らーめん自由区・東京ラーメンガイド江東区のラーメン店リスト>ゆいまーる@亀戸
ゆいまーる・閉店
【所在地】東京都江東区亀戸5-14-11
【定休日】無休
【営業時間】11:30-14:30/17:00-翌3:00
【最寄駅】JR総武線・東武亀戸線 亀戸駅 徒歩3分

【メニュー】
 ※ランチタイムは100円引き
 ○ゆいら〜めん650円、チャーシューめん900円、しおら〜めん700円、塩チャーシューめん950円
 ○味噌ら〜めん750円、味噌チャーシューめん1000円
 ○辛ネギら〜めん800円、辛ネギチャーシューめん1000円、他

【系統】背脂チャッチャ系豚骨ラーメン

【お店について】
 2005年7月創業。正式名「麺屋ゆいま〜る」。「ゆいまーる」とは、沖縄の方言で「助け合い」という意味。沖縄出身の同い年の3人が、東京で知り合い意気投合、そしてこのお店を共同経営。その内の一人はラーメン店での経験者。亀戸駅北口より、路地を少し行った場所にある。亀戸の名物と言えば、「亀戸天神社」の藤の花、「船橋屋」のくず餅、「亀戸餃子」。その「亀戸餃子」がある通りという方が分かりやすいかもしれない。長蛇の列を横目に見ながら進むと、黄色い幟のラーメンの文字が見えてくる。木製の看板、白抜きで○結の文字が書かれた臙脂(えんじ)の暖簾が目印。
 店内に入ると間口が狭い割りに、奥は長くなっている。入り口にテレビが置いてあり、店の奥では有線放送が流れている。葦ずをあしらった内装。カウンター6席、テーブル席12席のゆとりのある空間。テーブルに置かれたメニュー以外では、壁に「タコライス」や「ソーキそば」のお品書きの紙が貼られている。泡盛などの酒類も用意されている。深夜営業をしていることから、夜は居酒屋風になるのであろう。麺類はお昼時には全品100円引きとなる。

ゆいら〜めん@ゆいま〜る
 本日は「ゆいら〜めん」。豚のゲンコツ、背ガラ、鶏ガラ、野菜などを8時間煮出したダシ。鰹節を効かせた香味油と背脂が浮かぶ。豚骨の臭みはなく、サラリとした舌触りのスープ。野菜のエキスが多めで、円やかで優しい味わい。背脂の程よい甘みが滲み出て、ジワジワと旨みが伝わってくる。

 麺は「浅草開花楼」製の多加水麺。特注の中太の平縮れ麺は適度にコシがあり、ツルツルとした舌触りに、プリプリとした食感。スープに馴染みにくいが、麺の味は美味しい。チャーシューはばら肉のロール。ホロホロと崩れるタイプ。メンマはコリコリとした食感。半熟味玉のハーフは味が良く滲み込み、黄身はゼリー状。他の具は、ほうれん草、海苔。塩ら〜めんには背脂が振られていない。

 東京に出てきてラーメンの美味しさを知り、それがお店を開く動機になったという。店名からすれば、誰しも沖縄テイストなるラーメンを期待してしまうが、懐かしの東京背脂チャッチャ系豚骨ラーメン。もし、この味を沖縄に持ち帰って、お店を開いたとしたら人気を博するかもしれない。出身の味を提供する店もあれば、そうではない店もある。沖縄出身者だから、沖縄そば専門店である必要はないが、このお店で「背脂チャッチャ系のラーメン」という必然性もない。ラーメンの完成度の高さと調理に関するセンスは感じるので、オンリーワンのラーメンを生み出すことを期待したい。
【掲載】2006年6月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★☆☆☆
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