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とうかんや(十日夜)
【所在地】東京都江東区南砂5-21-4 【お店の地図】
【定休日】日曜
【営業時間】11:00〜15:00/18:00〜21:00 (土・祝)11:00〜18;00
【最寄り駅】東京メトロ東西線 南砂町駅 徒歩12分
【メニュー】
 ○しょうゆらーめん600円、しおらーめん600円、みそらーめん650円、わんたんめん850円、チャーシューめん900円
 ○つけめん700円
 ◆味玉100円、他

【系統】Wスープ系東京ラーメン

【お店について】
 店名の「とうかんや」は「十日夜」と書く。「十日夜」とは、旧暦の10月10日(現在の新暦では11月21日)に子どもたちが藁(わら)鉄砲を地面にたたきつけ、秋の収穫を祝い、五穀豊穣を願う関東地方の行事をいう。このお店のご主人は「弁慶@堀切菖蒲園」出身。弁慶といえば背脂チャッチャ系のラーメンだが、修業先とはまったく違うオリジナルのラーメンを提供する。2001年3月開店。
 駅から少々歩き、周辺にはこれといったお店などが無い丸八通り沿いにポッツンとある。板張りの外装は趣向を凝らしている。どこか時代劇に出てくるめし処を彷彿とさせる。店内に入り券売機を見るとメニューが豊富に用意されている。入口の横にはコミック本が取り揃えられているが、待ち時間は然程長くは無く、食べながら読むというのは行儀が悪いものなので無用である。カウンター12席は高さがあり、椅子の足掛けも高いので座り心地は良くない。
とうかんや@南砂町
 本日は「味玉しょうゆらーめん」。丼を持った瞬間に熱さが伝わる。表面に層となったニンニク、生姜、鷹の爪を揚げた香味油が激熱なのだ。生姜が効いていて大量の油の割りには香ばしさとスッキリとした感じが出ている。火傷しないように冷ましながら食べ進むと煮干やサバ節の魚介系の心地良い風味、豚骨のコク、鶏の丸み、深みのある醤油ダレの味が浮上する。豚、鶏、魚介系の出汁を別々に摂って注文ごとに子鍋で温めるというWスープ。「深海の華」という室戸沖の海洋深層水からつくる自然塩、小豆島産の「タケサン」生搾り醤油など厳選食材を使用している。

 「浅草開化楼」製の中太縮れ麺はコシがあり、やや甘味のある歯応えのしっかりとした麺だ。チャーシューは肉質がはっきりとし、ふっくらと柔らかに仕上がっていて美味しい。味玉はほぼ固まりかけている味の染みたもの。
 濃い目の醤油ダレと素材の持ち味が充分引き出されたスープはパンチ力のある味で印象深い。

【掲載】2004年12月 【行列】2人 【らーめんの王様】★★★★☆
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