らーめん自由区・東京ラーメンガイド世田谷区のラーメン店リスト>八蔵@松陰神社前
めん屋 八蔵(閉店)
めんや はちぞう
【所在地】東京都世田谷区若林3-16-1 【お店の地図】
【定休日】火曜
【営業時間】11:30-15:00/18:00-22:00
【最寄駅】東急世田谷線 松蔭神社前駅 徒歩3分

【メニュー】
 ○醤油らぁ麺650円、味噌らぁ麺730円、肉わんたん麺830円、坦々麺850円(大辛・中辛・普通)
 ○つけ麺小650円、つけ麺中750円、つけ麺大850円
 ◆煮玉子+100円
【限定(これまでの)】
 夏のカレー味噌780円、冷やし豆乳坦々麺850円、他

【系統】Wスープ系東京ラーメン

【お店について】
 創業は2001年10月。渋谷区幡ヶ谷の6号商店街の場所から、2005年2月にこちらへ移転。ご主人は和食出身。以前の幡ヶ谷の店舗は商店街の外れにあり、面積も極端に狭く、過去には色々な飲食店が短期間の内に猫の目のように変わるという立地条件の悪さと環境にあった。晴れて移転というのは、恵まれた環境におかれていなくても地道な努力と実力があれば成功するという証であろう。

 世田谷通り沿いにあるこのお店は、以前、永福大勝軒系の「ふくろう」があった場所。黒地に白のレリーフ文字の看板が目印。店内はコの字型カウンター11席で厨房も広い。券売機による食券制。
 ランチサービス(11:30〜15:30)として、麺の中盛り(らぁ麺1.5玉、つけ麺2玉)、或いは季節のデザートを選ぶことが出来る。
八蔵@松陰神社前・東京ラーメン
 本日は「肉わんたん麺」に煮玉子+中盛り。スープは鶏、モミジ、ゲンコツ、豚足の動物系と花かつお、真鰯、鯵、鯖節、羅臼・利尻昆布などの魚介系で摂ったものがベース。劣化防止のため冷ましておいた魚介出汁を小鍋で温めて、出す直前に動物系出汁と併せるWスープ。醤油ダレには長崎チョーコーの醤油、きのへ子の白醤油、三河みりんなどを使用している。水は胃腸内の環境を整えるという電解還元水を使用。

 表面には鶏油が放たれ、ホヮーと立ち上る煮干しの風味と鶏の旨味が口の中に広がる。飲み進むと動物系のしっかりとした旨味とコクが伝わってくる。柚子の香りも爽やかなアクセント。素材の強烈な主張というのではなく、心地良い風味と味わいといったバランスの良い仕上がりとなっている。

 麺は太さがまちまちの中太平打ち縮れ麺。モチッとした食感と喉越しが良い。らぁ麺には手もみ縮れ麺、つけ麺には蓮根を練り込んだ麺、坦々麺には国産小麦を使用した細麺と使い分けている。

 肩ロースのチャーシューは口の中に入ると砕けて解ける旨さ。わんたんは具沢山で噛むと肉のジューシー感がたまらない逸品。ミネラル飼料を使い生産されたオレンジ卵の「煮玉子」は、黄味が適度な半熟具合で、中まで味が染みていて美味しい。他の具はコリコリとしたメンマ、海苔、葱、ナルト、小松菜。

 繊細、且つ骨太な感じもするラーメン。丁寧な仕事振りが随所に見受けられる。地元では早くも人気が定着した感がある。
【掲載】2005年8月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
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