らーめん自由区・東京ラーメンガイド世田谷区のラーメン店リスト>稲荷@経堂
稲荷・閉店いなり
【所在地】東京都世田谷区経堂3-38-7 → 2009年1月13日、世田谷区砧8-5-18へ移転。最寄り駅「祖師ヶ谷大蔵」。
【定休日】月・火曜
【営業時間】11:30-20:00
【最寄り駅】小田急線 経堂駅 徒歩6分

【メニュー】
 ○しょうゆらあめん700円、しおらあめん750円、ごまみそ辛らあめん800円、チャーシューメン900円
 ○つけめん750円
 □キャラメルジェラード200円
 他
【系統】和風だし系東京ラーメン

【お店について】
 経堂駅から少し離れた住宅街にあるお店。以前夕方6時に行って営業終了だったので昼間に出向いた。店名は長野県の実家の「いなり食堂」にちなんでつけたそうだ。主人は和食・洋食合わせて20年のキャリアがある。店の前には行列こそ出来てはいないが、席が埋まっていたため外で待つ。ところが待てど暮らせど客が出てこない。その謎は後ほどわかる。

 店内に入ると中は意外と狭く、カウンター4席、テーブル5席である。奥のテーブルは本来2人がけのようだが椅子が一つしかなく、机上には食べ終わった丼が重なっている。カウンターに座り注文しようと思うが声をかけにくい状況。ひょっとしたら頑固な主人で客が先に声をかけると怒るのかと思い、しばし沈黙。主人一人でやっていることと210gある麺の茹で時間を考えるとなかなか大変のようだ。
稲荷@経堂・ラーメン
 本日は「しょうゆらあめん」+煮玉子。スープは豚ガラ、背ガラ、丸鶏の動物系とウルメ、カタクチ、サンマ干しの魚介系、そしてかくし味に伊勢海老の頭を使用している。タレの醤油は本むらさき醤油他4種を使用。それぞれの素材が強く主張しているというよりは幾重にも折り重なり舌の上で変化するといった感じか。表面に浮いた脂がダシの味をやや抑え目にしている印象。

 麺は自家製の中太の縮れ麺。準強力粉と中力粉を使用。もちっとした食感が良く小麦の味がし旨い。メンマは台湾産乾燥したものを使用。チャーシューはバーナーで炙ったもので香ばしさが漂い柔らかくて美味しい。

 回転が決して速くはないが、待たされてもまた食べたくなるような心のこもった一杯だった。
【掲載】2003年11月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★★
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