本日は、「じゅんさい稲庭中華」。
秋田料理でも使われる食材の「蓴菜」をトッピングした期間限定メニュー。
蓴菜(じゅんさい)とは、ハゴロモモ科に属する多年生の水生植物。
寒天質で覆われた若芽は、日本料理の食材として珍重される。
秋田県の三種町が、生産量日本一。
夏にはお馴染みとなった冷製の醤油スープ。
カチ割り氷が入って冷え冷えをキープ。
冷製のスープは、オリーブオイルが浮かび、鶏の出汁と節系の旨味が効いた醤油味。
コッテリ感は無く、スッキリとしたキレのある味わい。
麺は、稲庭うどんの老舗「佐藤養悦本舗」製の平打ちの中細ストレート麺。
ツルンとした滑らかな口当たりで、すすり心地が良い。
しなやかで、パツンと切れる歯切れの良さもある。
具のチャーシューは、脂身を削ぎ落した赤身の物が2枚。
適度な噛み応えがあり、噛みしめる毎に肉の旨味を堪能できる。
メインの具「蓴菜(じゅんさい)」は、たっぷりと入る。
希少なものなので、それなりの値段はする。
噛もうとすると、チュルンと口の中を駆け巡る。
味と言うよりは、この寒天質のぬめり感と喉越しを楽しむ野菜である。
なめこも同様の動きと食感。
メンマは細切りで、シャクシャクとした食感。
【掲載】2013年8月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★