本日は、「和歌山醤油豚骨中華そばダブル」。
今回の「和歌山中華そば」シリーズは、和歌山県紀の川市の人気店「うらしま食堂@打田」へのオマージュ(敬意を表すために作られた一杯)。
使用している醤油は、
湯浅醤油の「
角長」。
品名を見ると「豚骨醤油」ではなく、「醤油豚骨」とある。
これは、醤油で豚骨を炊いた「醤油豚骨」であり、豚骨スープに醤油ダレを入れた「豚骨醤油」ではないとのこと。
あくまでも醤油が主役。
濃い茶濁色のスープ。
まずは、一口。
見た目には粘度があり濃そうにも見えるが、思いの外サラッとしている。
豚骨は濃厚で、脂感もあるが、重さを感じさせない。
口に含むと、醤油の芳醇な風味が口の中に広がり、飲んだ後には醤油のほろ苦さが余韻として残る。
醤油の良さがしっかりと引き出され、奥行きを感じさせる。
終盤、レンゲで丼鉢の底のスープをすくうと、骨粉が沈んでいるのがわかる。
麺は、稲庭うどんの老舗「佐藤養悦本舗」製の平打ちの中細ストレート麺。
滑らかな口当たり、しなやかで、芯が一本通った絶妙なシコシコ感。
食べ始めはスープの馴染みは弱いが、徐々に味が馴染んで来る。
具のチャーシューは、バラ肉のものが4枚。
厚みと噛み応えのあるもの。
味付けは控えめで、噛みしめると焼き目が香ばしく、肉の旨味がジワジワと出てくる。
メンマはかなり煮詰めたような濃い色をしている。
キクラゲのようなコリコリとした食感。
他の具は、小口切りの青ネギ。
【掲載】2013年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★