本日は「海老トマトつけ麺(小)」。麺の量(270g)を少量(180g)にすると、トッピング一品無料サービス。
麺を少量にして、味玉を付けてもらう。
豚骨ベースのスープに、甘海老の頭を炒めた特製油をプラス。
これに濃厚なトマトペーストとモッツアレラチーズを加えたつけ汁。
それに、バゲットとジェジェノベーゼが付いたのがこのメニュー。
麺は四角い断面の蕎麦と見間違えるような褐色の色の太ストレート麺。
アゴを使ってガッシリと噛むような、弾力性。
端正な面立ちをしていながら、力強さがある。
単独で食べても、飽きないくらい上品な甘味が魅力の美味しい麺。
つけ汁はトマトにより、赤の色が際立っている。
顔を近づけると、海老臭がかなり漂っている。
動物系の粘度性に、海老のエキスが詰まり、濃厚な味わい。
トマトが加わった分、ノーマルな“海老つけ麺”よりは、海老の風味が抑えられ、軽く酸味を感じて食べやすい仕上がり。
海老とトマトの見事な調和で、飽きることなく食べられる。
半分食べたところで、ジェノベーゼを絡めて味変をして楽しむ。
麺を食べ終えたところで、バケットを汁に浸して食す。
具は丼の中に沈殿している。
チャーシューは、2種類。豚バラの角切りは、ホロホロとした柔らかさ。鶏モモ肉は、柔らかく旨みが詰まっている。
焼きトマトのスライスは、バーナーで炙られ、芳ばしくてジューシー。
極太メンマは三角に切られたもので、ザックとした歯触りを楽しむことが出来る。
味玉は白身に味が染み込み、黄身がトロリと流れる半熟具合。
他の具は、玉ねぎ。
最後にスープ割り。『あっさり出汁(鰹節)』か、『濃厚スープ(ゲンコツベース)』かを選べる。
今回は「あっさり」。小鍋でスープを温め直すので、少し間が空く。
ドロッとしたスープが、サラリとした状態になり飲みやすい。
バジルオイルも加えられ、海老の風味は抑えられ、上品な味わい。
【掲載】2012年5月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★★