＞世田谷区のラーメン店リスト＞アイバンラーメンあいばんらーめん
【所在地】東京都世田谷区南烏山3-24-7 【お店の地図】
【電話】03-6750-5540
【定休日】水曜、第4火曜
【営業時間】
○17：30-22：30（月・火・木・金曜）
○11：30-17：30（土・日曜）
【最寄駅】京王線 芦花公園駅 徒歩2分
【メニュー】
○塩ラーメン700円、塩半熟卵ラーメン800円、塩チャーシューメン950円、塩全部のせラーメン1000円
○しょうゆラーメン700円、しょうゆ半熟卵ラーメン800円、しょうゆチャーシューメン950円、しょうゆ全部のせラーメン1000円
□スパイシーレッドチリ麺700円、半熟卵スパイシーレッドチリ麺800円、チャーシュースパイシーレッドチリ麺950円、全部のせスパイシーレッドチリ麺1000円
□ローストガーリック麺700円、半熟卵ローストガーリック麺800円、チャーシューローストガーリック麺950円、全部のせローストガーリック麺1000円
◇半熟卵・メンマ・チャーシュー・ネギ・ローストトマト・のり・ローストガーリック ・青海苔・替玉各100円
■ローストガーリックネギ飯200円、豚飯250円、ローストトマト飯300円、豚ローストガーリックネギ飯300円、豚ローストトマト飯400円
■自家製アイスクリーム250円
他
【限定・これまでのメニュー】
アイバン夏スペシャル麺1200円、塩つけ麺800円、塩半熟卵つけ麺900円、塩チャーシューつけ麺1050円、塩全部のせつけ麺1100円、しょうゆつけ麺800円、しょうゆ半熟卵つけ麺900円、しょうゆチャーシューつけ麺1050円、しょうゆ全部のせつけ麺1100円、他
【系統】丸鶏魚介系東京ラーメン
【お店について】
2007年6月2日創業。1963年ニューヨーク州生まれのアメリカ人、アイバン・オーキン氏が営むお店。フレンチ出身。
16歳の時、日本料理店でアルバイトをしたのをきっかけに日本に興味をもち、コロラド大学では日本文化を専攻。学生時代に伊丹十三監督の映画「タンポポ（1985年）」を観て日本のラーメンに興味をもつ。1987年に初来日し、英語教師をしながら、ラーメンを食べ歩いたという。本国に戻り料理学校を卒業後、アメリカ4つ星クラスのフランス料理店「ルテス」でフレンチシェフとして働く。その後、大手投資顧問会社のプライベートシェフに迎えられた。2003年に再び来日し、開業を決意。
このお店は、芦花公園駅の北側の旧甲州街道沿いにある。駅から歩いて向かうと、建物の東側の壁面に大きく書かれた「自家製麺」という赤い文字が見える。以前、北九州系ラーメン店「いち」があった場所。「丸美ストアー」という小さな商店街の入口角にある。入口は2方向。壁面には「よくある質問」というアイバン氏やお店のコンセプトがわかるQ＆Aが書かれた紙が貼られている。
店内はＬ字型カウンター10席のこじんまりとした空間。壁面には液晶画面がかけられ、ＢＧＭはボサノバ風やギターポップ調などの音楽が、大音量で流れている。スタッフはアイバン氏の他3名。会計は注文時の前払い制。
自家製の麺は、生地を製麺機で5回延ばし、2日間寝かせたもの。太さの違うものをメニューによって使い分ける。製麺機は、「大和製作所＠香川県坂出市」製を使用し、製麺のノウハウはこの会社の短期講習でマスターした。チャーシューはバラ肉（塩ラーメン）、肩ロース（醤油ラーメン）、もも肉（他のメニュー）の3種類を用意。秘伝のタレで煮込んだもので、出す直前にはスープで温め直してから提供している。
本日は「しょうゆラーメン」。大山地鶏の丸鶏とガラのダシに魚介ダシを併せた濃口醤油仕立て。スープ表面には、厚めのラード層。香味油と鶏のダシが主張している。野菜の甘味も滲み出ていて、円やかな口当たり。しつこさはないものの、ややオイリーな感じ。その滑らかな口当たりの合間から、見え隠れするのが醤油の味。これがメリハリとなり、塩よりも味の焦点化がしやすく、わかりやすい味となっている。
麺は中細のストレート。加水率が低めで、ポクポクとした食感。噛み応えがあり、歯切れが良いタイプ。小麦の味わいや喉越しの良さもある。チャーシューは肩ロース。薄味ながら、低温で煮た柔らかい仕上がり。他の具は、笹切りのネギ、穂先メンマ。海苔は入れ忘れた模様。
【掲載】2008年3月 【行列】12人 【らーめんの王様】★★★☆☆
本日は「塩半熟卵ラーメン」。どんぶり鉢は深めの切立タイプ。見た目よりは容量があり、スープが冷めにくい。動物系は丸鶏と鶏ガラを主体とし、魚介系は北海道産の煮干・鰹節・ゲソなどを使用。塩ダレは天然塩を4種類ブレンドものを使い、香味野菜のエキスを抽出したものを加えている。
スープ表面には、鶏油（チーユ）やラードなどの油層が厚めに張られている。鶏油がかなり多いためか、金属製のレンゲでの一口目、二口目は味を焦点化するのが難しい。底からすくうようにして飲むと、野菜類の甘味も出たスッキリとしたダシの旨味が顔を覗かせる。色々な素材の旨味の相乗効果によって、味の奥行きを出している。また、全体を引き締めるかのように、コショウを強めに効かせている。
麺は長めの中細のストレート麺。加水率が低めで、ボソッとした食感。固めの茹で加減で、コシの強さがある。しなやかさはないが、独特な食感を楽しむことができる。量は130ｇ位で、やや少なめ。四角いバラチャーシューは、肉厚でジューシー。トロリと柔らかく美味しい。半熟卵（玉子）は、黄身がトロリとしたタイプ。他の具は、舌触りの良い穂先メンマ、箸休め的な笹切りのネギ。
【掲載】2007年12月 【行列】18人 【らーめんの王様】★★★☆☆