本日は「味噌ちゃあしゅう麺」。
初訪問以来、券売機が入り、スタッフも加わった。
変わらないのは、お店の外観と真摯な姿勢でラーメンに取り組む店主の姿。
味噌ラーメンというと最初に思い浮かぶのがこのお店。
ポピュラーな味噌ラーメンと何が違うかと言うと、もやし、ニラといった炒めた野菜と挽肉が入らないこと。
ビジュアル的にはシンプルに映り、野菜の青みが欲しいような気もするが、その分、なみなみと注がれたスープは味噌そのものの滋味深い味わいを楽しむことができる。
炒め油の臭みも加わらず、最後まで飽きがこず堪能できる。
表面に浮かんだクルトンと粗微塵のネギが良いアクセントとなっている。
麺は製麺してから3〜4日寝かせて、余分な空気を出してコシを強くしている。
適度にスープを吸い、シコシコとしていて一体感がある。
チャーシューはもも肉の脂身を極力落とし、スープで茹でたものを醤油ダレで40分間煮込み、火を止めて2時間漬け込んだもの。
噛むとふっくらとしていて、口解け感がたまらない逸品。
メンマは柔らかくコリコリとした食感が残ったもの。
札幌味噌ラーメン系、辛味・スパイシー系、インパクト系の味噌ラーメンとは違う方向性。
敢えて言うならば和み系なのであろうか。
後味がスッキリとしていて、ほのぼのと和んだ気持ちにさせてくれる。
【掲載】2006年5月 【行列】1人 【らーめんの王様】★★★★☆