本日は「辛つけ麺(並盛)」+味付玉子。
麺は太ストレート麺。
前回の印象とは違い、固めの茹で加減。摩擦係数が高めで、啜りやすいとは言えない。
ズズズッと啜り、ワッシワッシと食べる感じ。
滑らかさや喉越しの良さを追求した麺ではなく、噛み応え、噛みしめて出てくる小麦粉の味を楽しむタイプ。
麺の存在感は充分、個性もある。
つけ汁の色は、唐辛子を使ったような朱色に近い茶色。
飲んでみると然程辛くはない。
表面に浮かぶのは、マー油にも似た黒い液体。
この油だが、ガラムマサラなどを使った特製の香味油。
“辛つけ麺”と言うと唐辛子を多用したものを連想するが、スパイシーなカリー風味。
辛味、甘味、魚介系の風味とが合わさり、濃厚で奥行きのある味わいとなっている。
具のキャベツの甘酢漬けは、箸休め的な存在として楽しめる。
ざく切りのチャーシューは量が多めなのが嬉しい。
味付け玉子は、「藤原養鶏所@角館(秋田県)」製のものを使用。
味付は控えめ、薄黄色の黄身はトロリとした絶妙な半熟具合。
メンマは柔らかめでシャキシャキとした食感で美味しい。
他の具は、粗微塵切りのネギと万能ネギ。
最後にスープ割り。汁が熱々の状態となり、体が温まる。
【掲載】2009年12月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆