本文へスキップ

らーめん自由区は、ラーメン専門のサイトです。

東京のラーメン店を検索。

老舗から新店までのラーメン店をレポート。

(閉店・業態変更)麺や 七彩|都立家政駅(西武新宿線)

喜多方手切りらーめん+ソースカツ丼【2009年10月】|実食レポート

七彩-喜多方手切りらーめん
本日は「喜多方手切りらーめん」(麺の中盛)

製麺機で伸ばした麺帯を手切りにした麺を使用したメニュー。
期間限定ではなく、1日20食の数量限定。

醤油味と塩味の中間の味わい。通常のものをベースに、背脂を軽く浮かし、煮干しを強めに効かせたスープ。
じんわりと染みてくるような出汁の旨味が効いていて美味しい。
口当たりが良く、背脂の甘味も手伝って、グイグイと飲めてしまう。

麺は太平縮れ麺。
茹でる前に、しっかりとした手もみが入り、強い縮れが入っている。
太さと硬さがところどころで違う面白い食感。
ピラピラとした口当たりと、噛むと密度感のある食感が楽しい。
頬張ってモグモグと食べると、小麦の香りが広がり、旨味も滲み出てくる。

具のチャーシューは、バラ肉とモモ肉の2種類。部位の違うチャーシューの肉質と味わいの違いを楽しむことができる。
細切りのメンマは柔らかく、シャキシャキとした食感。
他の具は小口切りのネギ。

七彩-ソースカツ丼
続いて、「ソースカツ丼」
昨年9月、店主たちは勉強のために喜多方を訪れた。
その後メニュー化したのが、このご飯もの。

“ソースカツ丼”は、現在「会津若松市」では「伝統会津カツ丼の会(加盟店23店舗)」を2004年に設立するなど、名物料理として力を入れている。
隣接する喜多方市の「喜多方ラーメン」のお店でもメニューに加えているところが多い。

この“ソースカツ丼”の起源には諸説があるが、1913年(大正2年)創業の「ヨーロッパ軒(創業地・早稲田、現在地・福井県福井市)」が最初とされている。
“ソースカツ丼”を地元の名物料理として力を入れている地域は福島県会津若松市の他、長野県駒ヶ根市・伊那市、群馬県前橋市・桐生市などがある。
会津若松では、「キャベツの上に載せたソースカツ丼」や「煮込みソースカツ丼」というスタイルを確立し、他地域との差別化を図ろうとしている。

七彩では、ご飯の上に千切りの紫キャベツを敷き、ソースをくぐらせたトンカツ、その上にわけぎを載せている。衣は黒く見えるが、決して焦げている訳ではない。
肉は紙カツ程ではないが、やや薄め。衣は、凍らしたパンを直前におろし金で擦ってパン粉にしたものをまぶしている。

チャーシューの煮汁をベースとしたソースは、しょっぱくも無く、ウスターソースぽくもない和風味。
ご飯に染みたソースの味で、カツなしでも美味しく食べられる。
衣の食感はサクサクと言うよりは、カリッと香ばしく揚がったしっかりとした歯ざわり。
肉の旨味と野菜の味とが相俟って、美味しさが膨らんでいく。

【掲載】2009年10月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★

店舗外観・内観

七彩@お店の外観
麺や七彩の創業当初の店舗外観。褪せた藍色の暖簾。

七彩@店内(創業当初)
創業当初の店内。奥が藤井さん、手前が阪田さん。

七彩@店内(直近)
現在店主の山下さん。
 

shop info店舗情報

ラーメン店の店舗情報

店名
店舗基本情報
お店について
実食レポート
らーめんの王様(食べた評価)

inserted by FC2 system