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中華麺店 喜楽
ちゅうかめんてん きらく
【所在地】東京都渋谷区道玄坂2-17-6 【お店の地図】
【定休日】水曜
【営業時間】11:30-20:30
【最寄り駅】・JR山手線・井の頭線・東京メトロ半蔵門線・銀座線他 渋谷駅 徒歩7分

【メニュー】
○中華麺600円、もやし麺700円、湯麺700円、ワンタン麺750円、チャーシュー麺800円、五目麺800円、もやしワンタン麺850円、五目ワンタンメン950円、チャーシューワンタン麺950円、他

【系統】揚げネギ中華そば系東京ラーメン

【お店について】
 1952年(昭和27年)創業。道玄坂から少し路地に入った「※しぶや百軒店商店街」にある。名の知れた「道頓堀劇場」も近くにある。1階と2階に客席があり、入り口の右横にある階段を登り、テーブル席へ。やや狭い空間で、人で賑わっている。年齢層は高く、常連さんという雰囲気。「ちょろり@恵比寿」のご主人は、このお店の出身。

 正式名は「中華麺店 喜楽」。黒地に白文字で店名が書かれた電飾看板が目印。中に入ると、入り口近くに立っているのがレジ担当の先代の奥さん。1階はカウンター7席、2階にはテーブル20席がある。カウンターに座ると氷なしのお冷が差し出される。天板には、御影石調のポリシートが使われている。客席の間隔は狭く、肘が当たる。厨房は客席よりもやや低く、調理の過程が全て見下ろせる。厨房で腕を振るうのは、25年以上この厨房に立つ髭の生えたスタッフ。2代目の主人はその奥にいて別の調理を担当している。時折、「カウンター席へど〜うぞ」、「2階へど〜うぞ」という抑揚のない低い声が響く。電車の車内放送のようで可笑しい。どんぶりは12個並べられ、同時につくる。どんぶりやレンゲなど、使われている器は全て白磁器。

※「しぶや百軒店商店街
 大正12年の関東大震災後、復興に際して、現在でいうところの百貨店のような商業的空間にしようと計画したのが、「コクド(西武系列)」の前身である「箱根土地会社」。旧中川伯爵邸を購入し、分譲し始める。震災で被害を受けた精養軒、資生堂、山野楽器などがこちらに移転し、それに伴い劇場、映画館、カフェなどもでき「百軒店(ひゃっけんだな)」と呼ばれる繁華街となった。下町の復興とともに、それらのお店が撤収し、今のような街並みが形成されてきた。当時、宇田川町に住んでいた「竹久夢二」がこよなく愛した街としても知られている。

 本日は「中華麺」。ラードの油膜層が厚めの透明感のあるスープ。醤油の味が前面に出ているが、甘みのある味が角張った味を和らげている。この甘みの正体は台湾産の赤玉ねぎを使った揚げネギ。これがスープに甘みと香ばしさを与えている。麺は「万来軒@世田谷区大原」製のストレートの平打ち太麺。麺の味は濃くはないが、もちっりとした食感でコシがある。硬めの茹で加減で、この柔らかい味のスープには、心持ち柔らめの茹で加減の方が合いそう。もも肉のチャーシューは厚切り。肉の歯応えを楽しむタイプ。味付け玉子はハーフ。外側は色が濃いが、味は滲みていない。茹でたもやしはシャキシャキとした食感で、全体のバランス上、必要なアイテム。
 先代は台湾出身ということで、系統が少し違った中華そば。麺とスープ、具に一体感があり、一本筋が通ったラーメンといえる。一番人気は、もやしと野菜を炒めた「もやし麺」。麺類の部の他、御飯の部、料理の部もあり、御飯の部では炒飯が人気。先代の命日の近く(1月)には中華麺が100円で提供される日があり、恒例となっている。その売り上げは全額、渋谷福祉事務所に寄付をしているそうだ。
【掲載日】2006.7 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★☆☆
 本日は「中華麺」。鶏と豚のガラを弱火で7時間煮込んだ透明なダシに、特製の醤油ダレを使用。見た目よりはあっさりとしながらもコクのある飽きのこない味。表面には揚げ葱が浮かび、香ばしさと甘味を醸し出す。平打ち麺はコシがあり、スープとの相性も良い。150gの量だが、多めに感じられる。麺をすする時に、もやしが混ざるのが難点。ただし、油分多めのスープにもやしの食感がコッテリさを和らげている。チャーシューは厚切りで、しっかりとした食感。青ネギ、白ネギとも使われていない。味付け玉子は、外側が色の濃い固ゆで玉子。
 コッテリとしながらも、くどさを感じさせない。この味が人気を呼んでいる。どちらかと言うとラーメン専門店の味というよりは、中華料理的なラーメン。伝統的な味を守り続け、魅了されたリピーターが多く訪れるお店。
【掲載日】2003年 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
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