本日は「みそらーめん」。
1999年に「どっちの料理ショー@日本テレビ」で紹介されたこともあるメニュー。
タレは白味噌をベースに野菜、果物、蜂蜜が加えられたもの。適度なピリ辛感があり、挽肉を入れてコクを出している。
円やかで、飽きのこない味わい。
札幌系の味噌ラーメンとは違い、ラードや油によるコッテリ感はなく、後味が極めてすっきりとしている。
味噌の大豆や麹の風味が味わえ、最後の一滴まで飲み干せるほどのヘルシーさ。
麺は中太の縮れ麺。
柔らかめの茹で加減であるが、コシがあり、滑らかな舌触りで美味しい。
らーめんの細麺は喉越し、こちらの麺は味が楽しめる。
以前はトッピングされていなかったチャーシューも加わるようになった。
チャーシューは大判の肩ロース。
しっかりとした味がついていて、食感も良い。
メンマはシャキシャキとしている。
ゆで卵のハーフは、味付けはされていないが、殻をむくのが大変そうなぐらい白身が柔らかく、黄身がトロリと流れる柔らかさ。
他の具はシャキシャキとしたもやし、白髪ネギ、絹さや。
足に持病を抱えつつ、一人で切り盛りをしている。
無駄の無い動きは相変わらず。
以前のように、表に露出する回数は減ったが、確かな味わいは健在である。
当初、煮干のインパクトの強いラーメンに感じたものの、インパクトを極限まで強めたラーメン店が増えたため、ナチュラル志向のラーメン店であるような印象に変わる。
無化調のお手本ともいえる味が魅力。
【掲載】2006年6月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆