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冷やしトマト麺+味付玉子【2010年9月】|むろや@新宿御苑前 このページは、「むろや@新宿御苑前(新宿区)」に掲載されているそれ以前の実食レポートです。 |
本日は「冷やしトマト麺」+味付玉子。9月19日(日)〜23日(木)秋分の日までの期間限定メニュー。 トマトの赤とパセリの緑色が鮮やか。赤と緑は、補色(色相環で正反対に位置する色の組み合わせ)の関係。一番目立つ2色の組み合わせに当たる。 麺の上に蒸し鶏のスライスを並べ、その上にカットトマトを盛り付け。仕上げに、ギャバン製のパセリ(オランダ芹)をたっぷり振りかけている。 アピオール(パセリ独特の芳香成分)による香りやクセは、思ったよりも強くはない。 最初に少しトマトを食べないと、麺を引き出すのが難しい。トマトは2種類。カットトマトとそれを和風ダシで煮たもの。生のものは爽やかな酸味、煮たものは甘味と旨味がぎっしりと詰まった美味しさ。トマトおでんがあるように、トマトをスープで煮るというのも一つのアイデア。これはナイス、そして旨い! 麺は中太の平打ちストレート麺。外側がソフトで、中心部分がしっかりとした歯応え。汁が良く絡み、ムッチリとした食感で美味しい。 麺を食べるごとに鼻孔をすり抜けるのは、海老の香ばしい風味。エビ油を上手に用いるのが“むろやスタイル”。鼻から海老油の強烈な風味、舌からトマトのグルタミン酸による旨味が波状攻撃をかける。 このメニューの主役がトマトなら、脇役は蒸し鶏。さっぱりとした味付けで、しっとりとした肉質。噛めば美味しさがジワジワと滲み出てきて美味。トッピングの味付玉子は、上品な味付けが施され、黄身がトロトロの半熟具合。近頃、色がついているのに味が付いていない味付玉子に出くわすことが多いが、これは正真正銘の味玉。 和食出身者ならでは、というアイデアや技の冴えを感じさせる一杯。 【掲載】2010年9月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
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