本日は「醤油らあめん」。
一福=味噌ラーメンという図式をついつい思い描いてしまうものの、メニューのラインアップを見ると醤油や塩もある。
ではこちらの味わいはどのようなものなのかと思いつつ訪れる。
醤油ダレには無添加の「チョーコー醤油@長崎」を使用。
スープの色は味噌らあめんとは若干異なり、茶濁色。漉(こ)した背脂と油は少し多めだが豚骨のダシの力強さが感じられる。
しょっぱすぎず、背脂と野菜の甘みが滲み出ている。
一口飲む限りでは、味噌らあめんとの差異はあまりない。
つまり、ベースになるスープが骨太で主導権を握っているということ。
骨格がしっかりとしているから、タレによる変化が然程感じないのかもしれない。
ついつい飲んでしまう旨さも同じ。
シコシコとした麺も美味しい。
刻んだネギはアクセント。
薄味のチャーシューはホロっとした感じで肉の旨みを感じる。
期間限定のメニューを含めて、創作性のあるラーメンも揃えている。
誰もがリピートしたくなるような魅力と要素がここにある。
広く知れわたった看板メニューだけで落ち着くことなく、日々研鑽を積む姿勢は素晴らしい。
【掲載】2006年5月 【行列】2人 【らーめんの王様】★★★★☆