人は「東池袋大勝軒」での修業経験があるとのこと。「お客さんの腹を一杯にさせる」という祖父の教えを守り、提供するメニューの全ては、量が多め。木曜或いは、金曜日に「Tukemen/Itaria」と称して、洋風創作麺を提供し、話題となった。2008年3月1日には、新業態の「ガガガ職堂@上板橋」という支店をオープンさせ、創作メニューの提供は、主にこちらで展開することとなった。

 このお店は、旧中仙道仲宿より、東板橋体育館方面に向かう道沿いにある。黒い看板と瓦の庇が目印。
 以前「ラーメン吉太郎」というお店があった場所で、店内は居抜きで使用されている。そのためか、至る所、隠すように布で覆われていたり、化粧版で仕切られていたりする。コミック本が並べられた棚、山積みとなったダンボール、駄菓子コーナーもあり雑然としながらも、不思議な空間。L型カウンター8席で、座席間はゆとりがある。
 メニューによって、製麺所と自家製の4種類の麺を使い分ける。基本のスープは、鶏・豚・牛・羊の四骨スープ。メニューによって、異なるスープを使用。これまでに、メニューの変更が度々有り、今後もありそう。
 子連れには、駄菓子のサービス。子連れ客がいる場合は、禁煙。BGMはなし。後払い制。「変えつけ汁」のサービスもある。

 2008年5月1日より、原材料高騰のため、メニューを一新する。スープに使う素材、麺の小麦粉の配合なども変更。
零式本店-伝家零式つけそば
 本日は「伝家零式つけそば」。動物系(豚足・もみじ・丸鶏・ネック・鶏頭・鶏皮など)と魚介系(煮干・宗田節・鯖節・タラ干しなど)に、トマト・リンゴ・バナナなどの果物類が加わった重層スープのつけ汁。それと、茹で時間が13分もかかる大量の太麺と野菜を盛り付けたメニュー。

 思わずニンニクコールをしたくなるような「ラーメン二郎」のようなビジュアル。麺を食べる前に立ちはだかる野菜の山。これは、不動如山(動かざること山のごとし)。まず最初にすべきことは、茹でキャベツともやしを食べること。サッと茹でられた野菜は、みずみずしさが残り、シャキシャキとした食感。これを花鰹で絡めて食べると、味付けがなされていなくとも美味しく食べられる。ワッシワッシと食べ続けた後、水菜と麺が登場。
 平打ちの縮れ太麺は、麺が乾かないように予め、魚介のダシがかけられている。全粒粉を使ったような灰色を帯びた色。噛むと独特な食感。表面に張りがあり、コシもある。ゴワゴワとしていながらも、ほど良いモチモチ感があって美味しい。

 つけ汁は、甘味と酸味が強め、辛味は少々。豚足と野菜によるドロッとしたトロミは、この個性的な麺をしっかりと受け止める。魚粉も加わり、パワフルな味わい。汁の底にはひき肉が沈殿している。
 具として珍しいのは、姫竹(筍)〈地方によっては、根曲がり竹、地竹という〉。メンマに代わるもので、控えめな味付けと歯ざわりが良い。2個入ったウズラ玉子は、濃い醤油味。ダシとして使った肉のほぐし身は、シーチキンのようなパサパサ感はあるが、味付もほど良く、麺を食べる合間の箸休め的な役割を担う。

 食べれども食べれども減らない麺は、何んと400g。サービス精神が旺盛なのは嬉しいものの、普通の胃袋ならば、少なめをオーダーした方が無難。
 これだけの量があると終盤、つけ汁は温くなり、味も薄まる。スープ割りを楽しむならば、途中で、「変えつけ汁」のサービスを受けた方が良い。
【掲載】2008年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
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