本日は、「喜多方らーめん(type-SA)」。
「type-sa」の「sa」とは、喜多方の名店「さゆり食堂(2015年10月12日閉店)」の略。
「さゆり食堂」へのオマージュ(敬意)を込めた一杯。
過去には、「Type-B(坂内食堂)」や「Type-H(はせ川)」などの提供もあった。
麺量は、並盛り150g、中盛り 200g 、大盛り 250gが同額サービス。
迷わず大盛りを選択。
丸鶏と煮干し出汁、生醤油を使った通常の「喜多方らーめん」に、さらに大量の煮干しを投入し、煮干粉を加えたスープ。
見た目は濃い煮干し色のグレーがかったスープの色。
先ずは、スープを一口飲む。
力強い煮干しの風味が充満。
僅かに煮干粉のザラツキがあり、特有の風味を感じさせるビターな味わい。
続いて飲むと・・・。
煮干し風味全開で、鶏の旨味と生醤油の芳ばしさも併せて口の中を席巻。
程良い苦味やエグミも伝わってくる。
煮干しの良さを余すところなく抽出していて旨い。
自家製麺は、無かん水の平打ち縮れ太麺。
注文が入ってから、麺帯を切り出したフレッシュな麺。
手もみがしっかりと入り、歪な形状。
スープをしっかり受け止め、ピロピロとした口触り。
フワフワとしていながら、コシのある弾力性のある食感。
噛みしめると小麦の味わいを楽しめる。
具のチャーシューは、部位の違うもの2種類。
低温調理された肩ロース肉はレアな感じで、適度な噛み応えを残したもの。
豚バラ肉は直前にコンロで炙られ、香ばしく口の中でホロホロと崩れる柔らかさ。
細切りのメンマは、コリコリとした食感。
ネギは良い箸休め。
【掲載】2017年5月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★