本日は「囲炉裏麺」。
一福の傑作といえばこの一杯。
以前にも記述したが、味噌は信州の麹味噌と長崎の麦味噌を入れている。
それに併せるのが、入手が難しい「八海山大吟醸」の酒粕と豆乳。
辛味噌は、スープダレの味噌とは違った味噌をブレンド。
ベースは甘めで、穏やかなマイルドな味わい。
それに、肉味噌のピリ辛でアクセント。
いきなり溶かさずに徐々に溶かすのがポイント。
そうすることで、味の変化が楽しめる。
この一杯のもう一つの特徴は、食感。
鮫の軟骨のコリコリ感。
クルトンのカリカリ感。
舌で楽しむばかりではなく、繊細な歯ざわり感を楽しむことが出来て満足。
また、焼きネギの香ばしさや箸休めとなる水菜を食べつつ、コシのある中太のストレート麺を啜れば、スープ、具、麺が一体となった“囲炉裏麺ワールド”。
もも肉の柔らかいところを使ったチャーシューも絶品。
女将さんの人柄そのままの、優しさのこもった体も心も温まるそんな一杯。
【掲載】2010年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★