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味玉子そば【2011年10月】|麺彩房@沼袋 ★このページは、「麺彩房@沼袋(中野区)」に掲載されているそれ以前の実食レポートです。 |
本日は「味玉子そば(大盛)」。 ゲンコツ・丸鶏・鶏ガラ・香味野菜類を煮込み、仕上げ段階で羅臼昆布・鰹節・鯖節・宗田節・うるめ鰯・干し椎茸などを加えた出汁。 醤油ダレには、味噌を醸造する際の上澄みの「味噌たまり」も使用しているらしい。 ラーメンが差し出された瞬間、「節類」の香りが鼻腔をすり抜ける。 スープはトロリとした茶濁色。表面に浮かぶのは特製海老オイル。 一口飲んでみると、飲み口がマッタリとしていて、コクと濃厚さが口の中に広がる。 続いて飲んでいくと、最初に香り立っていた魚介風味に代わり、鶏の旨みがしっかりと舌に乗ってくる。 飲んだ後にはゼラチン質により、唇がくっつく感じとなる。 タレの醤油や塩分も濃いめに効かされているが、乳化したスープのおかげで、まろやかで濃密な味わい。 一口目からパンチ力のある太い味わいで、グイグイと続けて飲み進むには重さを感じるほど濃厚でもある。 麺はやや縮れのある中太麺。柔らかめの茹で加減で、スルスルとすすり心地が良く、スープの絡みも良い。 多加水麺特有の口当たりの優しさと穏やかさがある。噛めば「クチッ」とした食感で、小麦の甘みを感じさせふくよかな美味しい麺。 具のモモ肉のチャーシューは、適度な味付けで旨い。 適度な噛み応えを残したしっとりとした肉質で、口の中でホロホロと崩れていく。 味玉は、味がしっかりと染み込んでいて、黄身がゼリー状の半熟具合。 メンマは中細の切り具合のものが、多めに入っている。 ポリポリとクラックする食感が、心地良い。味付けは甘め。 他の具は、ほうれん草、ナルト、海苔、小口切りのネギ。 創業より10年経ち、先駆けとなる「豚骨魚介」のスタイルを今日まで堅持。 その間、目新しさや革新性を目指す方向には走らなかった。 幅広い客層を満足させようとする努力と地場密着型の方向性により、連日賑わいを見せている。 【掲載】2011年10月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
店内奥の「小上がり(蹴上がり)」の座席。家族連れには嬉しい空間。 |
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