本日は「ちゃーしゅうめん」。
青菜がつかない分彩りとしては寂しいが、麺と汁だけでも好日ワールドが楽しめる。
チャーシューを増量すれば桜満開、口元がほころびる指数もUP。
ラーメンらしい油感によるコッテリとした感じが伝わるが、最初は淡い。
二口目以降、ジワジワと琴線に触れるような旨味が浮上してくる。
そこが化学調味料不使用なところ。
飲み進むと、ピンとこない焦点が定まってくる。
鶏、魚出汁、醤油の旨味が一体となったナチュラルテイスト。正に
美味必淡(みょうみひったん)。
麺は中太のストレート麺。
製麺機の切り刃は“丸刃”。
舌触りは滑らかではあるが、摩擦係数はやや高め。
啜ると、スルスルと言うよりは、ズズッ、ズズズッという感じ。
スープに馴染み、噛むと小麦の風味が弾けて美味しい。
具のチャーシューは、しっとりと柔らかめの肉質。
程好い味付けで、噛む度に肉汁が口の中に広がって旨い。
細裂きのメンマは、シャキシャキとした食感。ネギは小口切りで、これ以上薄くは切れないであろうという厚み。
【掲載】2010年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★