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らぁめん 一福|初台駅(京王新線)

囲炉裏麺【2005年3月】|実食レポート

一福@囲炉裏麺
商店街から外れた住宅街にあるこのお店は、普段は地元の常連客が主に訪れる。
長い行列が出来るのはマスメディアで取り上げられた時で、それ以外は地元のリピーターが多い。
この日はバイクで乗りつけた若者が数組並んでいる。

ビニール製の庇の「ラーメン専門店一福」の文字が以前よりも色褪せてきている。
店先には空調の室外機2台の他、鉢植えが多く置かれ、外観からすれば風采のあがらぬお店のようにも見えるが、然(さ)にあらず。
年季が入った店内は磨きこまれ清潔感が溢れる。
数少ない女性ラーメン職人である店主が無駄のない動きでラーメンを調理していく。
L字型のカウンター9席はいつもより人が多いため窮屈にさえ感じる。

本日は「囲炉裏麺」
テレビ番組の企画でつくったラーメンが好評であったため、メニューに登場したラーメン。
スープの水は蘇生浄水器を使用したハーモニーウォーター。
通常の浄水器に比べると高価なものだが、水道水を10数億年前の理想的な真水に瞬時に変換できるらしい。

ベースのスープに味噌ダレ、そして石川県の「福正宗」と新潟県の「八海山」大吟醸の酒粕に有機大豆100%の豆乳加えたもの。
コッテリ感や濃厚さ、インパクトのある味噌ラーメンが多い中、極めて爽やかな味噌ラーメンといえる。
時々に酒粕の香りが立ち上るが、味噌ダレの甘味と塩分を豆乳が中和してくれるような優しい味わいである。
癖になる味というよりは、しみじみと飲む程に体が温まりホッとする味。

肉味噌を溶かすとまた微妙に味の変化があり飽きさせない。
鮫の軟骨のコリコリ感を始め、焼きネギ、水菜、クルトン、角切りチャーシューの各具の食感がそれぞれ異なる面白さがあり、それがまた見事に調和され一体感さえある。

多加水率の中位の縮れ麺は硬めに茹でられておりシャキッとしている。

味の追求と新メニューの開発に余念のない女将さんの次なる一杯に胸がときめく。

【掲載】2005年3月 【行列】7人 【らーめんの王様】★★★★★

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