らーめん自由区・東京ラーメンガイド葛飾区のラーメン店リスト>糀や@堀切菖蒲園
麺処 糀や めんどころ こうじや
【所在地】東京都葛飾区堀切4-57-15 【お店の地図】
【電話】03-5680-3317
【定休日】無休
【営業時間】11:30-14:30(LO)/17:00-23:00(LO)
【最寄駅】京成本線 堀切菖蒲園駅 徒歩1分

【メニュー】
 ○饂麺(うーめん)650円、特得饂麺880円、コク味噌饂麺720円
 □つけ饂麺700円、糀や特得つけ拉麺930円
 ○糀や拉麺650円、糀や特得拉麺880円
 □糀やつけ拉麺700円、糀や特得つけ拉麺930円、コク味噌拉麺720円、他
 ◆とろ玉100円、味付け玉子100円、きつね120円、味玉天120円、かき揚げ150円、ちくわ天150円、他

【系統】コラボ創作系東京ラーメン

糀や外観 糀や店内
【お店について】
 正式名は、「麺処 讃岐うどん 旬食 糀や」。当初は、軍鶏料理の「旬食 軍鶏 糀や」。次に讃岐うどんの「讃岐うどん 旬食 糀や」。2007年3月13日にリニューアルオープンし、メニューに「拉麺」、「饂麺」などが加わった。

 お店の経営母体は、「(有)フューチャーファクトリー」。堀切菖蒲園駅周辺に、「麺香房 天照」、「ラーメン大 堀切店」、イタリア料理店「Dining Bar Pancia(パンチャ)」の3店舗を開業している。「ラーメン大(旧名・ラーメン二郎 堀切店)」は、蒲田店、西荻店、本郷店、蕨店などの店舗展開をしている。オーナーは、イタリアン出身。

 讃岐うどん専門店だが、ラーメンのスープにうどんの麺を合わせた「饂麺(うーめん)」が話題となり、マスメディアでも取り上げられた。
 麺は香川県の地粉2種類をブレンドした自家製麺。製麺には、ミキシング・プレス・カットの全工程が1台でできる全自動製麺機(大和製作所)を使っている。
 麺の茹で方は独特で、茹で上がった麺を一度冷やして締め、熱湯に潜らせるという「あつもり」的な手法をとる。

 このお店は、駅から直ぐの堀切中央通り沿いにある。数種類の幟(のぼり)と置き看板が目印。
 店内に入り、最初に目に留まるのが券売機のボタンの数。ザッと数えると約62もある。うどんのメニューが27、饂麺・拉麺のメニューのボタンが10、その他諸々。
 ラーメン系のメニューを大別すると、「拉麺」、「つけ拉麺」、「饂麺」、「つけ饂麺」の4種類。

 店内は、L字型カウンター9席。客席にもゆとりはあるが、厨房はかなり広め。カウンター上の棚には、様々な丼鉢が飾られている。スタッフは2名。BGMはジャズ。麺には、麺専用に開発された高級自然海塩「46億年@大和製作所」が使用されている。
饂麺-糀や
 本日は「饂麺(うーめん)」。ラーメンスープに、讃岐うどんの麺を使ったメニュー。ラーメンとうどんのコラボレーション。

 豚骨・鶏ガラと魚介系を併せたWスープ。豚足やモミジなどからゼラチン質を抽出し、動物系のコクを濃縮したとろみのあるスープ。さらに、サバ節・宗田節の香味油、瀬戸内伊吹産の煮干粉を加え、魚介系のインパクトを強めている。
 一口飲むと、口内を席捲する魚介の風味。鰹の風味が鼻腔をすり抜け、サバや煮干の独特な苦味と魚粉のザラザラ感が残る。化調も強めに効いているが、濃厚な味わいについつい引き込まれる。
 
 麺は讃岐うどん。コシはさほど強くなく、モチッとした食感。讃岐うどんのイメージからすれば、麺の主張は強くない。200gの量は満足。
 啜って気づくのは、麺の長さ。「うどん一尺(30cm)、蕎麦八寸(24cm)」という諺(ことわざ)があるように、理にかなった長さのようだ。

 具では、鶏のササミをほぐしたものがたっぷり載っているのが嬉しい。チャーシューの代用品ではあるが、スープが濃いめなので箸休めになる。他の具は、小口切りのネギ、万能ネギ、穂先メンマ、海苔。
 スープの載りが弱く感じるうどん麺。適正は、やはり中華麺。
 新感覚の味わいとしては面白いが、波及するものではない。
【掲載】2008年6月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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