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(閉店)中華麺専門店 めとき|新大久保駅(JR山手線)

店舗基本情報

ちゅうかめんせんもんてん めとき
【所在地】東京都新宿区大久保2-29-8 【お店の地図】
【電話】03-3200-8836
【定休日】月曜・日祝
【営業時間】11:00-14:30
【最寄り駅】JR山手線 新大久保駅 徒歩6分

【メニュー】
 ○中華麺(300g)870円、小盛り(150g)中華麺820円、《大盛り(450g)+110円 ※提供していないことが多い》。

【系統】永福大勝軒系東京ラーメン

【お店について】
1972年3月創業。
以前、取材拒否、住所秘密ということで謎のラーメン屋さんだったが、口コミで広まったお店。
隠れた名店という言い方が相応しく、正に路地裏系である。
めとき@新大久保-店舗外観・右側より
JR山手線の新大久保駅前の大久保通りは、様々なお店が雑然と並んでいる。
道行く人は、アジア系の人々が多い。
「多国籍」を感じさせる街でもある。
そんな繁華な部分から隔絶された周囲を閑静な住宅街に囲まれた場所に位置する。
大通りからは看板すら見えないが、近くまで来ると辺りに煮干の香りが漂っていて、その存在を知ることができる。
オレンジ色のビニールのひさしと白地の暖簾が目印。
上部には、「目時商店」という電飾看板も設置されている。

めとき@新大久保-店舗外観・左側より
高田馬場方面から見た店舗外観。
近くには、戸山公園、海城高等学校・中学校、早稲田大学理工学部などがある。
昼のみの営業、日曜が定休日、臨時休業も少なくないという敷居の高さ。
白い暖簾が掛けられているのを見て、ホッとするのは私だけではあるまい。

めとき@新大久保-店内
店内は、カウンター7席の決して広くはない空間。
実直そうなご主人、目時康夫氏が黙々とラーメンを作っている。
最初に訪問した際には母親が健在であり、ホールを担当していたのを記憶している。
現在は一人で切り盛りをしている。

若かりし頃、永福大勝軒で修行したため、そのスタイルは通じるところもある。
しかし、目の前に差し出されてみると、見た目の印象と香りはそれとは違う。
食べ進むと、「めとき」独自の確立された表情と言うものが見えてくる。

お冷は、氷の塊をアイスピックで砕いたものが入れられる。
支払いは、目の前に置かれた小皿に料金を入れるシステム。
卓上には、黒胡椒、酢、ラー油が置かれている。
BGMはトランジスタラジオから流れるAM放送。

小盛り中華麺【2011年2月】|実食レポート

めとき@新大久保-小盛り中華麺
本日は「小盛り中華麺」
小盛りと言っても、一般的なお店の“並”以上ある。
女性や子供仕様のメニューのようだが、女性でも中華麺(300g)をオーダーする人が多い。

なみなみと注がれたスープ、郷愁を覚えるセピアカラー。
店外まで漂う煮干しの香りだが、丼鉢からは強い芳香はない。
それは、表面に層を成すラードが蓋(ふた)の代わりになっているため。

一口飲むと煮干しの微細な苦みが舌を刺激し、続いて、油感の混じった出汁の旨みが口の中全体に広がる。
醤油味と煮干しのほろ苦さ、ラードによるコッテリ感の三者のバランスが良い。
口当たりの良さと、飲んだ後のサッパリ感。
スッキリとした感じなのに、「軽さ」を感じさせず、余韻を残す。
この「後を引く」ような余韻が、クセになる味わいでもある。

麺は中細の縮れ麺。
麺そのものは、改良された“今風”の麺という感じではなく、クラッシックなタイプ。
表面の摩擦係数は高めだが、スープが絡み、啜り応えはある。

具のチャーシューは、外側に焼きめが入り香ばしく、肉厚でとても柔らかい。
噛み締めるほどに旨みが出てジューシー。

メンマは、細めのものが多めに入っており嬉しい限り。
ソフトな歯触りと特有の匂いがする。挽肉が絡めてあるのが珍しい。
他の具は、ナルト、海苔、小口切りのネギ。

ラーメン専門店を生業(なりわい)として、約40年。
一般的に永年勤続として表彰されるのは、25年目、35年目。それを考えると凄いことである。

【掲載】2011年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★

中華麺【2008年10月】|実食レポート

めとき-中華麺
本日は「中華麺」
丼鉢をちょっと揺らせば、こぼれるほどのなみなみと注がれたスープ。
2玉入った麺と丼の縁ギリギリまで注がれたスープの量は、値段相応とも言えなくはないが、小気味がいい。

スープ表面にはゼラチン質の膜が張り、温度は熱々。
ラードは控えめで、僅かに煮干の欠片が浮いている。
スープを一口飲むと、醤油のキリッとした味わいに煮干の芳香の強さが口の中に広がる。
ほんのりと魚介の酸味、煮干の旨味、苦味、エグミが出て、インパクトのある和風味。

麺は中細の縮れ麺。
柔らかめの茹で加減で、かん水香る懐かしい麺。
モソモソとした口当たりとネチッとした食感で、歯にまとわり付く粘性がある。

具のチャーシューは、濃いめの味付けのロース肉。
小ぶりだが厚切りで歯応え十分。
挽肉と和えたメンマはしんなりとして柔らかい。
繊維質も残っている。
他の具は、ナルト、ネギ、海苔。季節になると柚子が入る。

【掲載】2008年10月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
 

中華麺【2003年】|実食レポート

本日は「中華麺」

丼鉢にレードルで醤油ダレとラードを入れ、麺の茹で上がりを見て、丼にスープを注ぐ。
麺は平ざるですくって、サッと湯きりをして丼に入れる。
具を盛り付け、差し出される。

なみなみと注がれたスープ。
永福大勝軒に比べると、油分は少ない。
このカメリアラードは、サラリとしていながら、コッテリ感も与えている。
煮干の風味と醤油の香ばしさが一体となり、グッと引き寄せる旨さがある。

麺は「草むら商店」製の中細の縮れ麺。
ボリュームがあり、スープの表面よりも盛り上がって見える。
節系の濃厚な味わいのあるスープを絡め、多いのにすんなりと胃に収まってしまうのが不思議。

多めのメンマと、歯応えのあるチャーシューも味わい深い。
他の具は、三角に切られた海苔、ネギ、ナルト。

【掲載】2003年 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
 

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