本日は「チャーシューめん」。
丼鉢からは魚介の香りが穏やかに漂い、スープを口に含めば、動物系のコクと魚介系の旨味溢れる豊かな味わいが広がる。
香味油や魚粉などで、パンチ力を出す手法は取らず、素材をじっくりと丁寧に煮出している。
優しく広がる感覚は、化学調味料を使用していない素材へのこだわりを感じさせ、しみじみと最後の一滴まで、後を引く旨さが詰まっている。
細縮れ麺は、加水率がやや低めで、細いのにも関わらずしっかりとした歯応えがあり、啜り心地が良い。
徐々にスープを吸って、麺そのものも旨さも際立ってくる。
具のチャーシューは肉厚で、頬張ればジューシーな肉汁が溢れ出る。
「チャーシューめんで、正解」と思わせる。1/2の味玉は黄身がトロトロで逸品。
メンマはシャクシャクとした歯ざわり。他の具は、海苔、小口切りのネギ、絹さや。
店を出た時、「来て良かった!」と心から思わせるそういうお店。
【掲載】2010年6月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★★