以前よりも回転が速くなり、行列は少なくなった。
店内にはマスクをしたご主人の姿は見かけられず、若い弟子2人と中国の女性複数が手際よく対応している。
本日は「特製中華そば」。
スープと麺との相性は良く、完成度の高さは素晴らしい。
味の染みた柔らかい肩ロースのチャーシュー、食感の良いメンマ、糸でしかきれない半熟の味玉子等の具材はどれも秀逸の品ばかり。
終盤、スープの温度が下がりぬるく感じられる。魚介の風味を飛ばさないためのスープ温度と熱さを保つこととの兼ね合いの難しさがそこからは伺える。
コクがあるのにキレのある味わいは他店では真似できない。
その旨さは健在だが、角が取れて円やかな味になり、整った印象をもつ。
豚と鶏の旨味が強く出て節系が荒々しく香って鼻孔を刺激する。
そんな荒削りな部分が残っている創業当初の青葉の味が懐かしい。
【掲載】2004年8月 【行列】8人 【らーめんの王様】★★★★★