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濃厚中華そば・つけ麺 なおじ
のうこうちゅうかそば・つけめん なおじ
【所在地】東京都目黒区目黒1-6-15 【お店の地図】
【電話】03-3779-9199
【定休日】無休(様子を見て定休日を設ける予定)
【営業時間】11:00-スープなくなり次第終了(21:00〜23:00頃)
【最寄駅】JR山手線 目黒駅 徒歩5分

【メニュー】
 ○中華そば700円、中華そば玉子800円、特製中華そば950円
 ◎つけ麺少なめ(玉子付200g)750円、つけ麺並(300g)750円、つけ麺玉子(300g)850円、特製つけ麺(300g)950円
 ◇中華大盛(300g)+120円、つけ麺中盛(400g)+100円、つけ麺大盛(500g)+200円
 ◇玉子100円、チャーシューほぐし150円、辛みそ200円、牛すじほぐし250円
 □チャーシュー丼280円、牛すじ丼350円、爆弾餃子480円、他
 ※つけ麺は、あつもりも可能。

【系統】濃厚豚骨魚介系新潟ラーメン
なおじ@目黒-店舗外観 なおじ@目黒-店内
【お店について】
 2009年2月20日オープン。オーナーは新潟ラーメンの新境地を開いた佐藤直人氏。2005年9月20日創業の新潟県新潟市の「昔食堂 なおじ@白山」の支店。以前、神奈川県相模原市に「昔食堂 なおじ@橋本店・閉店」もあったが、都内へは初めて。
 系列店として「麺屋極一」という屋号のお店を新潟(女池店・紫竹山店・愛宕店)に展開していたが、何れも既にない。ラーメンコンプレックスへは、2004年に横浜の「ラーメン甲子園」、2005年には東京お台場の「ラーメン国技館東京場所」に出店した。現在は、お台場のみで営業中。

 佐藤氏は、ラーメン好きが高じて食べ歩きを初め、1000軒以上のラーメンを食べつくした人物。修行を経て辿り着いたのがこのお店の味。一度食べたものは全て再現できると豪語する。

 お店の場所は、日出学園の近くの権之助坂(※)の途中。並びには「野方ホープ」、「揚州商人」、「蒼龍唐玉堂」、「陳麻家」、「づゅる麺池田」などのラーメン店が隣接するラーメン激戦区。白地に店名が書かれた看板と臙脂(えんじ)色の暖簾が目印。
 店内に入ると、右側に券売機、左側に客席、そしてその奥に厨房がある。カウンターの前は、配膳のための通路。調理の臨場感は伝わってこないが、落ち着いて食事が出来る空間。卓上には、酢、醤油、胡椒などの調味料が置かれている。箸は塗り箸。一応割り箸も用意されている。椅子は高め。木目調のL字型カウンター10席。スタッフは厨房2名、ホール係2名(1名は呼び込み兼任)。

 基本メニューは、中華そばとつけ麺の二本立て。壁の貼紙によると「釜で豚骨(ゲンコツ)とトリ(モミジ)を2〜300s使用した超濃厚トンコツスープを作り、それに和だしをブレンドしました。飲みやすくするため油を一切使用せず、米粉を使用しました。化学調味料を使用していません。」、「当店は新潟産の米粉を入れた国産米粉麺を使用した太麺です。」とのこと。

 ※「権之助坂」の由来(2つの説)
 @江戸時代の中期、中目黒の田道に菅沼権之助という名主がいた。生活の苦しい村人のために、年貢米の取り立てを緩めてもらおうとお上に直訴をした。当時直訴はご法度で、その行為が逆に罪に問われ死罪を言い渡された。免罪を願う村人の願いは聞き入れられず、権之助はこの坂の上から我が家を振り返り、そして刑場へと引かれて行った。この坂は「新坂」と呼ばれていたが、その後、権之助の功績をたたえて、「権之助坂」と呼ぶようになった。
 A当時の道は、江戸市中から白金を通り、行人坂を下って大鳥神社の前に抜けていたが、余りにも急坂で、しかも回り道をしていたので、権之助が傾斜の緩い中目黒村への近道となる現在の道を開き、この坂を新坂と呼んでいた。しかし、許可を得ず造ったために、後に罪に問われた。後にその功績をたたえて、「権之助坂」と呼ばれるようになった。
なおじ@目黒-中華そば玉子
 本日は「中華そば玉子」。新潟では、釜に入れた動物系素材を土木用シャベルで掻き混ぜて炊く様子が話題となった。通常の4倍の量の動物系素材を2日間かけて強火で煮込み、通常200杯分摂れる量を80杯分に濃縮するという。魚介系は、鰹節・鯵節・鯖節・焼きアゴ・カタクチ鰯・ウルメ干しなどを使用。

 やや小ぶりな丼鉢。ファースト・インプレッションは、和歌山ラーメン風。「濃厚スープの為、ラーメン・つけ麺共に割りスープができます」と言うように、濃厚なスープ。中華料理のあんかけと見まがう程の濃度。このトロミは、脂を乳化させたものではなく、モミジのコラーゲンと米のでんぷん質の粘りを生かしたもの。そのため、コッテリと感じるにも関わらず後味はスッキリ。ガッツンと来るインパクト系かと思いきや、動物系と魚介系のバランス系。麺と一体化する。

 麺は「丸山製麺」製の特注のストレート太麺。若干ウェーブがあり、長さは短め。米粉の含有量は然程多くなく、言われないと分からない程度。軽くサクッとした歯応えとコシの強さ。ズルズルと啜って頬張り、ワッシワッシと食べる感じ。ほっくりとした味わい。

 具のチャーシューは、ばら肉のロール。厚みは3mm前後で味付は控えめ。余分な脂身は切り落とされ、柔らかくてジューシー。味付け玉子は、黄身がトロリとした半熟具合。メンマは大きめで平たく四角く、コリコリとした食感。さらし玉ねぎは、このラーメンにはピッタリの相性。他の具は、九条ねぎとナルト。

 最後に、ラーメンでは珍しいスープ割り。割りスープは魚介ダシで、元々風味が飛ばないように温度が低め。そのため、少し温くなった。味わいは魚介の風味が強まり、飲みやすくなった。
【掲載】2009年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
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