本日は「中華そば」。
ターメリックを入れたような黄金色のスープ。
これは珍しい。
ゲンコツと鶏ガラのみで強火で3時間炊いて摂るダシ。
ダシに使う鶏は卵を産める雌鶏を使用。
濁ったスープは動物系のコッテリとした感じを思わせるが、一口飲むととてもあっさりとしている。
ニンニクや生姜、ネギなどのエキスも加わっているようだ。
豚骨の風味も香るが、サラリとした口当たりと飲んだ後のスッキリ感は後味が良いもの。
飲み進むと旨みとコクがジワジワ伝わってきて、最後の一滴まで飲み干せる。
麺は加水率が高めの中細の縮れ麺。
スープにやや馴染みにくいかなという印象。
麺をもちあげると、湯気と共にかん水の匂いがする。
食べ進むと気にならなくはなるが、スープとの相性を考えるとどうであろうか。
チャーシューはモモ肉の薄切りが4枚。
醤油ダレで煮込んだもので、味付けも良く、引き締まってはいるが噛みしめると味わいがある。枚数にも満足。
紅生姜はスープの味に影響を及ぼすので個人的には好まないが、彩りとしては効果がある。
メンマは細切りでシャキシャキと食感が良く、多めに入っているのが嬉しい。
他の具は、もやし、ネギ。
他では味わえない個性溢れるスープで、時たま食べたくなるような魅力もある。
このラーメンに惚れこんだ人が足しげく通うといった地元密着型のお店。
【掲載】2006年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆