らーめん自由区・東京ラーメンガイド大田区のラーメン店リスト>らーめん潤@蒲田
らーめん潤じゅん
【所在地】東京都大田区蒲田5-20-7 【お店の地図】
【定休日】無休
【営業時間】11:00〜23:00
【最寄り駅】JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩6分
【メニュー】
 ○中華そば680円、めんまらーめん800円、岩のりらーめん900円、ちゃーしゅうめん980円、ちゃーしゅうめんまらーめん1100円
 ○つけめん750円、・つけめん(大盛)850円
 ◆煮玉子100円、他

【系統】燕三条背脂系オリジナル

【お店について】
 新潟県燕市にある「酒麺亭・潤」のチェーン店。燕市、長岡市など数店舗の支店をもち、以前、期間限定で池袋東武百貨店にも出店していたことがある。2005年6月開店。
 「新潟ラーメン」というのは東京ではあまり馴染みがない。大別すると新潟市を中心としたあっさり醤油の『新潟ラーメン系』、長岡市を中心とした生姜汁を入れた『長岡ラーメン系』、割りスープで味の調整をする『新潟味噌ラーメン系』、そしてこのお店の特徴である燕市と三条市を中心とした『燕三条背脂系』の4系統に分かれる。
 開店直後ということもありまだ真新しい店内はカウンター15席。全員が一麺入魂と書かれたTシャツを着ている。女性スタッフも数名いて、その1人がナイフを使って煮干しの頭とハラワタを取り除く処理を担当している。椅子は高いのでやや不安定。カウンター下の荷物を入れる棚がない代わりに、背後の壁にはフックがあり掛けられるようになっている。
らーめん潤@蒲田・らーめん自由区
 本日は「中華そば」。極太麺のため茹で時間がかかるとの張り紙。しかし、思ったよりは待たずに到着。

 ステンレス製のお盆に載った丼は大きめではないので麺がこんもりと盛り上がりを見せる。国産豚のゲンコツ、煮干し、利尻・日高昆布、背脂等で摂ったスープは煮干しの出汁が強めに効いている。濃口の醤油ダレと煮干し出汁、柔らかな口当たりの背脂がバランス良く融合し、旨味とコクが上手に引き出されている。背脂が表面を覆っているようなイメージをもっていたが適量。好みによって「鬼あぶら」と言うと背脂を増量にしてくれる。飲み進むと出てくる柚子の酸味と香りが味を引き締める。机上に置かれた柚子胡椒は味がかなり変わってしまうので入れないほうが無難。

 極太自家製麺はオーストラリア産小麦を使用し、モチモチとした食感でうどんを思わせるような力強い麺。最後まで飽きがこない美味しい味わい。

 バラ肉巻きチャーシューは薄切りの大判で柔らかい。さらし玉葱は良いアクセントになっている。台湾産乾燥ものを使用したメンマは色が濃く味の染みたコリッとした食感。愛媛県壬生川産の岩のりは香りが良く、暫らくするとスープに溶け出す。岩のりは通常風味が強く影響しやすいが、スープの味が濃い分、気にならない。
 
 最近では極太麺を出す店も徐々に登場してきているので目新しさは感じないが、初めて出会う人には衝撃度は高いのではないか。ワイルドさとマイルドさを併せもつ味わいは分かりやすく、後味もよく、惹きつける魅力もある。
【掲載】2005年7月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆ 大田区のラーメン店リスト
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