本日は「玄米甘酒のピリ辛らーめん」(麺の中盛)。
今月(9月)の限定メニュー。
「玄米甘酒をベースに、
豆鼓・麦芽・
甜麺醤で味つけした挽肉を上にのせ、自家製のラー油をかけました」とのこと。
「オーガニック玄米甘酒@(株)ヤマト醤油味噌(石川県金沢市)」+酢+ピーナッツをペースト状にしたものを基本のスープベースでのばし、ラー油を回し入れ、最後に花椒を振りかけたラーメン。
一般的な“甘酒”は、酒粕(かす)と白砂糖を混ぜ合わせて煮た飲料。
こちらの“玄米甘酒”は糀の力で玄米を糖化(ブドウ糖)させ、その後に火入れをして発酵はさせていない。
アルコールは含まれず、ブドウ糖・ビタミン・GABA等が豊富に含まれている。
見た目は、どう見ても担々麺。
スープを飲んでみても担々麺。
但し、微妙な違いはある。
ゴマは使わず、甘酒とピーナッツを使っていること。
しっかりとしたコクが出ているのに、スープはサラッとした口当たり。
旨味、コク、甘味が一体となり優しい味わい。
そこにラー油と花椒のライトなピリ辛感と酢の酸味が加わって、全体の味を引き締めている。
飲むほどに奥行きを感じさせる旨さ。
麺は中太の平打ち縮れ麺。
ピロピロと唇に触れる啜り心地が楽しい。
不揃いの太さが、スープのもち上げを良くし、絡み具合が抜群。
具の挽肉を崩すとスープに味が移って、微妙な味の変化を楽しむことができる。
ザックリと切られたネギは、薬味的な役割を果たしている。
他の具は、小松菜。
続いて、きまぐれ御飯の「カポナータとゴルゴンゾーラのチャーシュー飯」。
「茄子・パプリカ・玉ねぎをエキストラバージンオリーブと白ワインで炒め煮した
カポナータと、世界三大ブルーチーズの一つであるイタリアのゴルゴンゾーラチーズを合わせてチャーシュー飯にしました」とのこと。
ドーム型に盛られた御飯の上にほぐしたチャーシューをのせ、“カポナータ”とゴルゴンゾーラのソースをかけ、仕上げにバーナーで炙りを入れてアサツキを散らしたもの。
カポナータとチーズはミキサーにかけられているので、ペースト状になっている。
塩分強めの焼味噌のような味わい。
香ばしさと野菜の複雑な味わいが交じり合った不思議な味を堪能。
【掲載】2009年9月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★