らーめん自由区・東京ラーメンガイド世田谷区のラーメン店リスト>辰屋@松陰神社前
らーめん 辰屋(閉店)たつや
【所在地】東京都世田谷区世田谷4-13-20 【お店の地図】
【定休日】月曜
【営業時間】11:30〜15:00/18:00〜22:00 (日祝)〜21:00まで
【最寄り駅】東急世田谷線 松蔭神社前駅 徒歩2分

【メニュー】
 ○醤油らーめん600円、辰醤油らーめん700円、辰醤油らーめん(小)650円
 ○塩らーめん600円、辰塩らーめん700円、辛味噌らーめん600円
 ○つけ麺700円、辰つけ麺800円、他

【系統】ラーメン二郎ライク系東京ラーメン

【お店について】
 駅近しと言えども人通りが少なく、長屋のような2階建ての建物の1階部分にテナントが数件並びその一軒がこのお店。右隣は借り手がつかぬままシャッターが閉まっているようにも見える。救いは国士舘大学やその附属の中学・高校が近所にあることか。立地条件は良いとは思えぬが、口コミで広まり、最近ではテレビ東京の「TVチャンピオン・ラーメン王選手権」の麺の太さに関する出題において登場したお店。2002年7月開店。

 「ラーメン二郎」インスパイアともライクとも呼ばれているラーメンを出す。「ラーメン二郎」での修業経験はないが、ご主人は以前その味に惚れ込み食べ歩きをするジロリアン(熱烈二郎ファン)。自らつくるラーメンはやはり二郎ライク(風)。店内に入ると飾り気がまったくなく、男の仕事場という雰囲気。壁際にある冷蔵庫などにお客は各々自分の荷物を置いている。カウンターのみ10席。
辰醤油ラーメン@辰屋
 本日は「辰醤油ラーメン」の野菜、ニンニク増し。無料トッピングは野菜・ニンニク・唐辛子を増やすことが出来る。このお店では「ヤサイニンニクカラカラアブラブラ」といった「ジロリアンの呪文」は使う必要はない。「野菜とニンニク増しで、濃い目、脂多め」と言えばよい。「二郎より味が大人しい」という意見もあるが、二郎が濃すぎるだけ。最初に茹でキャベツともやしをある程度食べないと麺とスープに辿り着けない程の野菜のてんこもり。もともと豚ガラとニンニク、背脂を一緒に炊いているので、刻み生ニンニクや脂は増量にしなくても加減は良い。たっぷりと入った踊る花鰹の風味と背脂の甘味が効いたスープは意外にも後味が良い。

 麺は「三河屋製麺」製の特注の極太麺。国産南部小麦を使用したもので、太さ5.2mmもあり都内では最大級。茹で時間は8分もかかる。うどんのような太さでモチッとした食感が美味しい。最後まで伸びず、飽きることがなく食べられる。それでも女性にはらーめんの(小)をお薦めしたい。味付玉子のハーフは味の染みた黄味が固まりつつある半熟。チャーシューは豚バラ巻きで厚さが3mm程度もある大ぶりのものが2枚、食べ応えがある。

 見た目で満腹になってしまうらーめんだが、食べ始めると結構無理なくスーッと入ってします。醤油ダレの濃さの加減が良く、花鰹を取り入れるという発想は面白い。そのあたりのバランス感覚が良く満足感を与えてくれる。
【掲載】2005年3月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★☆
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